ガンダム、愛知に立つ!
インスタコメントで「静岡と愛知は普通にガンダム作ってんすね」と言われニヤリ。てか、誰に褒められるでもなく、
今回はマジで自己満足指数高かった!
インスタ見れる人は、kurisu2473で検索して見て下さい。見れない人は↓
●クリスの濃い部屋出張版~ガンダム、愛知に立つ!~
https://crisdeep.blogspot.com/2021/04/blog-post_18.html
てか、ぶっちゃけ出張版の方が解像度も高いし、天地にちゃんとスペースがあって、「本来の写真」に近いのだけど。
まず、見て貰えるとわかるのだけど、ポイントはいくつかある。
・両足がちゃんと地に着いている!
・足の手前の金網がしっかり透過している!
・青いネット部分も透過している!
・ガンダムの色味の調整
・天気と時間の話
順番ではなく、適当に掘り下げる、、、その前に、質問されたので「どうやって作るか」を軽く書く。細かな手順は、掘り下げの項目に。もちろん訊いた人は女子なので、
社交辞令で訊いただけだとは思うけど、
もしかしたら「こんなの自分で作れたら楽しそう!やりたいかも!」と言う人も居るかも知れないので、そう言う人の為に書いておく。女子はデジラマ作んねぇだろ常考。
あ、余談だけど、インスタには縦長の写真も見かける。どうやるのかと思ったら、
横が1080で縦が1350以上のソース画像を、アップ段階で表示させたとき、左下に角型のアイコンが出る。それをタッチすると縦型に出来るっぽい。
ただ、元画像が1080*1080の場合は、それは出ないみたいで、イマイチまだしっくり来てないのが正直なところだ。
●フォトショップ
僕が持ってるのは「7.0」という20年近く前のバージョン。今がいくつになってるかわからないけど、7.0はある意味節目となったバージョンで、
それ以降のフォトショは、「使い続けるなら毎年お金を払うタイプ」に変わった。
僕はコレをヤフオクで買ったのだけど、たぶん1000円とか2000円だったと思う。毎年課金し続けるタイプだと、1年に1~2万円くらい掛かるらしいから、
よっぽど使いまくらないと元は取れそうにない。
もちろん、「新しい方」には古い方にない機能がいっぱいある。特に今回僕ががんばって実現した「メッシュの透過」は、たぶん新しい方ならサクサク簡単に実行できると思う。でもさすがにそれはお高いと言う人は、メルカリなりヤフオクなりで「7.0」を探そう。
ちなみにその7.0も、その前のバージョンから透過に関して一歩進化しているので、もし安く使うなら「7.0一択」だと思う。
さらに言うと、フォトショップには「エレメンツ」というシリーズも出ている。こちらは完全な廉価版&買い切りタイプで、毎年の課金もなく、定価ベースで15000円くらいだと思うけど、説明を見る限り「相当いろいろ使えない」みたいなので、あまりオススメはしないでおく。使ったこと無いから詳しくは知らないし、
そもそもフォトショ自体、「とんでもない初心者」だと思うけど。
●背景とプラモを決める
このとき一番重要なのは、
どこにどのくらいの大きさで重ねるか
一番手前にただ置くだけなら、ぶっちゃけ大してリアリティは出ない。これを作ってる人には申し訳ないけど、純然たる事実で、ことリアリティという面では、確実に一枚劣る。それでもリアリティや雰囲気を高めるために、デジタルな爆発やユラユラと画面を動かすエフェクトを掛けたり、デジタルでプラモを汚したり、目を光らせたりする。
もちろんそれらが全て高次元で結実していれば、「まるで特撮映画のよう」なかっこいい一枚が出来上がるわけだけど、なかなかそこまでの人は居ない。特に、
