ユニコーン~その5くらい?~
プライベートの9割が占有されている以上、触れざるを得ない。レス放置しちゃって申し訳ない。だってエクスヴィアスはあまりにも新キャラが出なさ過ぎて、どうもこうもないんだもの。これで良く続けてられると我ながら思うよ。
いくらアプローチしても一切振り向いて貰えないまま5年くらい経過してる片思い
みたいな状況。普通はさっさと身を引くだろ、みたいな。
まぁそれはともかく、昨晩も、
8時半から2時半まで※休憩30分
5時間以上塗って塗って塗りまくった。
※あと少しヤスリ掛けした
前にも触れたかもけど、このメガサイズユニコーンガンダムは、決して発売間も無いわけじゃない。てか、今ガンプラを取り巻く環境は、普段から馴染みのあるゲームと比べると、かなり異質に思える。発売直後が一番価値がある、、、と言うわけでもなく、かといって古ければ古いほど高値になる、、、わけでもない。人気があれば価値が上がるかと思えば、サクッと再販されたりもするし、再販されても一瞬で予約分は埋め尽くされたりする。一部を除いて新作に特別なプレミアが付いてるようにも見えないので、全て転売ヤーが予約入れてるわけでもないだろう。
コンピュータゲームの世界だと、5年、10年すればハードウェアのアーキテクチャが進化して、画面に表示されるキャラのディティールやらゲーム性やらが複雑になったり高速になったりするが、プラモの場合、そこまで劇的に変わったりはしない。まぁ「進化しないわけじゃない」ので、40年前と比べたらもちろん変わってはいるのだけど、
40年前のゲームと今のゲームを比較するほどは変わってない。
そう大したことじゃないけど、ファミコンが生まれたのは1982年頃。ガンダムは1976年。その差6年ほどは、40年も経つと割と大差無いことに気付くと同時に、
どちらもジャストミート世代だった1970年生まれが、ちょっぴり誇らしく思えたりする。
当時高校生であればプラモはそこまで触れなかっただろうし、当時幼稚園であれば、ファミコンよりスーファミ世代になると思うし。
ともかく、結構昔のキットであっても、今普通に定価前後で売れていると言うのは、プラモというのはなかなか面白い娯楽なのかもな~と思う。特例にはなってしまうかもだけど、300円で買って作れるキットが今も普通に売ってるんだから。プラカラーだってポイントやら税やらを込みで考えたら、そんなに値上がりもしてないし。
一方でとんでもない高値のものもあるんだけどさ。
ともかく、そんな品物側の変化・進化ほどは、作り手、つまり僕自身の技術は変わらない。性格も変わらない。道具は進化してても、使ってる人が変わらなければ出力されるものはそう変わらないのだ。
昨日何かプラモで交流出来るサイトが無いかな~とネットをウロウロしてたら、「凄く上手い人の作品を見てどう思うか」って話があった。
・発憤して「オレもがんばろ!」と思う
・あまりの実力差に落胆して「もうプラモから足を洗おう」と思う
書き手は前者。そしてその友人が後者だったという。
ふと自分を振り返ってみると、割とそのどちらでもないことに気付く。
・オレはオレだし
ヤフオクやMG(画像プラモSNS)、メルカリを見れば、これでもかという数の完成品がアップされている。もちろん雑誌にも毎月素晴らしく上手い作品がアップされているけど、決してそのどれもが超絶技巧で遙かな高みから見下ろしてるような作品ばかりじゃない。てか、極端な話、
自分の作った目の前にあるプラモより、手放しでかっこいいと思える作例は、その中の1割にも満たない。
これは決して僕の実力が上位1割に居ると言う意味では無い。単純に「好みの問題」なのだ。人に寄っては「白に青」という配色が好きかも知れないが、僕は好きじゃない。Hiνガンダムの配色を見る度に、「上手いけど嫌い」と思うし、ユニコーンペルフェクティビリティも、どうもしっくり来ない。
汚しに関しても、上手いとは思うけどプラ地を活かした塗装は特に惹かれないし、全体でいくら掛かってるかわからないほど金属パーツやらディティールアップパーツやらがちりばめられた作品も、「凄いしかっこいい」とは思うけど、自分で作れるとも目指そうとも思わない。これは店先にあるエアブラシで丁寧に仕上げられた作品に関しても言える。
思えば、小中学生の頃のプラモ雑誌の作例でも、全部が全部「フック」したわけじゃない。具体的に言えば、MAX渡辺の作品より、揚田幸夫の作品の方が好きだった。キレイであることより、なんだろ、「勢いがある感じ」が好きだったし、僕が目指す方向はこっちだな~なんて思ってた。
※今の渡辺氏の作ったグフは凄くスゲェと思ったけど
・・・
今のプラモ作りって、どこかに正解があるかのようなレシピが多い気がする。メタリックで塗るなら下地をしっかり処理して、ガイアのアルティメットブラックか、Mr.のウイノーブラックを吹き、さらにメタリックカラーも4回とかに分けて、しっかり乾かしながら塗る。そして最後はトップコート。
