« プラモのことを考える毎日 | トップページ | つれづれに »

2021年2月 9日 (火)

コードネームUNCLE

いや~面白かった!いや、決して凄く面白かったとか10点付けるとかそう言うたぐいの「傑作」ではなく「最高の暇つぶし」って感じ。

 クリス評価は★★★☆

主演のアーミー・ハマーは聞いたことがなく、でも見始めて早々に、

 あ、スーパーマン!

えっと、、、うんと、、、そう!ヘンリー・カヴィル!ヒロインの女の子は見たことあるような気もするけど、、、思い出せないなぁ。監督のガイ・リッチーも聞いたことあるけど作品は全く思い出せない、、、

くらいの温度で見始めたのだけど、いやいやこれがなかなか。

 素晴らしく肩の力が抜けた、僕好みの「商品」だった。

てか、実際はあとから調べたら大赤字だったらしく、アーミー・ハマーが続編を熱望してても実像を結びそうにないのも大いに残念なのだけど、

 もし続編やるなら、映画館行ってもいいよ?
 ※ただし同じキャストね

くらい楽しかった。

あらすじとしては、米ソの冷戦時代に、それぞれのエージェント、つまりスパイが手を組んで新開発の核爆弾の設計図やら博士やらを連れ出そうと言う話。ちなみに博士の娘がヒロイン。

時代が時代だけあって、決して007やミッションインポッシブルのような秘密道具は出てこないし、ブラッカイマーでもマイケル・ベイでもないからカーチェイスもほぼ無い。ステゴロも味付け程度で、

 だったら何が良かったの?

って思うかもだけど、、、

 とにかく主演の二人が最高にかっこええ!

nori君に勧められた「愛の不時着」も相当主人公がかっこよかったらしかったけど、ぶっちゃけそっちは、

 その主人公が出てくるまで見てられなかった
※耐えられなかった

てか、やっぱ韓国映画は自分と相性が悪いと言うか、

 単純にハリウッド映画が好きなんだなぁとあらためて実感。

プレイボーイで金庫を開けたりスリをしたりのカヴィルは、身長185cmでスーパーマンとしては正直背が低いと思ってたけど、今回相方のアーミー・ハマーの身長が196cmってこともあって、さらに小柄に見える。

 でもだがそれで全く問題なし!むしろ「プレイボーイであることに説得力があるトム・クルーズ」という感じ。

元々はトムがやるらしかったけど、それも妙に納得しつつ、でもトムではここまで「女好き感」は出せないだろうな~と。トムってほら、イノセントな雰囲気あるし。てか、

 それまであんま好きじゃなかったカヴィルのことが、この作品で大好きになったほど。

そして相方のアーミー・ハマーは一応ロシアKGBのスパイという設定だけど、どちらかというと肉体派で足も速く、スパイとしては不適正な感情的になっちゃう人。でもそれらを全て引っくるめて、

 二人のかみ合う感じがメチャ心地よく、しっくり行きまくり。

マイナスの溜めは一切無く、途中二度ほど音楽が流れるシーンで「尺が長すぎ」と思ったところがあったけど、
※映画音楽自体は全体的にかなり雰囲気があって良い

 たぶんいつ見ても楽しめただろうな、と。こういう映画なら何本でも見たいわ、と。

そんなイイ感じの映画だった。

ところどころで「妙にお金掛けてるなぁ」ってシーンがあって、確かに赤字になるのも頷ける感じではあったけど、それがあったからこそ全体的にチープな印象がなく、絵作りも撮れ高もしっかりキープ。見ていて何度も「かっけーなぁ!」と声を出してしまったほど。

逆に残念だったのは、もう少しわかりやすい映像にしてくれてもよかったのでは?と思ったところが散見された点。画面内に複数のカットを平行して映すシーンも、正直そこまで意味があったとは思えなかったり、ちょっとしたヒネリのネタバラシも、僕の理解力では一発でスッとわからなかったり。

 まぁ全体的に見たら大したことじゃない。

あ、でもあるところで手に入れた「ある物」にほとんど意味がなかったとか、ある人に「隙間を埋める物」とか思わせぶりなことを言った割に、それが何なのか全然わからなかったことなんかは、やや「甘さ」というか「緩さ」みたいなのを感じたかな。十分楽しくて大好きな映画だけど、そう言う細かなところのツメが、ミッションインポッシブルゴーストプロトコルやナイト&デイまで届いてないなぁと。

ヒロインもそれなりにかわいくて魅力的ではあったけど、この二人の主人公に比肩しうるか、と問われたら、正直一枚落ちる感じ。嫌いじゃないけど、最適解じゃなかったような、、、。

 そのくらい主人公二人が良すぎたって感じ。

いやしかしともすればジュード・ロウとトム・クルーズ辺りがやりそうな役ではあったけど、アーミー・ハマーとヘンリー・カヴィルでホント良かった。10点を期待して見たら間違いなく裏切られると思うけど、

 気楽に見れるスパイ映画、なんか無いかな~

くらいの気持ちで向き合えば、十分その期待に答えてくれる映画だったと思うな。てかマジで続編作って欲しいな~。二人とも超良かったわ。

|

« プラモのことを考える毎日 | トップページ | つれづれに »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« プラモのことを考える毎日 | トップページ | つれづれに »