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2021年2月16日 (火)

ジェスタを作る気になってきた

黒い三連星用のカラーが揃ったので、何かこれで塗って作ろうと思っていたのだけど、当初予定していたゲルググキャノンが、

 どうやら結構古いキットで、ちょっと面倒かも知れない

あと、三連星カラーにするには「足の甲が黒」なのは発色の点でキビしいかな、と。
※僕が持ってるのはジョニーライデンカラーなのだ

そんなこんなで一時上がった「ゲルググ熱」
※デング熱みたい
が沈静化すると同時に、

 せっかく買ったのだからジェスタを作らねば!

と言う半ば使命感にも似た気持ちになってきた。

つかぶっちゃけ適当に塗って適当に作ったら、、、まぁ作らないよりはマシだから後悔はしないだろうけど、それでも人様に見せるのが前提になっている昨今、微妙な空気になるのは出来たら避けたい。

でも、なかなかコレと言ってしっくりくるイメージ、「塗装イメージ」が沸いてこず、一時は「ジェスタを三連星カラーに」と思った時もあったのだけど、元がブルーグレー系だから、そこまで差異がない。せっかくオリジナルにしても「え?どっか違う?」みたいな事にもなりかねない。それはそれで寂しい。

唐突に話が変わるが、

ガンプラ作りというのは、ある意味高校のバンド発表みたいなものだと思った。

みんなが知ってるバンドの有名な曲なら、誰に見せてもそれなりに評価対象になりうる。でも誰も知らない作品の誰も知らないメカでは、

 え?これってガンダム?

みたいな空気になりかねない。ガンダムだからみんなが善し悪しを語ってくれる。コアファイターだから褒めてくれるのだ。これがゼロテスターや、

 ジェスタではこうは行かない。
※「これってフレームアームズ?」などと訊いてくるような友人はひとりも居ないのだ

もう買ってしまったし、作らないのはもったいない。でも今頻繁にLINEさせてもらってる数人以外は、僕がどうジェスタを塗ってもピンとは来てくれまい。

 マイナーバンドのマイナーソングなのだ。ジェスタは。

ここで選択肢は二つ。

 ・作らない

 ・自分なりに納得のいく色で塗って作る

イメージを固めていって、「かっこいい」と自分で思える配色が見つかるなら、

 それは作ってもいいハズだ。

・・・昨日はずっとそれを考えていて、熟考の果てにそれなりの答えにたどり着くことが出来た。

実際これで塗ってホントにかっこよくなるかどうかはまだわからないけど、今日は暖かいし、体調もそこまで悪くない。

 手を付ける予定だ。

●ジェスタ配色案※簡単に変更する可能性有り

・Vマークはアイボリー、地色はMSパープル

・太ももと足の甲はライトグレーFS、他の明るい部分はMSパープル

・ヒザアーマーはジャーマングレー(以下グレー)。幸い別パーツだったから塗りやすい

・甲アーマーは濃紺(以下紺)。てか表面の大半は紺。爪先はグレー

・指は塗装しないか、溝だけアクリルフラットブラック

・エアダクトはメタルブラックに金のドライブラシ

・腰パイプヒザ裏パイプは、4アーティスト銅、根本金、腰の正面はメタルブラック

・手榴弾メタルブラック、銃もメタルブラックとフラットブラックを適当に

・胸部張り出しは思案。アイボリー?

・腰アーマー中央はグレー。後ろもグレー

・バーニアはシルバー。中は金

・ヒザ横のマイナスモールドの中は金。マイナスモールドは紺

・内部フレームが見える部分は全てフラットブラック

 そして、、、

 バイザーは、迷ったけどグランプリホワイトにレッド

これがある意味決め手となった。

全体的に三連星カラーで色を決めて行ったのだけど、そもそも元がブルーグレーだとイマイチピンと来ない。ともすれば、

 これって設定まんまだよね?

くらいのことを思われかねない。それは是が非でも避けたい。そんな感想に至るくらいなら作らない方がマシなのだ。
※特にセミグロスで仕上げていく場合。グロスの場合は塗料のツヤが際立つ分「塗った感」が出る

何か「オレ色」を出したいが、、、

ふと思って三連星用のRやゲルググ、ドムなどの色を見てみたら、、、

 ドムの顔って赤なんだ、、

もう完全に忘れ去っていた。なぜなら僕はドムがそんなに好きじゃないから。てかそもそも「紫」と言う色が、どうにも「浮いてる」気がしてたから。
※こないだ作ったFGザクはしっくり来てたけど

 赤を使うのは有りかも知れない。

ゲルググにもザクにも赤は使われていない。でも、

 1年戦争でガイア達が乗ったモビルスーツは100%の確率で赤が使われている。
 ※なぜならドムしか乗ってないから!

