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2021年7月 5日 (月)

名作劇場版アニメ

ネタ不足なので、思い出話を兼ねて。

ランキングは付けず、「これは入る」「繰り返し見てる(見るに堪える)」、この二つの条件を満たす僕の好きな劇場版アニメの話。視聴回数ではなく、例えばふとしたタイミングで見る機会があったとき、
※ネットフリックスにリストインしたとか、テレビでやってたとか
思わずそのまま見てしまう、そんな作品について触れる。

 熱量とは別に、「耐久性」にウェイトを置いて考える。

●パトレイバー ザ ムービー

 絶対入る。何回見てるかわからないくらい見てる。絵的な満足感だけでなく、展開に無駄がない、キャラに魅力がある、音楽がいいと、結構昔のアニメなのに、多角的に良い。ついでなのでヘキサグラムを考えると、、、
※各項目5段階

 話5 絵5 音5 テンポ5 好み5

つまり満点なのだ。僕にとってのパトレイバー劇場版一作目は。一番好きなのは、シゲさんと二人で共鳴に気付くシーン。

●カリオストロの城

 当然入る。視聴回数ではダントツトップ。「聴いた回数」でもトップ。ビデオが無かった頃は、音声だけ録音して繰り返し聴いてた。だからセリフも概ね言える。まぁ僕らの世代なら「普通」だと思うけど。

 話5 絵5 音5 テンポ5 好み5

当然満点だ。てかこれが満点じゃないってのは、人としてどうかと思う。一番好きなのは、、、難しい。30年くらい時間が欲しい。

●ヒックとドラゴン

 別に日本のセルアニメに限らない。てかCGアニメの中では、かなり上位に入る傑作の中の傑作。いっぱい良いところはあるけど、最も素晴らしいのは、主人公ヒックの性格がとても前向きなことだ。不遇な体格にめげず、腐らず、見ていて嫌な気持ちにならない。バイキングという環境も、他のメンツを含めとてもスッキリした性格で、繰り返し見ても全然飛ばさないで見られる。

 話4 絵5 音5 テンポ5 好み5

話が4なのは、オヤジが分からず屋なのがもどかしいパートがあるから。それ以外は問題なし。一番好きなのはカンペを落としたあと持ち直すシーン。好き過ぎる。音楽も最高だ。

●妖獣都市

 好き過ぎて何回見たことか。特にヒロイン麻紀絵の「美人度」が、声優込みで飛び抜けて高く、場面毎のメリハリも良く出来てる。個人的に大好きなのが挿入歌で、そこばかり繰り返し見てしまうほど好き。世間の評価が低いのはエロ過ぎて18禁扱い?だからだろうな~。故永井一郎翁の名演技も堪能出来る。

 話5 絵5 音5 テンポ5 好み5

項目には入れてないけど、声優という項目があったらそれも間違いなく5。一切の隙がない完璧な布陣だ。一番好きなのは件の挿入歌のシーン。二人の気持ちが一気に近づく。

●天空の城ラピュタ

 昔好きじゃなかったのは、メリハリの点で弱いと感じたのと、カリオストロという前作が偉大すぎたため。てか、カリオストロは冒険スペクタクルアクションなのだけど、ラピュタは僕にとって「小さな恋のメロディ」。シータとパズーの二人の心が近づいて行くところが本作のキモであり、魅力の根幹だと気付いてからは、一気に評価が上がった。てかこれを一位に推す人も多そう。

 話4 絵4 音4 テンポ4 好み5

全体的に点が低め?なのは、見ていてそこまで「おおっ!」と思ったところが無かったから。一番好きなのは毛布に二人でくるまってるシーン。最高!

