最近のプラモライフ
今は連休の二日目午後2時。前日なんか、スゲェ「そう言う気持ち」になって、一気に5つくらい作った。もちろんデジラマを。
まぁ大抵の場合は数を作ってもそうそう傑作など出来ないモノなのだけど、
てか実際傑作と呼べるほどのものは作れてないのだけど、それでもプラモと違うのは、
掛けた時間と完成形のクオリティが必ずしも比例しない
デカール、スミ入れ、ヒケ処理、ゲート処理、合わせ目消し、、、。僕はやらないけどディティールアップパーツに替えたり、スジ彫りとか穴空けとか、、、
それらは「プラモの完成度」を上げると言う意味では、ほぼほぼやればやっただけ答えてくれる。
もちろんプラモを作ってる人にとってそれは周知の事実であり、だからこそ、
結果が、掛けた時間を裏切らないからこそ楽しい
と言うこともあると思う。
僕はと言えば、そう言うのはあんまし。
手抜きでもかっこよくできるなら、その方がいいと思うし、合わせ目とかも、効果が高ければがんばる甲斐もあるけど、さほどでもないところは消したくない、みたいな。
さっき久々にクラフタさんの動画を見た
※HGナイチンゲール
のだけど、
パーツ代だけで4万円!製作日数1ヶ月!
で、確かに凄くかっこいいのだけど、一方では、最後に「ビフォーアフター」として表示された素組との比較映像を見て、
大して違わないような気もしないでもないような、、、
いやもちろん実物を前にすれば違うのはわかりきっている。プラ特有の安っぽい光沢とか、塗り分け、デカール、スジ彫り、メタルバーニアとかも全然違うのはわかりきっているのだけど、
割に合うかと言われたら、僕的には全然割に合わないかなぁと。
もちろん「1ヶ月間楽しんだ」という意味では、クラフタ-さんにとって価値があったのだろうとは思う。でも、なんだろ、
6時間掛けてプラモを作って、完成したモノを写真に撮ったりポーズ替えたりしつつデジラマにするとしたら、、、
その「楽しさの内訳」は絶対的に均一じゃない。
塗装がどうしてもムラになるときもあるし、やすり掛けでディティールが消えちゃうとか、時として関節が折れちゃうとか。
デジラマを僕がずっとやってるのは、「楽しさのピーク」が訪れる頻度と、時間対効果が高いからだ。何気なく作ったもののかっこよさと言うだけでなく、例えばインスタフォロワーさんとのコラボでも、
僕が作ったつたないデジラマを思いっきり強く褒めてくれたりする。
最近コミュニケーションを取っている外人さんとかも、
ワザワザ検索アプリで翻訳してまでやりとりしたりする。
「絶対的に素晴らしくて美しい」なんてコメント、褒め言葉は、
今まで生きてきた中で一度も言われたことがなかった。
フォロワーさんとのやりとりでも、ほんのちょっとが気になって撮り直して貰った挙げ句に、そこを使わなかったり、ほとんど解像度の関係で潰れてしまったりすることもある。特に僕のデジラマは、
プラモを見せるのではなく、デジラマとして一枚の写真を完成させることが目的
なので、往々にして暗部は黒飛びしたりするし、あまつさえ下半身全て見えないなんてこともある。
だからこそというわけでもないだろうけど、他にやってる人も少なくて、僕のオリジナリティにも繋がってる気がする。
デジラマを作ってる人はそこそこ居るけど、「全身映ってる」人が凄く多いし、半身の場合でも「水から出てる」とか、シチュエーションは限られる。その一方で、つま先や銃やバインダーの先っぽは画面から見切れてたりして、
それを素材にしてデジラマにするのは、なかなかに大変だったり。
さっき、渋谷でパトレイバー展をやっているという話を聞いて、サイトを覗いてみたら、「デジラマ」として3枚ほどが載ってた。がしかし、
どれも個人的に全然来なかった。
●パトレイバー展
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000012425.html
以前書いた「5つのポイント」。角度、ピント、光源、縮尺、境目の5つのポイントは、あくまで僕が僕の中で見いだしたことではあるけど、それらが全て完全であることは、リアリティを生み出す上で不可欠だと思う。