そこから、バイザーを赤くし、さらに体の各部にあるバーニア?エアダクト?の周りもワンポイントの赤に。
※「1」ポイントではないのだが

これで一気にオリジナル色が強まったが、さらに思案したのは、

 この顔って、そのまま使うか?

・・・塗っちゃ、ダメかな、、、

バイザーはクリアオレンジ。さらに内部には市販のLEDユニットを仕込むための無色クリアのパーツがあり、パッと見光らせなくてもイイ感じにメカメカらしさがある面構え。

 だがしかし、コレに乗るのはガイア。

・・・モノアイにしちゃおかな

ただ、そこにH-EYESをどうがんばっても無改造で入れ込むことは難しそうに見えた。内部に入れたら見えなくなるし、外に貼ったら「局面に平面を貼る」形になって浮いてしまう。

 塗っちゃうかな、、、

正直どうなるか全くわからない。大きく失敗してしまう、つまり、

 作っても人様にお見せできなくなってしまう

可能性もはらみつつ、こないだ買った水性の蛍光ピンクで「丸」を描き、周りをアクリルのフラットブラックで、

 塗っちゃった!

まぁどちらも水性だから、アクリルの溶剤で溶かせるはず。最悪やり直しも視野に入れつつ、、、

 ランナー状態で概ね塗装終了。

感想は、

 MGめんどくせぇ!

パーツが多いと言う点では、もちろんアンリーシュドの方が全然多い。しかし、アンリーシュドは順番に内部から組み上げていく「ステップ制」だったので、

 ガワだけ塗るつもりだった僕としては、「塗る塗らない」の区別が凄くしやすかった。

しかしジェスタはそうじゃない。どのパーツがどこに使われているか、デザイン的な「刷り込み」も薄く、ぶっちゃけよく覚えてないしわからない。

 一応主だったところは塗ったつもりだけど、作る過程でちょいちょい塗り忘れパーツが出てきそう。

・・・

これを買った時は、「1/144はパーツが小さくて大変そう」という理由でMG中心に探していた。でも実際FGガンダムやザクを塗り分けたことで、

 パーツの小ささその物は、そこまでハードルになり得ない

ことを学び、そしてこのMGで、

 「生産性の低さ」を学んだ。

結局塗らないパーツ≒見えないパーツ。でも内部をしっかり作ってる分、「塗るパーツであっても分割がとても多くなってしまっている」。

 要は面倒だった。

冷静に考えて、手持ち積みプラより新しいキットであるので、「積みプラMG」から作って、後回しにした挙げ句作らない、何てことになったら、

 コスト的にも相当もったいない。

そう考えたら、比較的高額なコレから手を付けたのは、まぁ良かったかなと思った。

あとは、塗料が乾くのを待ちつつ、適当にニッパーで切って、ゲートを適当にリタッチしつつ、塗り残しをフォローしつつ形にすればいいかな、と。

 ぶっちゃけ220円のFGザクより4268円のジェスタのが気合いが乗ってない

ってのはもったいないとも思うけど、こればっかりはしょうがない。買うタイミングと作るタイミングで、環境やテンションが全然違ってしまうのだからな。

・・・

●サイズやシリーズによる価値の差

最近中古新品問わず、実店舗ネット問わず、いろんなところでガンプラの価格をチェックする。もちろん僕が過去に買ったり作ったものも含めてなのだけど、

 一番重要なのは、「満足価格」であることだな、と。

安ければ安いほどいいのは当然ではあるものの、では「安いだけ」が全てなのかと言えばそんなことは断じてない。

 右足がない組み立て済みのPGエクシアが15000円で売ってても、それは一切魅力が無い。

てか「15000円どころか1500円であっても」、それを買って満足出来るとも思えない。スタンドがないと立つことすら出来ないのだ。

重要なのは「満足度」であり、それは往々にして自らのスタンス、テンション、気合いにも影響を受ける。欲しくて欲しくてしょうがなかったものが、奇跡的に手に入って、気合いも入りまくり、一気に作ってみんなからいいねと言われれば、

 そんなものは例え3万が5万でもきっと満足したに違いない。

もちろん中には「買うだけ」で満足することもあると思う。ずっと昔に廃番になって、未組み立て品は絶対手に入らないと思ってた物とかなら、

 手に入ったとてもったいなくて作れないかも知れない。

でもその「手に入ったこと」が強烈な満足に繋がるのなら、それはそれで何の問題もないのだ。

 PGアンリーシュドのガンダムは、その点において「強烈なハイコストパフォーマンス」を実現したキットだったと思う。

実際の価格が高いから、「安い」という印象を抱きにくいとは思うけど、「満足にこそ価値がある」ことを理解納得すれば、やっぱりコストパフォーマンスの高いキットとしか言いようがない。

