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2021年4月 5日 (月)

ユニコーン~その15~

先週は定休が潰れて、実質13連続出勤。加えて花粉症なのか頭痛や眼精疲労に見舞われ、体調も芳しいとは言えない状況であった。

ずっと手を入れてきたユニコーンガンダムも塗装せずスワロフスキーを貼るだけの毎日で、満足感や「恍惚感」は増すものの、実質プラモ作りらしいことはしてこなかった。

で、久々昨夜は「らしいこと」をしたわけだけど、

 その反動か、さらに今日は体調が崩れた感じ。

明日は久々の休みで、プラモ片手に屋外での撮影に臨もうかと思っていたのだけど、これではあまり遠出も出来まい。かなり完成に近づきつつあるので、イイ感じの写真が撮れたらいいな、と思うのだけども。

●前腕

足に関しては、先日思う存分スワロを貼りまくったのでかなり充実し、物足りなさは消えたと言っていい。背面から見るとまだまだではあるものの、ひざの丸モールドがとにかく豪勢になったことで、「見せ場」も作ることが出来た。

しかし前腕や二の腕に関しては、正直どうもしっくりする着地が見つからず、スワロを貼るにしても透明のキラキラしたやつなのか、それとも不透明のメタリックな鋲なのか。余ってるデカールを貼ってもいいけど、自分的にあんまデカール好きじゃないし、、、

で、迷いに迷った挙げ句「マスキングでラインを描く」ことにした。全体を俯瞰してみたとき、そこに「赤い線」が入ってることで「しっくりとバランスが取れそう」と思ったからだ。

しかしそこからさらに思案は続く。「赤い線はどう引くか」「赤と言ってもメタリックにするのか、それともサイコフレームのようなえび茶にするのか」「ツヤ有りかツヤ消しか」、、、。脳内でシミュレーションを繰り返し、最終的に、

 「L字型」「セミグロスのハーマンレッド」

にすることにした。L字は、プラモにある凹ディティールが3箇所だったので、その3つを繋ぐ形。セミグロスは全体との調和で、ハーマンレッドは下地色がライトグレーなので発色が良さそうなGXカラーにしたかったので。

今回初めて「曲線用マスキングテープ」を使ってみたのだけど、ぶっちゃけ使い古した刃ではまともに切ることが出来ず、結構イライラ。片手は以前切り出したいつものマステにした。

この僅かなスペースのためだけにフラットベースを混ぜて調色するのにはいささか抵抗があったけど、「シルバー+クリアレッド」では塗膜が厚くなりすぎそうだったし、ツヤ有りにするとせっかく全身でアピールしまくってるスワロが失速しそうだったため。

結果として、、、

 少しハミ出した分をナイフでそぎ落とした以外は、概ね僕のイメージ通りのディティールアップが出来た。

あとは一箇所だけ赤線が繋がってなかったところに「クリスタルドラドss5」のスワロを貼れば、腕はこれで完成にしてもイイ感じだ。

●銃

ここまで愛着が増していて、さらに時間を費やしたい、注ぎ込みたいとなった場合、手つかずだった武器や盾を作るのも悪くないのではないか、という結論に至った。

つってもクソデカイ盾は、筆で塗るにはあまりにハードルが高いので、ひとまずは銃から。

今回のユニコーンのおおざっぱなテーマは「塗り分け」。メガサイズの銃、即ちビームマグナムは、

 全身グレー単色。パーツ数はたぶん9!

それを徹底的に塗り分ける。イメージとしては「ブロックやスジ彫りごとに違う色に」。

正直僕のユニコーンとの親和性とかまで考える余裕がなく、塗りおえて持たせたら、

 変!

