ドムを買った
3/26はHGドムの再販日。調べると発売は2006年頃だったらしく、そんな前の商品を今でもやっきになって欲しがるこの業界に、いささか畏敬の念を抱く。みんながそんなに欲しがるならもっと作ればいいのに。
定価は1870円。つまり税抜1700円で、DMMで買えれば26%OFF。界隈最安値のジョーシンやエディオンなら20%OFF、零式書店は物次第で値段が違う気がする。タムタムは10%OFF、ハッピーストークは物次第、メガドンキは20%OFFだったと思うが、まず入らない。
友人Tから「タムタムで店頭に出てなかったが奥から出して貰えた」との報告。ついでにアンリーシュドも2コあったと。アンリーシュドに関しては前述の割引率対象外。たぶん定価。
すっかり発売日を忘れていたので軽く慌てつつ、ジョーシンにTEL。
5、6個入りましたが売り切れました
だよね~。てか先月のザクやガンダム関連が大量にあふれかえっていたので、今回も余裕で買えるんじゃないの?みたいな甘い予想を大きく裏切る展開。バンダイの生産見込みの甘さを感じざるを得ない。
てかamazonとか3500円くらいになってるし。
知らない人はそれが定価だと思ってしまうんじゃないかと心配になったり。てかまぁ今HGのドムを欲しがる層にそんな素人が居るとも思えないか。
軽い逡巡の後、トヨカワホビーに問い合わせ。ここは以前からHGの品揃えが厚く、もし入荷しているなら残っていると期待したのだが、、、
まんまとあった!
取り置きして貰い、閉店後に来店。無事購入。価格は1590円。つまり15%OFF。結構安く買えた。ありがとうホビー。
ちなみにホビーには、HGのゲルググやグフ、ハイゴッグほか、メガサイズユニコーンも在籍中。意外と言っては失礼だが、結構穴場だ。
ちなみにホビーは、以前からツール類やミニ四駆、ラジコン系のパーツも充実。スンゲェ迷ってスルーしたのが、
スピンブレード関連。
「スピンブレード」と言っても別にベイブレードとは関係ない。ピンバイスに差して使う、
「円形モールド」を彫る為の道具だ。
別に僕はクラフタさんのように、タガネやら何やらを使ってプラモのディティールを増やしたい欲があるわけではない。プラ板貼ったり、ガイドテープを貼りつつスジ彫りを増やしたりしたいと思うこともない。てかスジ彫りに関しては減らしたいくらいだ。
しかし、円形モールド、凹状で、底面が水平になっている円形の彫り込みは、
スワロフスキーを貼るのに誠にちょうど良い。
何も無い平面に貼ることも出来るが、それ用の穴があれば間違いなく「しっくりさ」が増すだろう。
しかしこれが結構お高いのだ。
ホビーは全て税抜表示。
・スピンブレード 1.6mm、1.7mm、1.8mm、1.9mm 4本パックで2000円+税
これだけでも大概高いが、これを使うには「3mm用のピンバイス」が必要になる。
・0.3~3.2mm用ピンバイス 1360円
スピンブレードは言ってみれば刃の付いたマイナスドライバーみたいなものなので、「下穴」を開ける必要もある。つまり、使いたい大きさのスワロに合わせた「ドリル刃」も必要。
・ドリル刃単品 1.5mm、1.8mm 各290円
さらに、せっかくピンバイスを買うなら、当然他の大きさの穴も開けたくなる。以前から買おうか迷ってたわけで、これを機に揃えたくなるのは当然の流れだろう。
・ドリル刃4本セット 1180円
ちなみに、スピンブレードとは別に「ビットブレード」というのもある。こちらは5本セットで2700円とさらにお高いが、本数が1本多いと思えば大差無い気もする。こちらは先が彫刻刀のようにさらに鋭利で、削るのに使う。スピンブレードと比べると「強度もある」らしく、ただ片面なのでスピンブレードのような使い方はしづらいのだそう。
うーむ。
ともかく、ビットブレードを除いても、全て揃えるとなると、、、
(2000+1360+290+290+1180)*1.1=5632円!