屋内で撮ったプラモを、ネットで落とした背景に重ねてる物は、おしなべてリアリティが低い
太陽光に近いライティングがあるスタジオ撮影とかならまた違うのかも知れないけど、一般人はおとなしく外で撮った方がお手軽でローコストだと思う。
話が逸れたけど、「イイ感じの合成写真を撮るなら、手前のオブジェクトは必須」だと思うと言う話。
で、その上で、前回前々回のドムやユニコーンから、今回のガンダムでの一番の違いは、
視点のシンクロ。
プラモを仰角でかっこよく撮るなら、同じ場所から同じ角度で背景を撮らないと、合成したときに確実に破綻する。それは正面だろうと斜めからだろうと同様で、さらに言うと、
仰角は難しいと思う。
まず「仰角でプラモを撮る」場合、ついつい「プラモより低いところ」つまり「地面の下から」見上げて撮ってしまうのだけど、
それってつまり実写でも「地面より下から」撮らないとおかしくなる
ってことだと思う。言い換えれば、「仰角で撮りたいなら、下半身は諦める」上半身だけなら、「視点のシンクロ」も出来ると思う。
ちなみにこれは、僕の次回作への課題でもある。
で、そんな今の僕にはまだ手強い仰角ではなく、今回のガンダムで意識したのは、
「両足先」の画面内の高さの差がどの程度になるかを、実写背景の中で想定して写真を撮る
と言う事。メチャメチャわかりづらいけど、簡単に言えば「破綻してた理由を排除する努力をする」と言う事。
地面の実寸10mの奥行きに、18mのガンダムが立った場合、見える幅は画角内で何センチくらいなのか。もちろん僕は高卒で高校の数学の点数は見るも無惨だったので、つまりは中学生レベルの算数知識しかないのだけど、
まったく何も考えずに撮るよりは全然イイ。
とにかく、見える景色の中に、「どうガンダムが立つのか」をイメージすること。これが一番重要。
そこには「足も含まれる」。というか「足が最も重要」と言ってもいい。足が破綻してなければ、全体もほぼ破綻しないと思うし、足が破綻してたら、その写真の完成度は大きく下がる。
もちろん、背景写真を撮りまくったあと、プラモの写真を撮りまくり、その中でたまたまフィットする一組を見つけられればそれで作ればいいのだけど、
それをイメージせずに撮ったユニコーンとドムと、イメージして撮ったガンダムには、やっぱり大きな違いがあった。
要はイメージも大事、たくさん撮ることも大事って話。
順番が前後するけど、この「プラモと背景」を撮る際、「太陽が出ている場合は、その時刻と角度を極力近づけるようにする」。もう単純にリアリティが変わる。逆に曇り空なら、そこまでこだわる必要がないのでかなり楽だけど、どちらにも言えることとして、
晴れの背景に曇りのプラモは置けない。逆もまたしかり。
つまり、「曇り用で背景を撮ったけど、ピッタリ合うプラモの写真が撮れなかった」という場合、「次に天気が曇るまではプラモの写真が撮り直せない」と言うこと。逆もあるし、もっと言えば、
冬の太陽と夏の太陽も違う。
だからこそ一気に大量に写真を撮ってしまうのがオススメだし、そうしないと後悔しかねないのだ。
あと、ドムやユニコーンの写真の時に意識したのは、
明け方の光はキレイ
ってこと。単純に「プラモの表面の粗を隠してくれる」し、夜明け前の空のグラデーションもとても美しい。これは晴れの日に限定されるとは思うけど、特にプラモの出来がイマイチな僕みたいな人は、わざわざ早起きして、夜明け前に「プラモと背景を両方写真に収める」と、合わせたときそれなりに「リアルでキレイな」写真になると思う。
あと、背景を撮る時、「いろんな角度から撮っておく」と、例えばプラモだけは家の外で時間だけ合わせて撮れるので、あとから合わせやすい。太陽の位置によって、「プラモへの映り込み」も変わってくるけど、
