デジラマ背景の話~その5~
たぶんこれで一区切り。誰も読んでないだろうけど。
以前書いた「地球は素晴らしく美しい」の話のように、今回いろんな写真を見るにつけかっこよさを再認識したのが、
戦車や大砲
以前作ったHGのマラサイにはフェダーインライフルという長尺のビームライフルが付いていて、それなりに色分けしてそれなりにかっこよく自己満足しつつ、デジラマの写真でも再三登場しているのだけど、
本物の大砲のが本物だから!
その銃口部分のデザイン、さらには「銃口の中のライフリングのディティール」とかまで映ってる写真があったりする。銃口の先っぽはともすればジャングルとかの行軍中にこすれて銀色部分が見えてしまっていたりするのだけど、
1/144の銃口と、1/1の銃口。どっちがリアルかって話。
使えるものなら、その銃口の写真をそのままプラモに転用したいくらい。
ガトリングガンとかレーザー兵器とかの写真も、
なんなら、プラモの方をその角度にきっちり(光源も含め)合わせて撮れば、合成も出来るんじゃないの?
つまり、適当な風景写真と適当なガンプラ写真を強引に合成するのではなく、風景ありきでガンプラを撮るのでも、ガンプラありきで風景を撮るのでもない。
ただの銃口の為だけにガンプラを撮り、それに合わせた風景を探すなり撮るなりする。
手間が掛かると思いつつも、実はこれも一つの発見だったりする。
以前ズゴックのツメを、建機のクローに替えたいと思ったことがあった。でも影はどうしてもクローとは一致せず、その思いは断念することになったのだけど、
クローの写真が変えられないなら、変えられる方を変えればいい。
単純だけど、こういうことが意外と気付きにくい、ひらめきにくいことなのだ。
忘れそうなので全く違うエフェクトの話もここでする。
今までビームや目が光るエフェクトが苦手苦手と言ってきたけど、今日見た写真を見て、あと最近の自分がやってきてることを加味して、
目が光る演出を「機能に依存してやろうとするからダメなんだ」と言うことに気付いた。
そう、「描いてしまえばよかった」のだ。
ぼんやりと光ってる部分は、色を決めて細長い三角を描いてしまう。そのとき全く別のレイヤーにするのを忘れずに。
で、その細長い三角をピンクならピンクで塗り、それをぼやけさせることで拡散させる。
そして、「その全体の透明度を上げれば」、背景を殺さずにぼんやりと光ってるエフェクトが出来る。
あとは、最初の三角の部分を範囲コピーして境目のぼやけを軽減させつつ高輝度光コントラストの「白に近いピンク」で塗ってしまえば、その部分は透過せず、全体がぼやけた感じになる、、、はず。
透明度を上げる使い道の奥深さに気付かされたのも、いろんな写真で使われているのを見たから。
もちろん最新のフォトショップ(エレメンツじゃない方)を使いこなしまくってる人なら、そんなことは百も承知かもしかしたら「機能に依存して」作ることが出来たのかも知れないけど、
ぶっちゃけリアルな太陽光ですら、「描いて描けないことはないかも知れない」ということに「気付いた」点が大きいのだ。
参考になったのはそうしたエフェクトが掛けられた写真だけではなく、リアルな土煙や爆炎もそうだし、
コケとか錆びとかもそう。
良くあるジオラマネタで、錆びて動かなくなったMSが出てくるけど、そう言うのも、
本物のコケとか錆びを切り貼りしたりスタンプしたりすれば、もっとリアリティのある「壊れたガンダム」になるのではないか。
なんなら、廃車置き場にガンダムの指とか置いてあってもいいんじゃないか。ツタが絡まりまくった状態で。
ちょっとずるいけど、他のSFゲームを使ったデジラマの背景をガンダムに置きかえさせて貰ったりとか、飛行機やバイクのエンジン部分を切り貼りしてディティールにしたりとか、メインカメラやモノアイ部分を極限まで拡大して、本物のカメラのレンズを仕込んでみたりするのも、ある意味デジラマだと言い張れるはず!
言い張れないかもだけど!
・・・
背景がたくさんあると、ホント想像力が凄くかき鳴らされる。いろんなことが出来る気がしてくるし、やりたくなってくる。
モチベーションは、楽しく生きる為に最も大切な事なのかも知れない。
あ、健康の次にかな。
続かない。
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