税込でこんなにしてしまう。ドリル刃詰め合わせを買わないにしても4000円は超える。
うーむ。
・・・とりあえず彫らずに貼るか。
いつまでもあると思うなスピンブレードだけども、、、。
ちなみに、失速した理由はもうひとつある。
スワロフスキーは大きさや形状の精度がそこまで高くない。最小のss3サイズで1.35~1.4mm。ss5で1.7~1.9mmだ。だからせっかく穴を開けても、もしかしたら「ハマらない」可能性も無くはない。もちろんもっと大きい穴を開けるサイズを持っていればいいが、
0.1mm刻みでそれら全てを揃え、さらに1コ1コに合わせて穴を開けるまで考えたら、、、現実的とは思えないかな、と。
さっきも書いたけど、別に直接貼っても死ぬわけではない。多少「しっくりさ」が変わるだけだ。、、、多少ではないかも知れないから迷ってるわけだがな。
てかこういう時大金持ちだったら、
店ごと売ってくれ!
とか言ったりするんだろうか<たぶんしない。
●ドムに関して
最初は、いつもの「三連星カラー」で塗って、買ったその日に一気に仕上げてしまおうかとも思ったのだけど、半ば捨て鉢、半ば勢いだけで組んだ結果、微妙な気持ちになるケースには、枚挙にいとまがない。
さすがに直近で作っているユニコーンほど気合いは入らないものの、それでもせっかく作るのなら、「何らかのステップアップ」をしたいし、
※それがプレッシャーになりすぎるのもどうかと思うけど
友人界隈で「かっこいいじゃん!」と言って貰いたいのだ。
何より自分が「うーむ。いいね」と思えるものが作りたい。自分の人生。残りは少ない。より有意義に消費しなければ。
HGドムの人気は高く、amazonのレビューでも「HG最高」の呼び声もある。古いキットなので金型が劣化してハメが甘いところも無くはないみたいだが、目立った合わせ目は上腕と武器類くらいで、モノアイも可動したりクリアパーツのモノアイシールドが付いていたりする。
最低限決まっているのは「全塗装」することだが、その中には「脚部と腰部スカート内部」の塗装も含まれる。そのパーツは黒だったり薄紫だったりするが、説明書ではハルレッド系の色で塗装されていた。
黒地に乗る色で、違和感がなく、ドムにも似合う、、、そもそもドムをどう塗るかが定まっていないではないか!
ドムの作例は、歴史もあるし人気もある故に非常に多く、今更どう塗ったところでそこまで個性が出せる「隙」があるとも思えない。マーキングでラインを入れてる人も多いし、キャンディ塗装でド派手にしてる人、迷彩で塗ってる人、シャア専用も余裕で製品化されている。
が故に、オーソドックスなカラーで塗るのもワンチャンあるかと思った。
ただ、それでも個性を打ち出すとなると、、、
・関節や足の甲、肩のグレー部分、指など、各所で塗り分けられてない部分を「オレ色に染める」
・迷彩、、はムリでも、地色を2色もしくは3色に塗ってみる
・ヒサシをパテとかで盛って「伸ばしてとがらせたりする」
・目を光らせる<小さいから大変そうだけど or目をスワロにする<既にやってる人が居る
・パーツの境目にマスキングして、赤などで差し色を入れる
とにもかくにも、パッと見た瞬間のインパクトが重要。「ドムであることを捨てず」に、「ドムらしいかっこよさがマシマシ」になるような、、、
言うのは簡単だわな。
ホント、どんなドムを考えても、既に誰かが似通った物を作ってそうな不安?がよぎる。いきなり話を飛ばすが、
プリンス自動車で、スカイラインを作った男が口にした、
「クオンタムジャンプ」=発想の飛躍
が必要なのだと思う。我ながらえらく風呂敷広げたなぁとも思うけど、個性とは即ち可能性だ。自分の可能性を自分で狭めてはダメだ。自分で「ニヤリ」と出来るプラモを作りたいし、それが出来てこそ「自己満足」に繋がる。そしてそれは、
今既に勝負は始まっている。
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