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2021年5月 7日 (金)

インスタやプラモのこと

毎日毎日同じことばかり繰り返して、クリスもガチで老害だなと思われてそうだけど、しょうがない事実老害なのだから。まぁ誰ひとり読んでくれる人が居なくても、ムリして大量のゲームを買ったり、エミュの話を繰り返したりするより、自然体で自分の好きなことを書いていった方が続けやすいと思うし、始めてから16年になるこのブログを続けて来られたのも、そうした「自分勝手」を貫いて来たからだと思う。

 まぁ今のマイブームをこの場でコミュニケ出来ないのは、いささか寂しくもあり、物足りなくもあるけれども。

ともあれ、いくらインスタに傾注しようとも、僕のライフワークはこのブログである。こっちのためにあっちを犠牲にすることはあっても、その逆はない。言っちゃなんだけど、インスタは「ブーム」であって、たぶん僕の中で終わりが来るだろうと思ってるし。

ともかく、それはしばし先の話。今は結構熱く、楽しい。昨日でも「インスタ流し見していたら、クリスさんの作品見て止まっちゃいましたよ」とか、「Great paint job for a FG!」とかコメントを貰うと、ホント大空に舞い上がってしまいそうになる。誰も知らない僕の、大して上手くもないプラモが、世界のどこかにいる誰かの目に止まって、言葉も通じないかも知れないのにコメントを残して貰えるとは、、、

 嬉しくないわけがないのだ。

てか、そのザク、、

●クリスの濃い部屋出張版~何故豊橋にザクが!?~
https://crisdeep.blogspot.com/2021/05/blog-post_6.html

は、パッと見結構背景に馴染んでると、馴染ませることに成功していると思ったのだけど、よくよく見るとどんどん違和感が膨らんでいき、そして気付く。

 「ザクのスケールが1/2じゃん!」

つまり小さいのである。本来なら18mのザクが、9mほどに縮んじゃってるのである。これではまるで「ジオラマのザク」。と言うか、1/2スケールで作られたプラモデルが置かれてるかの、、、

 それはそれでいいのか。

違和感はあってもリアリティが維持されていれば、、、さらにこのポーズ、いかにも「今から戦闘しますって感じじゃない」。まるで1/1立像のような「檻の中のライオン」のポーズだ。

 でもそれはそれでアリかも。

別に僕がやってるデジラマには、杓子定規のルールがあるわけじゃない。ガンダムシリーズでなければいけないわけでもないし、街中で撮らなきゃいけないわけでもない。「雰囲気一点突破」だって、誰も僕を責めたりしない。心の中で「微妙だろコレ」と思ってる人が居たとしても。

てか微妙で当然だ。フォトショの講習を受けたわけでもない、エアブラシでキレイに仕上げてるわけでもない。ゲート処理とかパーティングラインも汚いし、デカールもほとんど貼ってない。風呂も入らないし頭もハゲている。生きる資格など、、

 そこまでは言い過ぎ。

でも、今「自分で自分の写真にいいねを付けたくなるか」と思った時、素直にYESと言える写真をアップしているだろうか、と自問自答する。僕より上手い人、凄い人、かっこよくプラモを作る人ばかりの中で、「自分がいいねを付けたくなる写真」は、実はそれほど多く無い。

 僕がいいねを付けたくなるのは、「心が揺さぶられたかどうか」で決めている。

ただ上手い、ただ丁寧な作例には、あまりいいねは付けない。まぁ僕にいいねくれた人とかフォローしてる人には甘めにはなるけど、それでも無策にバラ撒いたりはしない。

 僕の価値観で「いいね!」と思った物にいいねをする。

僕もそう言う写真、そう言う作品が作れたらいいなぁと強く思う。そのためには、プラモをどんどん作らなきゃだし、イイ感じの写真にそれを収めなきゃだし、

 そのプラモ、、いや、そのモビルスーツを、本物に見せてくれる世界を、どこかから切り取ってこなければならない。

最後のが一番大変なのだ。てか、そんな簡単に「エモい風景写真」など転がってないのだ。僕はカメラマンでも写真家でもない。そこら辺に居る変なおっさんだ。さらに僕が住んでる豊川市は都会とは間違っても言えないし、建物も低い。ドラマティックとは真逆の生活環境の中で、「来る」のは、よほど強い感度で世界を見て、アンテナを張ってなければならないし、

