デジラマのコツ
あぶなくアップし忘れて更新が途絶えるところだった。危ない危ない。まぁ途絶えたとて死ぬわけじゃないけど。てか、最近はインスタに熱が上がりすぎて、ブログのことがおろそかになってるきらいもあるけど、
それもまた人生
ともかくネタが乏しいので今回は短めに、それも過去何度も書いてたような話を。
・・・
デジラマを作るのには、5つの重要な点がある。人によってはもっと多いかも知れないし、少ないかも知れないけど、僕の作ろうとしてる、僕が目指すデジラマには5つだ。
その5つのポイントを全て破綻なくクリア出来ていれば、そのデジラマは強いリアリティを持つと僕は思う。
1.角度
2.光源
3.境目
4.縮尺
5.ピント
この5つだ。ひとつずつ触れていく。
●1.角度
カメラマンである自分の視点と、プラモデルという被写体。これは1対1の関係で、普通にスマホで撮った場合、そこに破綻はない。相手が風景であってももちろんそれは同じ。
ただ、デジラマにする場合は、その関係が崩れることになる。
ひとつの視点から、プラモと背景の二つの被写体を重ねて見る。
1対1では絶対に破綻しなくても、トリミングして切り貼りする場合はその限りじゃない。しかし、「絶対に正解が存在する」のも事実。問題はその正解にいかに近づけるか、と言うことだ。
例えば、自分の目の前に1/1の立像が建っていた場合、その立像の写真を撮るのは簡単だが、その立像を「上から」もしくは「斜め上から」見た写真を撮るのは難しい。
しかし、プラモの場合は逆に斜め上から撮る方が容易で、各部のディティールもわかりやすく見えるし、好きなところを拡大も出来る。
斜め上から撮ったプラモに、1/1スケールのようなリアリティを持たせるにはどうすればいいか。
「背景も同じ角度で撮られていればいい」。
脳内でイメージを膨らませるのは、デジラマに限った話ではないが、慣れないウチは全然ピンと来ないとも思う。
目の前のプラモがもし1/1だったら、周りの景色はどう見えるのか。
目の前の風景(写真)にプラモが1/1で存在するとしたら、そのプラモはどこから(視点)撮ったらいいのか。
要はこの咀嚼だ。
さきほど「絶対に正解は存在する」と書いたが、それは「プラモに対する背景」にも「背景に対するプラモ」にも言える。だが、
厳密に言えば、それぞれがひとつずつの正解しか存在しない。
かっこよく見えるガンキャノンの写真が撮れたとする。これにピッタリしっくり合う背景写真を撮りたいと思う。でもだがしかし、もしかしたらそれは高いビルの上から見下ろす必要があるかも知れないし、「地面を正面の壁に貼り付ける」ことでしか実現出来ないかも知れない。
もし実在していれば、足は地面にピッタリとくっついているはずである。だがしかし、例えば横断歩道の幅に対して、両足の接地幅が半分にも満たなかったら、、、。
そこには何か絶対的なミスが存在するのだ。
そのミスがなんなのかは、正直経験で徐々に分かり掛けてきている程度の状況なので、明確な正解を提示するのは難しいのだけど、一つ言えるのは、
接地は、「地面とプラモの関係」であり、そこに建物は考慮されない。
プラモに対する正解の背景があったとしても、「そこに建物や山などの不可侵のオブジェクトが無いとは限らない」のだ。
プラモの写真と背景の写真が2枚あっても、その2枚が上手い具合にピッタリ重なる可能性は、ぶっちゃけ極めて低い。しかし、背景が何もない更地だったり、
地面のない宇宙であったりした場合は、重なる可能性がグッと上がる。
そして、その重なりこそが「角度が合っている」と言うことなのだ。
てか、昨日の仕入れで、わざわざ8階のビルの窓から写真を撮らせて貰ったにも関わらず、ひとつのビルは「窓硝子に針金が埋め込まれていて視界が悪く」、もう一つのビルは「窓から見える道路の幅が狭かった」。
前者はがんばって加工すれば何とかなるが、後者は「ビルを壊す」か「MSを壊すか」しなければ、「ビルにMSが埋め込まれてしまう」。
正解が、「ビルの中」なのだ。
もちろん「そこまで徹底しなくてもいいのでは?」という意見もあるとは思うけど、
リアリティは積み重ね。
全てが完璧ならそれは本物にしか見えないけど、ひとつ、ふたつと破綻箇所が増えていけば、どんどんリアルからは遠のいていく。もちろんそれでいいというなら何も問題はないし、そうして作られた作品も少なくないけど、、、
なるべくなら自分は精度を上げていきたいな、と。
短いけど次のレジメは明日。なぜならネタ不足なので。
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