姫様"拷問"の時間です
ゴローさんにオススメ戴いたジャンププラスで全話?読めるマンガ。最初はなんだかワンパターンだなぁって感じだったのだけど、ずっと読み進めて行ったら、、、
キャラクターへの愛着がパない。
雰囲気的には「魔王城でおやすみ」のように、魔界に一人だけ囚われてしまったお姫様が、殊の外快適な生活をするコメディ。魔王城では「安眠」にこだわりのある姫が傍若無人の限りを尽くしつつも(魔界の)みんなに愛される展開で、「拷問」の方は、
姫様の前でとても魅力的な食べ物なり娯楽なりを提案し、それが欲しければ秘密を話せ
という展開。魔界の住人はこちらもこちらでとてもフェアで、「話したのに貰えない」と言うことがないばかりか、
一生懸命作ったので秘密を話さなくても食べて下さい
とか、
「本日の秘密は、、、」と魔王様に報告するも、
「今日は夏休みだから」
と言う理由で魔王様が聞かなかったりとか。
とにかくユルい。ユル過ぎるほどにユルく、いわゆる拷問というキーワードとはほど遠すぎる展開が、
徐々に、そして確実に加速していく感じが、とっても心地よい。
てか、主任拷問官のトーチャーも大概魅力的だけど、とにかく魔王様が最高に素晴らしい。てか主人公の姫が一切出てない回より、
魔王様が出ない回の方が物足りなさを感じるレベル。
子煩悩で親バカの極み。ホワイトな企業体質で部下の人望も厚く、これ以上ないくらい人情味もあり、
とにかく居心地が良い。
異世界物は現在枚挙にいとまがないけど、その中の重要な要素に、「その世界の居心地の良さ」ってものがあると思う。ソードアートオンラインだろうと、スライムのヤツだろうと、その世界のイロハを理解して、自分もだんだん染まっていくと、グッと愛着も増して物語への興味も強まる。「まおゆう」などは、かなりシビアな世界観ではあるものの、しっかりとキャラと設定が掘り下げられてるからこそ魅力があって、引きつけられた。
ある意味「姫様」も同じ。
こっちの姫様は魔王城の姫と違ってとても強い騎士団の隊長もやっているので、首から鉄の鎖が垂れ下がっていようと全然平気。さらに「なぜそこにあるかわからないが」しゃべる聖剣もイイ感じのナレーションをしてくれて、
こちらの代弁者にもなっている。
「ひみつのひとつやふたつ漏れたところでどうということはないわ!」の姫に対し、
・・・既に100以上漏れてますが
笑いの熱量は、正直爆発的なものではない。時折声が出るくらいで、大爆笑という感じは少ないのだけど、
とにかく居心地がよい※デジャブ
ついついページをめくってしまう。先へ先へと読みたくなってしまう。現在110話くらい?が公開されていて、一回目は全て無料で読むことが出来るのもメチャメチャありがたい。
ピッコマのゴッドオブブラックフィールドもメチャ面白いけど、あっちは1日1話しか無料で読めず、あまつさえコミックスも出てない。
これではどうしようもない「高嶺のハナさん」みたいに、サッとキンドルで全巻購入することも出来ない。
まぁ「姫様」も6巻まで出てるから、面白かったなら買って読めよ、って話だけど。
・・・しばらくしてもう一回読みたくなったら買うと思うマジで。
でも最初はつい古本屋から漁ってしまうかな~。ごめんなさい。
第一印象よりかなりよくなって、今は★★★★くらい好き。とにかく魔王様が大好き。あと剣も好き。
とにかく居心地がよいのだ※気のせい
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