ってなるかもとも思ったけど、、、

・銃の写真を撮る

・スキッチとタッチペンで色指定をメモる

・どんどん塗る

 ここまで昨日到達

・ハミ出してるところや塗り残しを塗る

・スミイレをする

・デカールとスワロを貼る

 これで完成。

そもそもユニコーンも「本来単色だったのを3色で」塗ったわけだけど、銃に関しては、真ん中辺のマガジン部分が青いだけで、それ以外はそもそも単色。
※スコープ部分は除く
普通のガンダムでもビームライフルの色に複数使われてることも無く、

 イメージとしてはアンリーシュドのビームライフル。

でも箱にしまったそれを出すのも面倒で、結局「何となく」で指定を入れて行った。

使ったのは、

・MSグレー※メタリック
・グラファイトブラック
・メタルブラック
・レッドゴールド
・4アーティストシルバー
・スターブライトジュラルミン※アクセント

結果は、、

●クリスの濃い部屋出張版~久しぶりに塗装~
https://crisdeep.blogspot.com/2021/03/blog-post_29.html

あ、順番が前後したけど、写真を撮る前に「一応合わせ目消し」もした。「一応」なのは、

 作業が雑。

最初400番の紙やすりを使っていたのだけど、途中でエッジが丸くなりそうだな、と思いダイヤモンドヤスリに変更。さらに「生産性が悪い」と思い、鉄ヤスリでガッツリ。

 お陰でサクサク削れたけど、キズもスゲェ付いた。

まぁ遠目で見た時は合わせ目のが目立つわけで、一応最後に800番で少し削ったけど、、、

 そんなもんで消えるキズじゃなかったけどな。

でも、合わせ目消しは、「目立つところはやらないより(たとえ傷だらけでも)やった方がいい」と思った。なんつーか、

 努力した感じが悪くないから。

合わせ目が露骨に残ってると、どうしても手抜き感が前に立つ。全部の合わせ目を消そうと思うと大変だけど、目立つところ、極論「見える側だけ」でもやった方がいいな、とシミジミ思ったって話。てか、タミヤのお高いヤツじゃないけど、単品で300円くらい?の鉄ヤスリ、メラミンスポンジと併用してヤスったらマジで気持ちよくヤスれた。

 対水性じゃなかったら確実にサビるだろうけど、サビてから考えることにする。

・・・

正直ハミ出してるところが多いのと、ちょっとだけ塗り残しもある。でも全体的な印象は悪くなく、特に「塗る前」の写真と比べると、

 「全塗装」「塗り分け」の醍醐味を感じざるを得ない。

O澤氏が「単品でも売れるんじゃない?」って言ってくれて嬉しかったけど、

 まぁ言ってもクソ厚塗りだからね。ムラもヒドイし、現物見たら幻滅する現実に直面不可避だろう。

まぁ本体と一緒なら、「ガマン出来るかも」って思うけど。

てか、まだ全くスワロを貼ってないので、ここからさらにかっこよくなっていくかと思うとテンションも上がる。「ココは○○でココは○×で、、、」と貼るスワロを選ぶのもまた楽しい。ただ、一点不安材料があるとするなら、

 銃を持たせた手首と通常の握り拳を交換するのがとても大変

大変というか、「キツくないとタレちゃう」からキツくていいのだけど、はめたり外したりの際に、スワロとか塗装を剥がしてしまうのが怖い。こう言うとこトップコートしてれば避けられるトラブルなのかも知れないけど、