 それだけじゃない技術的知識的なスキルアップも求められる。

さきほどのザクのデジラマは、元々イイ感じに撮れたFGザクの写真と、「あ、ここはMSが合いそう」と思った豊橋の交差点の写真を「何となく重ねられそう」と思って合成したものだけど、当然撮った段階でその二つを重ねる意識はなく、それによる乖離?破綻?が当然ある。

それでも何とか色調を寄せて行き、何度も何度もいろんな設定をスライドさせて「リアル、、になったか!?今一瞬リアル感出たか!?」みたいなところを詰めていく。右足の手前にあるパイプ状のガードレール。物理法則で考えたら「ザクの足に影は落ちない」し、「ザクの足の形状から、直線の影はあり得ない」のだけど、「あった方が雰囲気が出る」「別の何かをごまかせる」と思って入れたりする。ザクの影自体相変わらずの「ただぼやけた雲」でしかないのだけど、それでも無いよりはあった方がいいと思う。

 ホントはもっとリアルな影が「あるはず」だし、「作れるかも知れない」のだけど、、、。

ともかく、自分なりにそれなりにイイ感じかな、と着地してインスタに上げる。そしてしばらくして、、、

 大きさが小さかったわ!!!!

以前作った「夕焼けの巨人」の写真と比べると、明らかにザクに対するガードレールの高さが高いし、色調はフィットしていても、

 これでは小人のジオン兵しか乗れまい。

ガンダムの世界にレプラコーンやノームが居る話は聞いたことがない。てかノームは太ってるから背が低いだけではコックピットに座れないかも知れない。大きなお世話だが。

そんな不出来な写真であっても、いろんな人がいいねをくれる。ありがたいやら恥ずかしいやら。でも同時に申し訳なく思うし、なるべく同じ失敗をしないようにしたいなぁと思う。正直「このプラモの写真とこの背景写真は、一緒にならない運命」だったのだ。
※ちなみにもう少し奥に動かすと、今度は足元の破綻がひどくなって「浮いてる感じ」になる。巨大感は増すけど、浮いてしまってはリアリティが激減してしまう。まぁ今でも多少浮いてるんだけど。

いい写真が撮りたい。凄く撮りたい。近所にイイ感じの崖はないものか。イイ感じのネオン街はないものか。ガンダムフィックスを見返して、カトキ先生がどんな世界に「ガンダムを立たせたか、寝かせたか」を再度確認する。いろいろ勉強になる。

僕は別に映像効果でプラモの荒さを消したり、電飾エフェクトを取って付けたように加えることに抵抗がない。実際に僕のプラモを見てもらえる可能性は極めて少ないし、売るわけでもない。合わせ目はスタンプで消してしまってもいいと思うし、
※ザクの合わせ目も一部消している

 モノアイもイイ感じに光らせられたらいいなぁと思う。
※ちょっとやってみている。あんま分からない程度だけど

カトキ先生の「サイコガンダム」の写真が大好きなのだ。香港の夜のネオンが煌めく巨体。シルエットだけでその存在感が圧倒的にアピールされるその作品が大好きなのだ。

 いつかは、あんなデジラマが作れたらいいなぁと思う。

つか、ホント言うと「輝度を極端に上げて、色とりどりにした楕円形を体中に貼ったらいいんじゃないか」とか思ったりはしているのだけど、先立つ「世界」の方の写真がないんだよな。香港、近所に引っ越してこないかな。

・・・

それはそれとして、次に作るプラモは、現在「パトレイバー」が有力になっている。あれほどガンプラの話をしていて何だが、「小さいザク」が変なら、「レイバーならちょうどいい」かも知れないと思ったから。このところずっと「オレカラー」で塗ってきてるから、本来の白黒で塗るのは物足りなく感じるかも知れないけど、今はとにかく「リアリティのあるデジラマ」が作りたくてしょうがないのだ。

あと、一昨日フェダーインライフルを持たせたマラサイも、せっかく作ったのにまだ一度もデジラマに登場させてない。「ここかなぁ」と言う場所(リアルな世界の場所)はあるけど、これも大きさが合いそうにない。ゼロから世界を、建物や太陽や地面を作ることは僕には出来ない。となれば実際の場所からイメージに近いところを探して、「プラモにあてがう」他ない。

エフェクトを掛けるのも、「安っぽくならないように」したい。僕が作りたいのはジオラマじゃない。CGでもない。イラストでも無いし、当然ただプラモを風景写真に重ねただけのやっつけでもない。見た人が、「え?これめちゃ大きいの?」と思わず言ってしまうような、そんな「真実の写し=写真」が作りたいのだ。

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