時刻と天候(季節)が同じなら、色味もほとんど同じになる
ユニコーンは同じ場所同じ時間に撮ってるけど、ドムは全く別の日に撮った写真を合わせてる。
●プラモをトリミングする
フォトショのトリミングアイコンにある「マグネットなんちゃら」と言うヤツを起動し、カーソルをプラモの外縁でワンクリックすると、そこから「ところどころに四角いマーキングが入った糸」が伸びる。
この糸でガンダムの外縁を全てなぞる。マグネットなんちゃらは「色の境目」を自動で追跡しようとしてくれるので、多少のズレはあるものの、そこまでナーバスにやる必要はない。あまりにもひどいところにマーキングが飛んだら、Deleteキーで一つ前へ戻せる(BackSpaceだったかも)。10個前なら10回押せばいい。
全身をなぞっていって、最後はダブルクリックすると「ガンダムが選択された状態」になる。この辺はホントガチのフォトショ初心者用の話だけど、
僕が初心者だからこそ言えるとも思うので、今回はなるべく細かく書いておく。てかここで細かく書いておけば、数年後すっきり使い方を忘れた僕が、「またやりたい」と思った時の手引き書にもなるかも知れない。
まぁ書いたことを覚えていたら、だけど。てか忘れるけど。
次に、画面を拡大して、
※拡大方法は忘れた。マウスのスクロールかな
選択エリアに「さらに加えたい」「さっき入れ損なった部分」がある場合は、多角形選択ツールにして、SHIFTを押しながら最初のクリックをし、加えたいエリアを囲う。SHIFTを押しっぱなしにするのは最初だけでOK。最後はダブルクリックで決定してもいいし、スタート地点に重ねてクリックでもいい。間違って「スタート地点に重なった状態でダブルクリック」してしまうと、囲ったエリアのあとに選択解除みたいになってしまうかも知れないので、その時は履歴から一つ前に戻ればいい。
逆に「間引きたい」場合。つまり腕や足の隙間に見える「空」とかを抜きたい場合は、ALTを押しながら同じように選択すればいい。ちなみに、この選択でもマグネット選択ツールを使うことは出来るので、広めのエリアを抜く時は活用する。
このとき、「足の下の影」も一緒に選択しておくと、置いたときに言い感じに影も付いてきてくれるのでオススメ。
一通り枠が決まったら、「境界線をぼかす」で、3ピクセルに設定。前回5ピクセルでやったらちょっと広すぎたと思ったので。カメラの解像度に大きく依存するので、もしかしたら5ピクセルや、ヘタしたら10ピクセルが適切な可能性もあるし、キッチリカッチリ選択出来たと自負する場合は、境界線のぼかしは不要かも知れない。
一旦これでセーブしつつ、編集→コピーで選択範囲、つまりプラモ部分をコピーする。
●背景と合成
いよいよここからが本番。そして、
現在試行錯誤&研鑽の真っ最中。
なので、ぶっちゃけ「恥ずかしいことを平気で言ってる」可能性も高いけど、まぁ気にせず進めていく。
余談だけど、今ってプラモ撮るのもスマホで撮る人が多いと思うのだけど、同時に、
パソコン持ってない人も少なく無いと思う。
スマホは、色味を変えたり、エフェクトを掛けたり、スタンプを重ね合わせたりと言う処理は得意だけど、トリミングや細かな重ね合わせに関しては、まだまだパソコンには遠く及ばないと思う。
インスタは、基本パソコンで作った物を上げるようには出来てないので、相性という意味で言えば決して良くはないのだけど、その分、「異質な良さ」をアピールしうる。
もちろん僕以外でもパソで処理した写真をアップしてる人はいっぱい居るけど、
・ガンプラ
・合成写真
この括りだけで見れば、意外とがんばってる方かも知れないな、と、始めてからほんの数日の僕でも思うのだよな。
