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2021年5月21日 (金)

ジーン死す!

何か書く度にタイトルが変わってる気がしないでもない。ガンダム第一話でのワンシーン。もちろんデジラマの話。

1話では、ジーンとデニムのザクがアムロ氏に惨殺されるのだが、デニムは以前作った「コックピットを串刺し」にするヤツ。そしてジーンは、

 胴体を真っ二つに斬って、挙げ句父親まで生死の危機にさらしたヤツ。

アムロ氏、、、結構悪者である。

ともかく、これは戦争だ。何をしても全ては自分の身を守るためと言えば許されるのだ。「若さ故の過ち」で通っちゃうのだ。アニメだし実際の話じゃないし。

ともかく、今回はジーンさんが真っ二つに斬られて死んじゃうシーン。

ちなみにこのシーンひとつとっても、意外と複数の見せ場があったりする。

・顔の動力パイプを引きちぎられるシーン

・真っ二つに胴体を切られるシーン

・着地して背後で爆発が起きるシーン

まぁどれもそれなりにジオラマ化されているネタではあるのだけど、僕が今回やろうと思ったのは三つ目。それを、

 なるべく遠景でやろうかな、と。

つまり、

 メインはスペースコロニー。で、その一部で爆発があり、ちょっぴり離れたところでガンダムがかっこつけて小さくポーズ取ってる、、、

みたいな写真を作りたいかな、と。

一応まだインスタのストックには余裕があったので、もし時間が掛かって二日以上掛けてしまってもまぁ何とかなると思い、まずはコロニー作りからスタート。

スペースコロニーにはいくつかのパターンがあるのだけど、基本作るのはガンダムタイプ。円筒形で遠心力により重力を発生させる、例のアレである。

しかし、これを再現するには、僕の持ってるフォトショップでは機能が不足していたりする。新しヤツだと「ワープ」なる変形機能が使えるらしいが、それはない。さらに、これに適合する背景写真も、以前「天井」に使った物が使えるかどうか、、、。

ネットにはたくさんの写真が溢れているので、そんなの探せば見つかるんじゃないの?と思われるかも知れないが、

 これが結構なかなか難しいのだ。

まずなぜ難しいか。答えは簡単だ。

 誰もスペースコロニーに使うつもりで撮ってない。

手前にそこそこの広場があり、全体的に緑が多く、空があり、、、

 解像度が高い。

最後のがとにかく難関。何が難関かって、

 元の画像を強引に曲げて筒状にするので、手前は大きく拡大され、奥に行くに従って細かく縮小される。つまり、

 元の解像度が低いと、お話にならないくらい近景がボヤけるし、全体として縦横の解像度も凄く小さくなってしまう。

もちろんぼやける前提で背景を引き延ばすと言う手も無くはない。が、

 スッキリ忘れて作り上げてしまうこともあるのだ。

・・・作り上げてしまったのだ。

まぁ何事も経験。次に活かせることが残ればいい。

ともかく、前回少し触れたような触れてないようなだけど、備忘録的にメモしたことに追記しつつ転載する。

・・・

◎ザックリとした行程

・カンバスサイズを200%横に広げる
 ※画面左半分を空白状態にする

・変形→極座標にすると、垂直の半円化される
 ※右半分が「 )」みたいな感じになる

・背景のレイヤーコピー→マジックワンドで空白選択→選択範囲を反転させて半円状になった背景を選択

・90度時計回りに回転させ、縦横幅に「強く気を付けて」リサイズ

 ★リサイズしたあとで、少し傾けてから四角く切り抜くので、リサイズはそれを考慮した縦横比にする!

少し回転させつつ、イイ感じにする。これはもうがんばるだけ。弧がきつければきついほど「高解像度のまま使える」というメリットがあるが、当然違和感も強くなる。

基本的には背景はこんな感じ。

◎雲のエフェクトはもう少し強めでも良い。一番奥は雲だけでもいい。違和感があるなら重ねてもイイ。

◎爆発エフェクトは他にも好適品が他に無いか探す。あとフチが黒いのはやはりおかしいので、
※爆発実験の写真は背景が黒だったので、WEB保存で黒をカットしても境目に黒が残る

 フチの黒さを抜いて※色調補正で色を変更

 半透明で赤いグラデの円を爆発に重ねる

 少しだけガウスでボヤケさせる
 ※これをしないとフチがガタガタのまま

まぁそれなりにイイ感じになったと思う。てか、ネットで相当な時間を掛けて「爆発」系の写真を探しまくったけど、リアルな大惨事の写真から転用するのは、なんだろ、人としてあんま良くないような気がしたので、結局実験写真からのみにした。

