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2021年4月25日 (日)

旧キット:ザクマインレイヤー

コレに関して過去何を書いたのか全く覚えてないので、とりあえず同じことの繰り返しになるかも知れないと思いつつ順を追って書いて行く。

やや年下の友人O澤氏が、ガンプラを再開するというので、だったら今度一緒に作ろうよ、と言う話になった。

アラフィフともなれば、「今度」は来ないのが通例だと思うのだが、そこはクリス。「今度はすぐ来る」。と言っても相手の都合に合わせてなのだが。

で、Xデーの昨日、氏は「プロトタイプドム」を。僕は件の「ザクマインレイヤー」をそれぞれ1/144で作ることになった。

氏は僕よりお小遣いがあるタイプの人なので、

 道具はスゲェ揃ってる。

てか、プラモを作らない間にも積みプラは増えていき、エアブラシやコンプレッサーだけでなく、刃が曲線になってる「けずる道具」※覚えてたら後述 や、瞬間硬化スプレー、ヤスリも専用ケースに各種取りそろえ。ゴッドハンドニッパーも「二つ買いました」。ってオイ!あまつさえ「明日届きます」とペンサンダーまで!

 作れよ!と。笑

決して僕が年上だからってわけじゃないのだけど、「尻を叩いて作らせたい!」と言う気持ちがスゲェ湧いてきて、本来「エアブラシでジックリ丁寧に仕上げる」のをヨシとしていたO澤氏を、半ば強引に「筆塗りで雑に作れ!」と。制限時間を設定して、「競争」だ!と。

「二人でプラモを作る」と言うのは、こないだ長男と「二人で一緒に1つのガンダムを作る」を経験したが、「二人がそれぞれ1つずつのプラモを同じ部屋で作る」という経験は、

 実は長らく生きてきた中で初めての経験。

ましてやそれは、「時間内に完成させる」という課題まで付いている、、、

 面白いっ!

正直僕は「そもそも雑」で、この勝負、「完成だけなら絶対出来る」とタカをくくっていた。一方O澤氏は「やすりたい!」「とにかくオレにやすらせろ!」と言う人だったので、「良くて完成だろう」と鼻で笑っていたのだけど、、、

 これが、存外、、思い通りには行かず!

まず、二人がチョイスしたキットが違うと言う点。そして、氏は久々のプラモで、僕は最近プラモを作っていると言う点、さらに僕は結構色分けとかに凝ってしまうタイプで、、、

 いろんなファクターが折り重なって、結果ほぼ同着という結末になった。
※氏はバックパックや武器に手を付けず、反面僕は「手」をHGドムから流用させて貰うと言う「ズル」を容認してもらったので、そう言う意味でも痛み分け

「久々のプラモ」と「最近作ってる」を比較すると、さも「慣れてる分後者の僕の方が有利」と思われるかも知れないが、

 実はそうでもない。

なぜかというと、「スナップフィット」「パーツの合いがイイ」「バリとか気にせず作ってた」のが、ここに来て裏目に出て、

 作る順番とか、塗装してから接着とか、単純に間違えるとかが頻出!

涙目になるほど失敗と手間を取らされ、

 最終的によく写真に撮る気になったなオイ

ってレベルに着地してしまった。

少しだけ掘り下げると、旧キットは、、、

・パーツを合わせたときにスナップフィットじゃないので「すぐに取れる」。それだけでなく、合わせる時の「ほぞ」の精度が低いので、「ムチャクチャズレまくる」。その上、「ずれないようにしっかり合わせたつもり」でも、「表と裏でズレている!」とか、「パーツの厚みがどう合わせても違う!」とか、、、

 スゲェな旧キット!

昔はMPCのスターウォーズやエイリアンキットと比べ、「やっぱ国産は精度が高いわ」と思ったモンだけど、度重なる再販を経て、金型も劣化するし、こちらのプラモに対する「期待値」も高くなってしまう。

 適当にくっつけて適当にヤスれば、合わせ目とか簡単に消えるでしょ

なんてことは、甘いも甘い大甘馬之助だったわ。誰?

・組み方に癖が強い

こないだHGのドムを、ちょっと前にFGのザクを作ったりしてたので、ある程度1/144に対する認識が固まってたのだけど、旧キット、それもMSVの頃はそれらとは全く違う構造になっていて、特に「手と頭」は、

 体から凸パーツが出ていて、手や頭にある凹パーツに押し込むのではなく、手に凸、体に凹。頭に凹パーツがあるのに「体に一緒にはめ込まないとイケナイ」構造になってた。

うーむ。これが致命的と言っていいくらい作り間違えてしまった。我ながら恥ずかしい。

ドムの手を仕込むことに関しても、当然手首側にも加工が必要で、「一度抜いたらもう二度と刺さらない」というタイトロープな組み上げをしてしまったり、バックパックはキット状態でかなり塗り分けされていたにも関わらず、それに準じて塗装してしまったら、

 組み上げの段階で接着材が付かないとは思いもよらず。

いや、単純に「塗料の上から」だからだけでなく、「合いが悪くてパーツが密着しなかった」とか、「接着面が殊の外狭くて異常に不安定」だったりとか。
※アンテナパーツなんて、接着面φ1mm未満とか!

 プロポーションの善し悪し以前に、「組みづらさ」に四苦八苦させられた。

でも、10時スタートの17時終了の7時間勝負で、最終的に二人ともカタチになり、写真も撮ることが出来、O澤氏も、

 非常に充実&楽しく&満足されたようだったので、こちらとしても企画してよかったなぁとシミジミ思った。
※今回初めて使った道具やプラカラーも少なく無かっただろうに、それらもこれで成仏できるだろう<もう使わないって分けじゃないのだけど!