 そんなのしたら間違いなくスワロの輝きが失せる。

僕は「ツヤを整える」がやっぱ嫌いなんだなぁと思った。ツヤ有りも半ツヤも、せっかく買ってきたから使えばいいんだけどな>トップコート。

●残る作業

書きだしてみた。

・胸部上部のss3のジョンキルが、どうにも地のディティールから浮いてるので、これをss5に変更

・ユニコーンヘッドの方にもメガサイズと同じ場所にss3ジョンキル

・両肩、腰アーマー内側と外側の四角モールド、マスキングラインのところをリタッチ

・銃の持ち手の左手側も塗って作る。あと「持ち手の腹」が塗ってないので両手とも塗る。あと持ち手にもスワロを貼る。

・銃の仕上げ※リタッチ、塗り残し、スミイレ、デカール、スワロ

・バックパックに派手なゲート跡があるので、ナイフで切ってリタッチ。面倒でずっと放置してた

一応これで完成予定。盾は、さらにモチベがほとばしってたら塗って作る。

●メガサイズユニコーン買ってきた

他のネタでも書いたけど、今僕が一番欲しい物って何だろうと自問したら、

 答えはメガサイズユニコーン2個目

であると返ってきた。まぁDMMで買うよりは高いけど、ここまで、それこそ「徹底的に」楽しませて貰ったし、売る売らないは別として、

 これ単体のバリューが非常に高い

ことも背中を押した。

・最大級にでかいガンプラなのに、最強にかっこよく、最高に組みやすい上に、コストパフォーマンスが猛烈に良い

1/144のRGジオングとか、老眼の自分にはとても作れる気がしないけど、こいつなら余裕。生きてさえ居れば、死ぬ間際でも作れそうなくらいシンプルな構造だし、

 それが凄く居心地良かった。

ちなみに買ったのはエディオン。税込8800円。定価の2割引だけど、まぁ十分だ。

これによって欲しかったスピンブレードや自在型LED照明が遠のいたけど、直近で困るわけでもないし、何よりいつ店頭から無くなるかわからないと言う不安から解放されたかった。

たしかにメルカリなら「まだ今なら」1万円程度で買う事は出来る。でもだがしかし、それとていつまでかはわからないし、

 とにかく欲しいなら買うしかないと思ったのだ。

・・・まぁしばらくは作らないとは思うけどさ。

●アクリルケース

本当に作る可能性は20%くらい。そんな高くないのだけど、アクリル板にミラーシールを貼って、フチ部分に白色LED照明のバーを付けつつ、台座にスイッチを引いて、トグルをカクッと動かしたら、全体のスワロがキラッキラに輝きまくる、、、

 なんて妄想をすると、ちょっと楽しくなってくる。

前も書いたけど、スワロが輝くのは「反射と視点」。だから頭を動かしていろんな視点から見ると、スワロはイイ感じにキラキラしてくれる。

しかし、光源がもっとたくさんあれば、それだけでも相応に反射角が増え、光ってくれそうな気がするし、そもそも「光量」そのものが強ければ強いほど「反射光」も強くなるのは自明だ。さらに言えば、フチにLEDを仕込むことで「フチそのものの組み上げ精度をごまかせる」とも思った。「光ってるんならしょうがない」と言うわけだ。

問題があるとすれば、これを組み立てるためのスペースと適正の道具や定規。なにぶん大きさがバカデカイわけで、一度「折りたたみ不可」で組み上げたら、とことんまでジャマになる覚悟をしなければならない。

 まぁどこぞの誰かに売り払ってしまえば良いのかも知れないけども。

なので、一応「組み立て式」で作ることも視野に入れる。フチ部分の接着を「固まったあとも柔軟性があるボンド」にするとか、組み上げの設計図を「バラせる前提」にするとか。

 てかその道に専門家な友人が居て、頼めば割安で作ってくれたりしたらいいのにな~。
※「格安」でなくてもいいので。具体的には材料費×2くらいで作ってくれたら、、

アクリル板は物によってはUVカットの効果もあるらしい。ずっとディスプレイしっぱなしでも日焼けしないならそれはそれでちょっと嬉しい。てか以前バブシカさんという方から戴いたHGジオングも、そう言えばケースに入れてるからか日焼けした印象はない。

・・・

言葉は発することで力を持つ。振り返れば、アンリーシュドガンダムのことを知った10月から半年近くが経ち、僕はアンリーシュドを全塗装し組み上げ、さらにユニコーンも、あんなクソデカイのに筆で全塗装し、さらに毎日ニヤニヤしている今がある。

以前使ってた道具が丸ごと無くなって、どこをどう探しても見つからなかった。でも今は、プラモを普通に塗って作るだけなら、十分な環境が整っている。何より、

 最も重要な「モチベーション」がある。

プラモは作るとジャマになる。でも、最悪捨てたって構わないのだ。今この熱量を噛みしめるのが、何より大切な思い出となる。明日はイイ写真が撮れたらいいな。

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