◎ガンダムは後ろに爆発があるので、そちらに光源が出来る。つまり、影は手前に伸びる
屋外写真と屋内写真の決定的な違いは、「影のでき方と濃度」だが、曇天の場合はそもそも影がほとんどできない。梅雨入りしてしまった現状、このままこの作品を頓挫させるつもりは無かったので、渋々屋内で「ソレっぽい写真」を撮る努力をすることに。

まず最初にひらめいたのは、

 テレビに爆発シーンを表示させ、その正面にプラモを置いて撮影

これなら、「ガンダムの背後に当たるところが赤く見える」かも知れない。我ながらナイスアイディアだと思ったのだけど、、、

 室内を暗くするとプラモが暗くなりすぎて、明るくするとその効果がわからない。ギャフン。

結局最終的には、「デスクライトを背後から当てて、室内灯は暗くして撮った」。大半は手前側が真っ暗だったのだけど、一枚だけ少し手前のディティールが判別出来るものがあったので、それを活かすカタチにした。

 ★今後は、背後からライティングする際は手前に軽いレフ版みたいなものがあると良いと思った。

ちなみに、さっき「屋外と屋内の違い」を書いた。「影のでき方と濃度」だ。後者は、太陽光のそれにデスクライトは敵わない。が、影のでき方は、

 通常室内灯が「うしろ側からだけ当たる」ことはあり得ない。それをした時点で、「室内っぽさ」は急激に減額された。

同じ室内灯であっても、前回のジオングや今回の「背後から」のような特殊な当て方をすることで、「室内っぽさ」はかなり軽減出来ると思った。さらに、

 光が当たってるところの色調を「赤寄りのオレンジがかった白に」。

つまり、「背後で爆発が起きてたらこんな色になるかな」という色にしてみた。言われないとほとんどわからないとは思いつつ、自己満足にはしっかりと繋がる。

てかホントは、「もっとガンダムを小さく」するつもりだったのだけど、風景を曲げた時点で「それは選択肢から消えた」。カトキ先生の見本のような写真が作れていたらそうするつもりだったけど。まぁ今後の課題。

 同じシーンのデジラマを作っちゃダメってルールもない。

◎「太陽光を取り入れる直線的な窓」を作れるかどうかは、コロニー写真を見つつ試行錯誤

 ★窓は完全に明るい強い太陽光かも知れないし、真っ暗な宇宙かも知れない。ただ、宇宙故に太陽光が強すぎる可能性もある。存外シャッターなどで閉ざされている可能性も考える。

 雰囲気だけど!

シャッターは、一旦繰り返しで長方形をコピペして長い帯にして、それを自由変形で奥行きへ伸ばす。ただ、

 ★窓部分に「橋」がないと不自然になる。

橋が架けられないなら、窓は作らない方がマシかも知れない。

・・・こんなことも考えていたのだけど、結局面倒になって止めてしまった。と言うか、当初もっと「広い範囲で弧を切り取る」つもりで、故に「窓も不可欠」と思っていたのだけど、解像度が低く弧の範囲が狭まったせいで、「入れる余裕が無くなってしまった」。強引に入れることも出来なくはなかったと思うけど、

 ただでさえ低解像度。ゴチャゴチャしてむしろマイナスになるかな、と。

てかガンダムや爆発の無い、「コロニーだけ」の作品ならば、がんばる価値もあったかも知れないな。てか、

 そう言うのを作るのも楽しそうではある。

◎ムチャクチャ外で写真撮ったんだけど、なかなかコレってポーズが決まらず、さらに曇りでコントラストも弱くて「使えない」ものばっかだったんだよな。

ポーズに関しても、左手が「斬り捨てたあと」なら、「切っ先」は下を向いていそうなものなのに、アニメでは画面右上に伸びている。「戻した」雰囲気はなかったけど、戻したのかも知れないし、角度として「水平移動に近い感じで斬った」のかなぁとか。

アニメにはアニメのウソがある。でもそれを全て否定してリアル一辺倒で作っても、それはそれで味気なくなる。どこかをデフォルメしつつ、どこかをリアルにする。難しいと言うより「わかりづらい」。想像力を働かせて、「もしもの世界」を具現化し、それにいかに近づけられるかの勝負。

 プラモをキレイに作るのとは、求められる資質が違う感じ。

・・・まぁ最終的には「こんな感じかなぁ」という、確信でも妥協でもない着地。悪くはない、初稿よりは良くなっているとは思うけど、正直アンリーシュドの可動範囲ではそこまでアニメに即したポーズは取れないんだよな。

