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2021年7月 8日 (木)

デジラマのコツ~その3~

続き。

●3.境目

境目とは、「プラモと背景の境目」。つまり、

 虚構と現実の狭間
※かっこつけて言ってみた

円谷英二が飛行機を吊ってる糸を「下から伸ばして天地を逆に撮影」したのは有名な話、、、ってホント有名?ホントに円谷英二だった?テキトーな話。だけど、それと同じように、工夫で「背景写真とプラモとの境目」をよっぽどごまかせる。

と言うか、インスタで「デジラマ」を検索したときにヒットする作品の中で、正直自分のを除いて「しっかりやってる」と思えるのは、第一人者伊藤先生くらいじゃないかと思うほど、「ぞんざいにされやすい」。そして、

 スマホが苦手としてるところでもある。

スマホで精度の高いトリミングをするのはとても難しい。特に、「プラモを撮影するときに背景を意識してブルーバックで撮る」ような人はまず居ないし、最初からデジラマにする前提で光源や光量を考えている人も少ない。

 9割以上が「撮った写真を使ってる」。

そう言う意味では僕もそうっちゃそうなのだけど、違うのは、

 ただトリミングするわけじゃない。

てか、今から書くのは「スゲェネタバレ」なので、僕のアイデンティティに関わることかも知れないのだけど、

 もちろん書く。なぜなら書きたいし、以前も書いた気がするから。

トリミングとは、プラモの形だけ切り抜くことを言う。撮影時の背景とプラモの境目を、マウスやタッチペンでなぞるなどして範囲を指定し、そこだけ切り抜いて別の背景にぺたりと貼るわけなのだが、

 ただ切り抜くと、トリミング時のラインの精度がそのまま露骨に出てしまう。曲線が直線になったり、ちょっとだけ背景色が残ったり

なので、概ね「境界線をぼかす」という機能を使うわけだけど、このぼかす際のドット量は、ぶっちゃけ好みだ。大量にぼかせば粗は見えにくくなるけど文字通りぼける。僕はプラモの場合2~3ドット。影の場合は8ドットくらいにしてるけど、まぁそれはともかく。

ただ、この「ぼかす」を使うと、例えばブルーバックで撮ったとしても、「プラモと背景の境目が青くぼける」ことになる。重ねる先の背景が真っ青なマリンブルーの海であるなら問題はないかも知れないが、実際は「元の背景と同じ色であることはまずない」。

以前は、足元から頭頂部に掛けて、グラデで背景を塗りつぶしたあと、ぼかして切り抜くと言う手順を取っていた。てか、今でも手抜きでやるときはそれでほとんど問題はないし、

 どうやっても境目が汚く浮いてしまうことはある。

例えば僕の作ったヤツの中の「ジーンが串刺しにされるシーン」の、ザクの縁取りを見るとよくわかる。「切り抜きが浮いてる」のだ。

 今ならたぶんこのときよりはマシに作れる自信がある。

手順的にはこんな感じ。

・プラモをトリミングして選択範囲を保存。レイヤーとしても別に作る

・そのプラモを配置する背景をコピー

・プラモ側にペーストして「背景側を格縮したり回転したりさせながら位置を決める」

※これがなかなか難しいのだけど、厳密じゃなくても良い

・プラモとペースとした背景のレイヤーを一切ぼかさずに結合する

・さきほど保存した選択範囲を呼び出し、ここで境界線をぼかす

・プラモをコピー

要は「プラモの行き先の背景に近い色とぼかした状態」にするわけだ。これなら、「地面と朝焼け、高い空のまだ暗いところ」とかもプラモに反映出来るし、違和感は抑えられる。

ただ、それでも「指定したドット以上の色変化」は吸収しきれないので、そう言う部分は、

 範囲指定してはみ出ないようにしつつ、近似色で塗りつぶしちゃう

そんな雑な?と言う方法ではあるけど、「黒の中に青い光」より、「黒の中に塗った黒」の方が、僕が思うに目立たないと思うのだがどうか。

逆に、昨日作った「ガンダムとガンキャノン2」なんかは、ガンキャノンのフチには朝焼けの照り返しがいっぱいあるのに、背景は曇った暗めな状況だったので、

 光ってる部分を抽出して、その部分の色を丸ごと暗くした。

言葉にすると「おおそんな便利な機能が!?」って感じだけど、ぶっちゃけそこまでキレイには出来ないので、そこからさらに微調整を繰り返していくことにはなる。

 そして最後には、、、手で塗りつぶし。

何だかんだ言ってこれが一番強力だ。アラも目立ちやすいけど、

 基本雑な正確なので、ぶっちゃけあんま問題じゃない。

・・・

余談だけど、フォトショを使い始めた人が陥りやすい罠として、

 ついそのまま作業しちゃう

と言うのがある。つまり、レイヤーを別にせず、そのま背景に影を描いたり。でもそれはあとから潰しが効かないので、
※もしくは修正がとっても大変になるので

 ことあるごとに別レイヤーを作って、そこで作業するのをオススメする。

たぶん伊藤さんとかはもっと進化した使い方をされてらっしゃるとは思うけど、自分はまだまだ「忘れないようにしよう」レベルだ。

あと、以前田んぼに寝転んだガンダムを作ったとき苦しんだ「ガンダムより上のレイヤーと、下のレイヤーを同じように色を変えたい場合」。

 凄くわかりにくくて申し訳ないけど、、、

レイヤーを上から、、、

・ガンダムに掛かってる泥

・ガンダム

・田んぼ

このような状態になってるとき、泥と田んぼを併せて同じように暗くしたい時、全てを結合せずに真ん中のガンダムだけ抜くことは出来ない。

 どうやれば、、、と思ったのだけど、答えは簡単だった。

「数値で管理すればいい」。例えば「明るさを-33」とか、「透明度を-17%」とか。全く同じ条件でそれぞれのレイヤーにエフェクトを掛ければ、そこに境目は存在しない。

 果たして誰の参考になってるのやらと思いつつ、、、続く。

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