閑話休題
背景に、編集→ペーストで、先ほどのプラモを貼り付ける。このとき「足の見た目の位置や角度が合わない」という可能性は、
考えない。
これはもう直しようがないので、撮る段階、写真を選ぶ段階で熟考しておくべきポイントなのだ。
ここでは「大きさ」と「全体の位置」を決める。イメージの自由変形で、SHIFT押しながらだっけな、ALTだったかも。押しながら角をドラッグすると、縦横比を維持したまま拡大縮小出来るので、それで、
見える場所に「18m」が居て違和感がないところに置く※重要
よっぽど写真を撮る段階で意識してるはずなので、、、っていうか、こんなことやってると、平常時から、
景色の中にガンダムが見えるようになる※本当
そこで「イイ感じ」のしっくり感を感じた場所の写真を、出来たらその時に撮っちゃうのだ。
で、位置が決まったその状態は、「ガンダムの居るレイヤー」と、「背景レイヤー」が、2枚重なった状態になっている。レイヤーとは、アニメで言うセル画のようなもの。「上の物が手前に表示されている」ので、優先順位を付けてリアリティを出すのだ★とても重要。
右下のレイヤーウィンドウの中で、「筆のマークのアイコン」があるのが、「現在編集中」のもので、一番左の「目のマークのアイコン」があるのが「画面内で表示されているもの」だ。
試しに目のマークを消すと、画面からそのレイヤーが消えるし、「ガンダムに筆が付いてる状態で、ガンダムの目のマークを消し、例えば何かペンでラクガキをしても、画面内には反映されない」。そしてガンダムの目アイコンを復活させると、「そっちにさっきのラクガキが書かれている」というわけ。
ちなみに筆マークはレイヤーの名前部分をクリックして青くすれば変わる。「編集中」ということかな。
ちなみに、筆の横の無限大みたいなマークは「リンク」マークで、例えば全部にリンクマークを付けた状態で、メニューのどっかにある「リンクを結合」みたいにすると、全てのレイヤーがまとめられて「1枚の背景」になる。あまりにもレイヤーが増えすぎて、この辺の数枚はまとめてもいいかな、って時に使う。ただ、間違ってプラモもまとめちゃうと、この先の編集でとても困ることになるので要注意。
ポイントになるのは、「プラモの手前に来る部分」。その部分を「多角形選択ツールやマグネット選択ツールなどで正確に選択し、選択部分を別のレイヤーにする」。
とてもわかりづらいけど、そんな感じだからしょうがない。
そして、選択された部分を、右のレイヤーウインドウの中の「プラモより上」にする。プラモは背景の上になってると思うので、一番上から、
・プラモの手前のオブジェクトレイヤー
・プラモレイヤー
・背景レイヤー
の順になる。このやり方で作ったのがユニコーンなのだけど、まぁ細かいところは一旦省く。
で、当然これだと「金網」「ネット」「鉄骨部分」の透過が出来てない。この中で一番簡単なのは「鉄骨部分」なのだけど、
ぶっちゃけ選択するとき、ガンダムを切り抜いたときみたいに「ALT押しながら選択から除外」していけば、「鉄骨ノムコウ側」が見えるようになる。細かければ細かいほど面倒ではあるけど、合成写真の基本なので、まずはネットや金網の無い写真でやってみよう!
で、金網の処理なのだけど、、、
これは、、、
ぶっちゃけ、、、
信じられないようなやり方で実現している。てか、みんなも考えてみればわかると思う。
・金網の向こう側のガンダムだけを見えるようにするにはどうしたらいいか
そう!正解です。「金網部分だけを別レイヤーで手前に表示すればいい」。
・・・マジか!?。マジなのです。あの細い針金を全て手作業でトリミングして、別レイヤーで保存してるのでした!