◎ビームサーベルのエフェクトも要試行錯誤。とにかく光らせたい。が、安っぽくしたくない。安っぽくエフェクトを掛けるくらいなら、プラモのままの方が潔くてイイと思った。

特にスマホでエフェクト掛けするアプリだと、それは顕著に出てる気がするし、ポイントになるのは、、

・芯をほぼ白に。周りのぼやけの色に注意。ボヤケさせるカタチやメリハリがあると面白そうだし、芯の部分にもグラデを掛ける
※安っぽいものにはそこにグラデがない

・スターウォーズのライトセーバーを参考にしてもいいけど、アレが正解ではない。もしそうなら、「筒状」の光になってしまって「剣」の感じが薄れてしまう。

・刀身のない「光剣」は、実際の世界には存在しない。つまり、どう作ろうと自由だし、どう作っても本物にはならない。ということは、

 完全に作り手の想像力が問われる。

見た人が「しっくり来るか否か」が重要。デニムに突き刺した時はそこをごまかしちゃったからな。あと、今回は雷エフェクトも使いづらそうだし。
※雷はザクからこぼれてたと思うので

・・・結果的にどうなったかは、完成写真を見て下され。良くも悪くもない感じ。

◎ガンダムの足元に砂埃必須!忘れてた!!てか着地だから砂だけじゃなく細かな石の破片も飛んでそう

・・・フォトショップにはフリーのブラシ素材なるものがあるのだけど、残念ながらそれを僕のバージョンで使うことは出来なかったらしく、結果、

・雪の飛び散るシーンからその部分を切り出し、色調補正して適当に撒く

と言う方法を取った。あと例によって雲を加工した砂埃。これも相当数写真を探し回ったけど、なかなかちょうどいいのがなく、挙げ句の果ては、

 自分で撮るイイ感じの土埃のやり方

みたいなのもあったけど、さすがに今からそれは難しい。夜だし。

正直あまり満足行くとは言い難い感じだけど、無いよりはマシかな。

◎完成度を高めるために3日、4日掛かるのは致し方ない。体調不全で作業が中断するのもやむなし。いい加減なものをアップするくらいなら、更新が途切れた方がマシだ。てか、何でもイイなら「ガシャポンアッガイ」のデジラマだっていい<良くない

・・・結局2日で仕上げた。

◎各所に戦闘シーンにありがちなケムリを立てるのもイイかも。ただ大きさには要注意。そもそも建物自体がそこまで多い背景画像じゃなかったし

・・・実際の大事故から転載するつもりだったけど、アンモラルだと思って止めた。今後の課題。てか雲の明度を下げて使えばいいかな。

・・・・・・・・

一通りやれることを全てやったあと、スマホに移してフォトショップエクスプレスで色調補正。今回は、今まで一度も使わなかった「秋」を使用。全体的に円形のイメージが強い作品だったし、目立たせたいのは中心にあるガンダムと爆発だったので、周囲が暗く、「粗が見えにくくなる」エフェクトを掛けた。

 イイ感じに「昭和特撮臭」が出せたと思う。

ただ、とにもかくにも解像度が低く、それだけが圧倒的に物足りない。プロならもっと気の利いた答えを導き出せるのだろうなぁとは思った。

自己満足度は、80点。結構好きなのは好きなのだ。

・・・

今日インスタの検索ワードをいろいろ試していたら、ついに!初めて!

 僕の作品が表示された!

てかそれまでは一度も見たことが無く、一体どうやってみんなは僕のガンダムを見に来ていたのかなぁと思ったけど、

 結局ハッシュタグがある程度マイナーな方がいいのかもな~とも。

件数的には「500~1000」くらい?100でも10000でも見つけられそうにない。でも以前「gunpla」とアルファベットで入れたのがコレだけだったときの方が、外人さんのアクセスが多かった気もするし、イマイチ仕組みがよく分かってないとも思う。

何にしても、フォロワーさんの数もようやっと50人超え。毎日1人でも増やせたらいいなぁと思う。てか、コンテンツとしては結構自信があるんだよ。

 プラモはヘタでも、ガンダムのデジラマとしては、決して悪くないと思うから。
※てか自己評価では一番だと思ってる<恥ずかしくないのか!

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体調に気を付けつつ、深くこだわりすぎないようにしつつ、自分が思い描くようなカタチに持って行けたらいいと思う。自分で全ての背景写真までカバー出来れば言うことないけど、なかなか難しいだろうし。てか、

 日本航空とかの格納庫を見学に行きたい。それもスゲェ強く。

きっと見に行けば、「みんなには見えないけどオレには見えるガンダム」が、そこかしこに居るハズだから。

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