プラモを「こんな感じ!」と随時見せながら作るのも楽しいし、互いの進捗を牽制しあうのも面白い。僕が塗装しはじめて1時間くらい経った段階で、

 まだ足のヤスリが終わってない!※足から作り始め

とか。パーツ見せて貰うと「足の裏」までキレイに合わせ目が消してあって、、、

 最終的に「肩アーマー」は「塗装もせず、合わせ目もド派手に出まくって接着剤が溢れてる!」と言う着地をして、

 「楽しい」以外の感想がない!笑

まぁどちらも「正面からは見えない」という点で同じ!とも言えますが!!笑

いつもなら7時間程度の作業は全然余裕なのだけど、今回は結構しゃべりながらやってた分、さすがの僕もかなり疲れた。出来は目を覆いたくなるくらいひどくて、さらに写真撮った後バックパックがバラバラになったりもしたけど、「またやりたい」と思うくらいは十分楽しかったし、牛丼とお菓子をご馳走になってありがとうだし、何より、

 また一人、「出戻り」を増やすことが出来たのが嬉しく思ったね!

・・・

調べたら、「刃が曲線になってる削る道具」は、「セラミックカンナ」というもので、品名は「ガイアノーツ:マイクロセラブレード」と言うものだった※たぶん。

価格は1000円ちょいくらいかな。刃の部分は3枚で1400円くらい。替え刃がどの程度のペースで必要になるかわからないけど、かなり魅力的で、「欲しい!」と思った。

あと、瞬間硬化スプレーも調べてみたけど、こちらはなかなか手強く、「どの程度使うのか」によってサイズも価格も全然違う。比較対象が、

 10mlと420mlでは、想像しようにもピンと来ない。
※容量42倍で、価格は4倍。つまり単位辺り10倍の価格差

試しに使うなら10mlでもいいけど、すぐ乾燥したり使い尽くすようならもったいない。ニオイとか、性能も気になるし、瞬間接着剤側も、何でもイイってこともないだろう。「白化」しまくるのもウザいし。

とりあえず次に作るキットを決めたわけじゃないし、
※アルティメットルミナスのザクをリペイントするつもりだったけど、「ザク→ザク」になっちゃうな、と

 「旧キットでなければ硬化スプレーも要らないかも」とも思ったり。

てか缶スプレーだと「出が強すぎて」広範囲に塗られすぎちゃうんだよな>硬化スプレー。塗られたところは瞬接もすぐ固まっちゃうし。

とにかく、最近は散財が過ぎたので、もう少し節制していかなきゃとも思う。特に欲しいプラモがあるわけじゃないけど、闇雲に道具やプラカラーを買ってたら、そりゃお小遣いも底を突いてしまうからな。

●クリスの濃い部屋出張版~7時間で旧キット~
https://crisdeep.blogspot.com/2021/04/blog-post_22.html

●インスタ~7時間チャレンジ~
https://www.instagram.com/p/CN8j1cCpWoM/

凄くヘタな人のザクマインレイヤーが見たい人は↑こちらへ。

余談だけど、以前ゴローさんが「旧キットは満足出来ないよ」って言ってたけど、ある意味ではその通り。でもある意味では微妙に違う感じだった。

まず、プロポーションとかは確かにFGよりかっこ悪いのだけど、ぶっちゃけ「見た目より作りにくさ」の印象の方が遙かに大きくて、今回は時間制限の元、かなり駆け足&雑に作っちゃった分、満足出来なかったけど、

 しっかり丁寧に作っていけば、「見た目じゃない方で満足出来たかも」とは思った。

組み間違えとか、合わせ目消しとか、接着面がどこになるとか、組んでから塗装するとか、、、。

また旧キットを作りたいと思うほど思い入れは沸かなかったけど、経験としては悪くなかったって思いましたよ>ゴローさん。

-----------

「友人と一緒にプラモを作る」と言う、ささやかではあるけど、充実したイベント。結果、大したものは作れなかったけど、休日の過ごし方としては★★★★!付けてしまおう!笑。O澤氏お疲れ様でした!

・・・

●追記

今回初めて「リーマー」なる道具を使った。ザクの手首の穴を大きくして、ドムの手をはめ込むのに使った「円錐形のドリル」みたいな道具なのだけど、

 笑っちゃうほどの削り具合!

「クイックイックイッ」と3回ほどひねっただけで、

 もうスポスポ!一瞬で穴が広がった!

これはなかなか愉快。

ただ、今後どれほどこういった場面に遭遇するのかとも思ったりもしつつ、それでも遠い昔の記憶で、「穴を大きくするのに凄く苦労した」覚えがあったので、思わず注文しちゃったんだよな。ま、ピンバイスが無ければあまり活かせないタイプの道具かも知れないけど。

・・・

モノアイは「スワロフスキーss9パパラチア」を使用。
※大きさはもしかしたらss7だったかも

 とてもイイ感じ。
※少しオレンジ掛かったピンク

キラキラしてて、キレイ、、、だったのだけど、O澤氏のH.EYESの方が、「モビルスーツっぽい」とも思ったり。以前から使ってた物なので、そこまで新鮮味はなかったのだけど、、。

まぁ何事も挑戦だね。

・・・

翌日の今日は、以前から「ここはMSが似合いそう」と思ってたロケーションで写真を撮り、一応ズタボロのままのザクを家の外で撮り、これを書き終えたら合成を試す予定。

スミイレすらしてないし、リタッチやする予定だったディティールアップもしてないので、ホントはそれらをしてからにする予定だったけど、そこまでかっこよくもない旧キットにそこまで時間を割くのもどうかと思うし、今回は合成写真で新たに試したいこともあるので、そのまま不出来なザクを使って合成する予定。

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