やり始めたときは「バカだなぁ」と思ったし、「もっと簡単なやり方がありそうなもんだけど」とも思ったのだけど、僕の持ってる「7.0」ではどうもそれが出来そうになかったのと、
試しに2本くらいトリミングしたら、存外何とかなりそうだったので。
つか本気でやれば30分も掛からないと思う。
一通り選択した後境界線のぼかしを3ピクセルくらいで入れれば、全体に占める割合もあって、
そんなに粗は目立たないのです。
凄いでしょ?それをやろうという発想が。笑
一方、ネットの方はネットの方で、別の大変さがあります。
ネットを透過させる手順は、、
・プラモのレイヤーを60%くらいの透過率で手前に表示
・筆アイコンを背景にして、プラモのフチよりちょっとだけ外側をくりぬくように選択
・選択範囲をレイヤーでコピー
※たぶん2枚同じレイヤーが出来ると思うけど出来なかったらもう一回やる
・1つ目のレイヤーの中で「完全に向こう側が見えなくなる部分」を選択。
※ALTとかでネット部分をカットする
・1つ目のレイヤーはガンダムの手前、つまり順番を上にする。
・2つ目のレイヤーでは、逆に「透過して欲しい部分」、つまりネット部分だけを選択。
・それをコピーして新規作成→ペースト
・ネットだけの編集作業画面になるので、「webで保存」を選択すると、、、
画面が切り替わって、拡大縮小も履歴もレイヤーも移動出来ない画面になる。
ここでかなり紆余曲折があったのだけど、一応現時点でやった方法を書いておく。これは、
絶対の正解では絶対無いと思う。
※ネットの色と背景の色のコントラスト差を強調してから作業すればよかったかも?
左のメニューからスポイトを選択し、右の色がいっぱい並んでる中で、「一番明るい色をクリック、次にSHIFT押しながら、ザックリネットに使われてない色をクリックして、広範囲で色にマーカーが付くようにする」。
そしたらそのウインドウの下にあるアイコンの一番左をクリックすると、、、
選択されていた色が「白とグレーの市松模様に変わる」。
これが「透過状態」の色。
ネットが消えては元も子もないのだけど、正直これで完全に「空が透過してる」わけじゃない。でも、それを徹底させる方法が僕とこの7.0には今のところ見つけ出せてないので、
これを選択してコピーして元画像にペーストする
もし位置があってなかったら自力で直す。境目に白い線が入ったら、そこを選択範囲から削除するような感じで消す。
それでも微妙に「白み」が残ってしまってイラっとする。
これで諦めようかと思ったのだけど、、、
クリスはひらめいた!
「ネット部分を半透明にしちゃえばいいんじゃね!?」
ピンポーン正解。つまり、ネット部分から向こう側のガンダムが見えにくいのがマズいわけで、完全に空を抜けないなら、「ネットその物の存在感を薄く(透明度を上げて)」してしまえば、結果としてかなりイメージしたものになる、、はず、、、結果、、、
ほとんど違和感は無くなった!
ふぅ。ヤレヤレだぜ。
ここでは割とスムーズに書いてるけど、やってたときは試行錯誤しながらだったので、実際には相当時間が掛かっている。「不透明部分とネット部分を分けて考える」ってだけでも、そこにたどり着くのは「フォトショップ素人」にはなかなかのハードルなのだ。
あとは、ガンダムの色味を例によって、「明度を上げて、コントラストを下げる」感じで調整したのだけど、、、
これも結構迷ってた。と言うか今でも迷って何回かやり直したりしてる。
明度とコントラストの調整は、つまりは「存在感を薄くして、そこまでの距離感を上げる」効果を狙ってのこと。空高いところにあるガンダムがバッチリ自己主張しすぎると、プラモ感が増してリアルに見えないのだ。
しかし、手前にある鉄骨やら何やらだけでなく、「ガンダムの向こう側の背景」、つまり、「ガンダムより遠くにあるはずのもの」が、ガンダムより濃い色、濃い存在感だったりすると、
それはそれで違和感がある気がする。
今思えば、「遠景を別レイヤーにしてガンダム以上に存在感を薄くさせ、さらにボケも入れれば良かった」のかも知れないけど、手前の建造物の自己主張とのバランスは、未だに正解にたどり着けてないのが正直なところだ。
何百回と「薄め」「濃いめ」の写真を見比べまくっても、なお答えは出ない。
もっと派手にシフトすればまた違うのだろうけど、それで違和感が増しても本末転倒だし。
まぁ日々研鑽ってところかな。
・・・
デジラマの道は果てしない。フォトショの使い方を習熟すれば、今よりさらに良く出来るのは間違いない。さっき書いたように、一旦コントラストをきつくした状態で透過設定すれば、ネットの透明度を上げなくても向こう側がキレイに見えるかも知れないし、ガンダムの色のリアリティも、たぶんきっと、
本物がそこにあったら、それが正解だ。
それでもまぁ、みんなから、
・全然違和感ないじゃん!