そりゃそうやって作った物が10万円とかで売れるなら、それもまたいいだろうと思うし、ちょっと心も揺れる。でも現状、これだけ「プレミアを含めプラモの価格が上がってる」と言うことは、それだけ裾野が広く、「作られる品数」も多いと言う事。10年前に20万円だったものは、たぶん今5万円とかだと思うし、その頃2万円だったものは、たぶん2500円とかでもすぐには売れなくなってる。プラモの商品代金や材料費ウンヌンを全て回収出来るレベルの商品クオリティを目指そうと思ったら、
その道のプロになるしか道はないのではないか
と思う。
もちろんプロになるためにがんばる必要はないし、「楽しく」作れればそれが何より重要だと思う。プロになってお客様のリクエスト通りに作り、対価を得たとしても、そこに楽しさが無ければ、何か自分が目指すプラモとは違う気がするし。
結局何が言いたいかと言えば、「ここだけは譲れない」というトコロ、「優先順位」を明確にして取捨選択をしていきたいという話だ。
昨夜塗った「ユニコーンガンダムの肩」は、以前見た作例で「派手に合わせ目が出てた箇所」。「ここだけは消したいよなぁ」と思って、流し込み接着剤とヤスリ、400、800、1200番を使って合わせ目を消したのだけど、
残念なことにそこに一緒にあったモールドまでほぼ埋もれてしまった。
・・・でもまぁいいかなと思う。
モールドが埋もれることと、合わせ目が目立ちまくることだったら、後者の方が気になる。ならばそちらを優先すればいい。
ズゴックのモノアイカバーをガリガリに削ったことで、近くで見るととんでもなく不格好になってしまっている。でもクリアでキレイなモノアイを貼ることで、パッと見の印象はすこぶる良い。僕には違和感がないほど丁寧な処理や作業は出来ないし、ぶっちゃけてしまえば、
肩の合わせ目さえ消せば、僕のズゴックはほぼほぼ完璧だろ、と自画自賛したいくらいだ。
手抜きと言えば、ユニコーンの塗装でも、「ここはほぼ見えないから塗らない」とか、「ここはほぼ見えないからムラだらけでも平気」とか、「ここは後ろ姿だから汚くてもいい」とかそんなんばっかだ。
あんまプラモをディスプレイするのに後ろ姿を見せてる人って居ないと思うし、極論後ろ姿は一切塗らなくてもいいんじゃないかとすら思う。前も書いたけど。
一方で、色味のバランスで今回は「色と色のコントラストを抑えめに」、淡い感じで進めてきているので、あまりきつめの黒は使いたくないかなぁとか、使うなら極々狭いポイントにしようとか、
ココとココは完全にパネルが分かれてるから違う色にしようかな、とか。
アンリーシュドを作った人ならわかると思うけど、アレはかなりの割合で「パネルごとに色分けされてる」。濃い白と薄い白、濃い赤と薄い赤。青もグレーも銀も金も、大きなプラモであるがゆえの情報量増加を意図してか、
結構細かく色分けされている。
そう言うのって、小さいプラモだとなかなか難しい。さらに言えば、
ネットの作例ではほとんど見られない。
※無いとは言わないけど
「オレ色」を出そうと思ったら、あとせっかくのメガサイズならば、さらに言えばメガサイズのガンダムはそうしたパネルラインを極力抑えたシンプルな造形を売りにしてたけど、ユニコーンには「シェーディングモールド」という「深めのスジ彫り」がされてたりする。つまり、
色分けして塗装するのに、とっても好都合なプラモになっている。
「パーツ毎に色分けする」のは、昔のプラモではあり得なかったけど今のプラモではほぼほぼ完璧なレベルまで昇華されている。「多少のシールで設定通りの色に仕上がるのがプラモ」と言う認識の人も居ると思うし、MGやPGはさらにそのレベルが加速してる気がする。
でも、面白いのはこれが「メガサイズ」という、「細かなパーツ分割とかいいから」と言う、「巨大なHG」とも呼ばれる「簡易構造」のモデルである点。つまり、
1/48と言う巨大な大きさでありながら、1/144のような小さなモデルに割くような手間を受け入れる「受け皿」なのだ。
それを、この3、4日塗り続けていて凄く感じた。何つか、全部ではないにしても、「色分けしやすい」。モールドが深くて多くて、「元々のカラーがほぼ白一色なのがもったいない」と思えるほど。
まぁ元々白一色だったからこそ、ここまで細かなディティールを入れられたのかも知れないけど。
※色まで分けたらアニメーターが大変だから
・・・
こないだの休みにガッツリ塗ったつもりだったけど、あれから結構塗ってても全然まだ終わりが見えない。「折り返しくらいかな」って書いたのは、
どうやら2割くらいだった模様。
てか、パーツによっては「気分次第で重ね塗り」するところや「ムラを抑える為の2度塗り3度塗り」するところもあるわけで、
相変わらず一切手を付けてないサイコフレームのことを考えると、、、
、、、まだまだ楽しませて貰えそうだな!と思う。笑
ちなみに昨晩塗ったのは、、、
・足裏
・濃いグレーと薄いグレーで、ウエスト、一部内部メカ、腰、一部パーツ裏、肩、一部塗り分け
そう大したことはしてない。てか、
仕事終わり風呂も入らずに作業に入ると、足が臭くてかなわん。
でも風呂入ると一気に眠くなるし。まぁそれはともかく。
てか平日2時過ぎまで塗ってると、
、、、うーーーーーっ!もう限界だ!さすがに疲れた!