●君の名は

 新海誠作品は、他のも概ね見ているつもり。
※秒速、雲のむこう、言の葉の庭、天気の子、ほしのこえだけは記憶が曖昧かな

そんな中で、「もう一回見たい」と思って最初から再生出来るのは、実はこの作品だけ。繰り返し、と言ってもまだ5回くらいしか見てないけど、相変わらずヨツハはかわいいし、音楽も最高過ぎる。警報のシーンだけは毎回飛ばしてしまうけど。

 話5 絵5 音5 テンポ4 好み4

個人的には、最後にふたりが出会ったあとどうなったのかが気になる。一番好きなシーンは、「好きだ」。

●ペンギンハイウェイ

 好き。全面的に好き。友人のnori君は微妙だったみたいだけど、自分的には今回挙げた並み居る名作たちと十分肩を並べられるくらいの傑作な位置づけ。

何が好きかって、主人公のキャラクターがとにかく素晴らしい。知的で冷静。最初から最後までほとんど感情的にならない「小学生」というのが、希有of希有で、さらに著しく好み!いじめっ子に対する毅然とした態度や、復讐の仕方、おっぱいやお姉さんに対する好意を隠さないところもいいし、

 めちゃ大人なんだよ。それも凄くかっこいい大人。

それを踏まえつつ話も面白い。最後やや悲哀な雰囲気を醸し出すものの、そのあとの未来、何年何十年先の未来に夢を託せる終わりなのも、前向きでジーンとする。

 話5 絵4 音4 テンポ4 好み5

一番好きなシーンは、、、友達が転んで顔が泥だらけになって大泣きしてるところ。何気ないシーンなのに、作画が気合い入ってて、主人公の冷静な「大人さ」の真逆なリアクションがイイ。てか友達最高!

●紅の豚

こないだも録画したのを見直したばかり。何つか、

 話3 絵4 音4※EDは5 テンポ4 好み5

全体的なクオリティは、決して突出した感じじゃない。歪さが残る「宮崎駿の自己満足」な感じがそこかしこに出てるのだけど、

 大好きな物を大好きだと叫ぶことの価値を、僕は知ってるし評価もするのだ。

また、フィオというヒロインの存在。これが凄く大きい。ドラマや映画の中で、ヒロインが良いと言うだけでその評価を上げてしまう男クリス。

 フィオ、満点だから。

かわいくて、行動的。で見た目ブサイクなポルコのことを好いていて、あまつさえキスまでしてしまう。声の違和感もなく、

 未だに、「ジーナさんと私だけの秘密」の答えが気になる。

人間に戻ったポルコは何を選択したのか。「二人だけの秘密」ってことは、他の人には気付かれないような結末なのか。ピッコロ社を継いだフィオの旦那になればみんな気付くし、ジーナを射止めてもみんな気付く。みんなが気付かない結末なのに、フィオの明るい声の意図はなんだ。

 嫌なヤツが居ないのもいい。

●エースをねらえ!

 傑作の中の傑作。特に友達が素晴らしいし、僅かな時間の中で、およそ物語に必要な全ての要素が破綻無く詰め込まれている。

 話5 絵5 音4 テンポ4 好み5

昔の作品なのでテンポはやや失速するし、チヤホヤされるひろみがやっかみに遭うのももどかしさはあるけど、全体通しての熱量は、スポ根の王道としか言いようがない。

●トップをねらえ!劇場版

オリジナルアニメの方の印象がすこぶる良かったけど、劇場版はその一番大事なところをきっちり拾っていて問題ない。と言うか、

 庵野監督の作品で、正直エヴァはトップを超えられたのか?

と言う疑問が、今なおわき起こるレベル。

 話5 絵5 音5 テンポ4 好み5

本音を言えば、音楽は6どころか10でもいいくらい最高。全ての映像作品の中で、最も音楽が素晴らしいのがトップをねらえ!だと僕は思うのだ。

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今回挙げ損ねたタイトルもあるかも知れない。

・ウォーリー
・サマーウォーズ
・幻魔大戦
・うる星やつらビューティフルドリーマー

この辺りが次点と言うところか。いや、ホント忘れてるのがあったら申し訳ないと思いつつ、51歳のクリスが選ぶ「名作」はこんな感じなのだ。ハウルも結構好きだな。

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