・どこまでがプラモデルなんですか?
・え?めっちゃデカいってことですか?
・合成?見えないですね
・凄い!!!!
・アミアミから足が見える???そんなこと出来るんだ!?
・思わず唸る格好良さです!
などと言われると、思いっきりニヤニヤしてしまうわけです。てかもう最初に「現場」を見た瞬間に、「ガンダムが見えた」ので、ある意味「ゴールが見えてて、それに向かって進んだだけ」とも言えるけど、
さすがに針金を一本一本手作業でトリミングすることになるとは思いませんでしたけどね!笑
でもやった甲斐があったな~と我ながら思いますわ。
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僕はディスプレイベースを持ってないのだけど、
※一個買ったけどどこにあるかわからない
あれば飛行系のポーズが取りやすくなる
てか、「ベース部分」をカットするなんて、フォトショなら超余裕だし、
出来たら高速移動の「ブラー効果」を街並みに掛けて、「ホバー移動してるドム」とかの写真が撮れたりしたら、それはそれで楽しそう。
あと、大股開きで歩いてるポーズを取らせ、それを手でもって下から撮れば、合成次第では「自分の上をガンダムが歩いてる」ような写真が作れるかも知れない。もちろん僕が知らないだけで既にネットにはあるかも知れないけど、「遠く」に慣れてきたら、徐々に「いろんな距離感でのリアリティ」を追求したくなるんだよね。
・・・
インスタのいいところは、僕にいいねしてくれた人のインスタを見られる点。中には、「スンゲェ上手い」人も居て、
もう少し地力が付いたら、そう言う人に質問してみてもいいかなって思ったりもしてる。
今はまだ「素人過ぎる」かなって。
あと、そう言う上級者な写真の前に、もちっと動きのあるシーンを作りたいとも思う。てかぶっちゃけ僕のこのモチベーションの根底は、
カトキハジメ ガンダムフィックスフィギレーション
から始まっている。あの「さも実写」な映像があまりにも衝撃的で、
※氏の作品はプラモを使った物ではないと思うけど
少しでも近づけたいな、と。
今回のガンダムは、言ってみればただ立って銃を構えてるだけ。他の人の作品の多くが、「かっこよくプラモを見せたい」を起点にしているのに対し、僕は、
プラモは「パーツのひとつ」と考えている。
だから、「足だけ」でも十分楽しめたし、事実、「足だけにいいねをくれた人」も居る。
プラモデルと実写を合成して、「リアル世界にもしガンダムが居たら」の写真を作る。顔だって映る必要ない。てか誰ひとり感想で、
顔が見えないからかっこわるいですね
何てことは言わないのだ。「存在感」があれば、そこに顔は要らない。ちなみにこのことを学んだのは、まだ学生だった頃のMAX渡辺氏が作った、
後ろ姿のゲルググ。
当時はまだMSを変わった色で塗ると言う文化も無い頃で、青くそして、後ろ姿で足から見上げるような視点の氏の作品は、
ムチャクチャかっけぇ!てか、顔無くてもいいんだ!
って思ったもんだった。
人間の価値観や感性は、経験によって育まれる。もちろん持って生まれたセンスはあるし、その時の環境、あと「心を揺さぶられるような出会い」にも大きく影響を受ける。
プラモを量産するのは大変だけど、写真ならそこまで時間は取られない。同じプラモでも、シチュエーション次第で十分「別の作品」になるし、
新しい楽しさを提供してくれる。
「楽しいにどん欲でありたい」。今までも、これからも、そして今も。
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