って時が来る。いつもは区切りがいいところ、例えば「もうこの色で塗るとこは無い(と思う)」と言うタイミングで終えるのだけど、昨夜は、
あと(右は塗って)左側があるけど、ムリ!
って感じで筆を洗ったのだけど、
これが、
なかなか、、、
悪くないかも知れない。
凄く中途半端ではあるけど、だからこそ「今日その続きをスンゲェ塗りたい」。つまり、
「中途半端なことがモチベーターになった」。
どこを塗るのかは完全に把握出来ているし、気温もそこまで低く無い。「初速を高める」為のコツの一つとして、有りかも知れないな。
・・・
こないだ買った新しい筆をおろしたのだけど、思ったより筆先の毛が堅く、細い方(R-4)だったからか、「筆に塗料が含まれない」。
丸筆で先が細いタイプは、平筆と比べて含まれる塗料が少なく、広い面積を塗るにはやや不向き。ただ、それでも筆先が細いメリットの方が大きいし、パーツの凹みを塗るには最低限の細さは不可欠になるので、、、って、
まぁいろいろ使って慣れて行くしかないかな、とも。
てか100均で買った書道筆を愛用しまくってたのだけど、だんだん筆先がバラけてきて、「これってハサミで整えちゃダメなもんかな」と揺れたり。まぁ捨てるよりはやっちゃっていいとも思うけど、切れば切った分「毛の一本一本は太くなる」と思うので、慎重にやりたいかな。
●次の休みに買う予定
・ダイソー
LR41ボタン電池2個入り、スマホに書き込みやすいタッチペン、彫刻刀、愛用の書道筆2本追加、白と黒の下敷き※色見本作り用、絶縁テープ、ハンダごてと糸ハンダ、エナメル線?、電池ボックス?、瞬間接着剤、試し塗りに使えるパレット、金属ビーズ※ホームセンターも行く、ラピーテープ※メッキみたいな装飾テープ、先が角になってるキリ
・ジョーシンとか
FGシャアザク、幅2mmのマスキングテープ、曲線用マスキングテープ、メタルカラー※磨くタイプ
・タケウチ電子
LED、抵抗、電池ボックス?、エナメル線?、トグルスイッチ
・トヨカワホビー
けがき。今回合わせ目消した時にモールドも埋めちゃったのが嫌で、「これを削り出す道具があればいいのに」と思ったので。ただ値段は2000円近くしたとは思う。
・ムラタ模型
水曜定休なので、火曜に行こう!と。
・・・
てかいよいよ「何でこんなものがプラモに?」って物が増えてきてるけど、特に欲しいプラモがあるわけでもないし、
※「特に」でなければ、HGのジオング、ゾック、ドム辺りは欲しいけど、まぁ売ってないだろうね。ジオングは今になって、、
そう言えばジオングって武器も盾もない!
ってことに気付いて、俄然欲しくなってきた。ズゴックEとかハイゴッグも悪くはないけど、ぶっちゃけこの二つは「旧キットからして凄く出来が良かった」ので、特にHG版に心が揺れたりしない。あとDMMにあったと思うし。
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とにかく今はユニコーンを完成させることが最優先事項。楽しくて充実してて、作業をすればしただけ確実に完成が近づいてくる感じも悪くない。
ずっと作業してるとヒザ関節が動かなくなるから、別段「ずっと作り続けたいわけじゃない」。平日の夜ちょっとだけ(「ちょっと」には個人差がございます)やるのが、案外性に合ってるのかも知れない。
てか大きくてスカスカのプラモ最高。RE100のナイチンゲールとかフラッと売ってないかな~<ナイナイ
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コメント
クリスさん、皆さん、おはようございます。
プラモ狂四郎のような未来はまだまだ先ですかね(^^;
投稿: KC | 2021年3月11日 (木) 08時48分
僕の世代だとプラレス三四郎の方がワクワクは上でしたが、どちらにしても生きて間は無理、、、かなって思ったあとで、「VRならあり得そう」と思ったり。てかもう作っていそうですね!
投稿: クリス | 2021年3月12日 (金) 00時29分
おぉ、じゅうおうまる!
投稿: KC | 2021年3月15日 (月) 08時46分
チャンピオンとボンボンでは、多少なりチャンピオンのが対象年齢が上だったってこともあるかも。てか単純にデザインがかっこよかったってのもありますね。エイリアンみたいな相手とか。画像探しても見つからなかったのでご紹介出来ませんが。笑
投稿: クリス | 2021年3月16日 (火) 01時10分