そう言う意味では、FGのガンダム、ザクも際だって満足の高い娯楽だった。FGのガンダムは未だにランナーのままだが、これに関しては、

 あえて作らないことで、スタイルやルックスのさらに良いエントリーグレード(EG)のガンダムと比較せずに済んでいる

と言う点もある。組み上げる前の「顔」は、「塗り分けの善し悪し」にウェイトが置かれる。だから、少しヒサシで目が隠れるくらいの角度が一番かっこよかったとしても、ランナー故にポーズを取ることがなく、「違う土俵」で勝負出来るのだ。
※凄くわかりにくい話だけど

もちろんEGガンダムも素晴らしい。塗り分け、可動、価格、プロポーション、、、ほぼ全てのファクターにおいてハイバリューハイコストパフォーマンス。「塗らなくてもキレイに仕上がる」EGと、「塗ることで大きな満足感が得られる」FGは、作り手によって大きく前者を評価するだろうことも、まぁ間違いないだろう。

 僕はむしろ後者の方が満足感が高かったけどね。

そんなことを考えながら、今後どんなプラモを買っていくかと思ったら、

 まさに昨日届いたメガサイズユニコーンは、その条件に合致する逸品だったと再認識した。

割引率、所有欲、プロポーション、塗る楽しさも味わえるし、何より内部とか無いから面倒じゃなくていい。大きいことがマイナスになる人、動くことに価値を見いだす人にはマストとは言えないかも知れないが、

 今の僕には可動とかむしろ面倒ってことにFGザクで気付いた。

動かせるなら動かさなきゃ損みたいな感覚。もうマジでガチでアンリーシュドの指が固定で良かったと思ってる。メガユニの指も固定だ。
※ジェスタの指が動くことにイラ立ちを覚えるレベル。動く指はとにかく塗りづらい。まぁいくつも作らなくていいメリットはあるけど

つまり何が言いたいかというと、

 今後は「中身がスカスカのキット」を作っていきたいかな、って話。

素立ちがかっこよければそれで十分。

 MGよりHG。PGよりメガサイズのがソソられそうって話。

ちなみに、現在DMMでは「リボーンワンハンドレッド」と「メガサイズ」の販売品は一つもない。ここは他と違ってプレミアがない分品揃えが悪いが、その分安心感が高い。割引率は商品によってマチマチではあるものの、かなり先の予約販売もしていて、

 凄く誠実さを感じる。

ともかく、買うなら、その価格に見合う内容であれ!って話だよな。

・・・

具体的にサイズによってどのくらいが適正、許容範囲なのか。

・1/144 ~2000円

・1/100 ~4000円

・1/60 ~15000円

ざっくりこんな感じかな~。てか考えてみて書いてみてあらためてFG、EG、こないだ買った3.0ガンダムの異質さに気付いた。てか、

 これは僕の中で上限に近い。

もちろんνガンダムやシナンジュ、サザビーなど、特別高額なアイテムもあるし、リアルグレードはこの価格に収まるものはほぼ無い。

 でも、そう言うのはたぶんもう満足出来ないのだろうな、と。

もちろん「メガサイズνガンダム」とか出るなら話は変わってくるけど、、、

 どうがんばっても発売日に買える気がしないわ。

もちろんこの価格は「欲しい物」である前提条件もある。いくら安くてもガンダムヘビーアームズは欲しくはない。逆に言えば、

 さほど欲しくないけど、この価格ならそこそこ許せる

となれば、、、

・1/144 ~800円

・1/100 ~2000円

現行のキットでこの価格帯に収まるものは「組み立て済み」しかたぶん無い。
※それこそ今回買ったHGズゴックくらい
がしかし、「組み立て済み」であっても、未塗装でシールやデカールも貼ってない、接着剤も使われていない、その上で僕が欲しいものであるなら、十分選択肢になり得るな、と思った。

 今のガンプラの市場価格(※ヤフオクメルカリ含め)から考えると、かなり高いハードルではある。

でもだがしかし、「そのくらいのハードルを越えてくる物」であるからこそ「満足出来る」とも言える。バンダイが今後どういった商品を企画しているのかわからないけど、

・FG
・EG
・PGU
・メガサイズ※条件付

この四つのラインナップは、たぶんハズレ無いだろうなって思ったわ。
※メガサイズは「かっこいいかどうか」がポイントかな

つか今回のアンリーシュド騒ぎを鑑みると、第二弾の「買えなさ」はハンパ無いだろうな~。発売予定が立つ前から予約させて貰えまいか!

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