それが部分的に守られてない。
プロなのに、プロとしてのクオリティを感じない。まるでプラモは色を塗ってない素組を使ったかのような、例えば光沢、例えば光源、例えば境目など、
命がけで作ってる感じじゃない。
一言で言えば、「リアルでもアートでもかっこよくない」。まるで屋内で撮影したかのような光沢。不自然な影の出来方、説得力の薄いアングル、、、
僕の作ったデジラマが全てが全て優ってるとは絶対言わないけど、「プロっぽさ」を感じると言う意味では、「間違いなく自分の方が上だ」と思える作品がいくつかはあった。
価値観ってのは凄く個人的なモノだと思う。僕がそう感じるだけで、見る人によっては全然違うことは往々にしてありまくるだろう。でも、
僕が僕の作品をかっこいいと思える以上の何が要ると言うのか。
これで食っていくわけじゃない。これを売り払うわけでもない。シミジミと「デジラマは独りよがりでイイ」と思う今日この頃だわ。
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コメント
クリスさんはじめまして!自分はインスタグラムは鍵アカウントなのですが、今日のクリスさんのデジラマ作品の感想をどうしても伝えたくてこちらで書かせていただきます。
単刀直入に、めちゃめちゃかっこよかったです!!ガンダムのポージングや比率、背景とのマッチも素晴らしかったですし、タイトル通り夕闇に翼を広げて影になった面が所々光ってる加工技術の綺麗さ、自然さがほんとに凄いと思いました!
私は正直ガンプラなど全然詳しくないのですが、毎日の楽しみとしてクリスさんの作品を観させて頂いて毎回すげぇ。。。と感じています。その中でも今日のは特段にグッッッッとくる作品でした!
試行錯誤や基になるガンプラの確保など色々大変だと思いますが、これからもクリスさんの作品を楽しみにしています。無理なさらずにデジラマ楽しんでください!陰ながら応援しています!(笑)
投稿: | 2021年8月20日 (金) 05時16分
初めまして名無しさん、
※出来たらハンドル入れて貰えると嬉しいです!
とても嬉しいコメント、多謝多謝タッシャー!!!です!(^^。
なのにいいねが全然伸びないなぜ!?
いや、好みとか趣味とかは個人的なモノだとはわかってはいるし、もしかしてもしかしたら、僕が地雷を踏んでて、みんなから総スカン食らってる可能性もなくはないとは思うのですが、
それにつけても評価が低い。うーむ。
でもありがたいことにコメントはたくさん戴いて、気持ち的には決してダウナーな感じではありません(^^。いいねよりコメントのが嬉しいですし。
今回の夕闇の翼は、実を言えば「フォロワーのredさんのゼロカスタムを見る前から」飛行タイプのMSを作ったら、ぜひやりたいと思っていた(脳内にイメージが固まっていた)作品だったりします。自分でウイングガンダムアーリーVerKaを作ろうかと思ってた矢先に、写真提供を快くやって戴ける方が持っていて、「こりゃ渡りに舟だわい」と。たまたま背景写真もバッチリなのが見つかった直後だったこともあり、
お願いしてポージング&ライティングを詰めていった感じです。
もし名無しさんも「わがまま言ってもいいぜ?」と仰って戴けるなら、手持ちを見せて貰えれば僕がデジラマにしたいものがあるかも、、、。てか、100作超えて、
ガンプラじゃなくても、なんならアニメじゃなくても、デジラマにしたい気持ちが湧いていたりするのです。
※キレイなカーモデルとか
とりあえずストックが溜まるとそれに比例してモチベが下がったりもするわけで、
※あと今回の翼もいいね少なかったし、、、
更新がなるべく新作で出来るようにがんばりたい所存です。てか、プラモではないですが、
僕並に毎日新作更新してる人は他に居ないんじゃないかなぁと思うくらいガンガン更新してますけどね(^^。
「陰ながら」と言わず、表に出て素材提供とかコメントトークとかして貰えると嬉しいです。何ならLINEでも電話でもするよ?<マジで。
投稿: クリス | 2021年8月21日 (土) 00時58分