« つぶやき | トップページ | クシーのデジラマの続き »

2021年8月30日 (月)

クスィガンダム

僕が買ったわけでも作ったわけでもない「閃光のハサウェイ」でハサウェイが乗る機体。ちなみに僕は閃ハサを見てないので、

 ハサウェイが主人公かどうかも知らない。

「逆襲のシャア」だって主人公はアムロだし。

で、そんなクシーガンダム、、、面倒なので「クシー」とするけど、定価6600円もする超大型のHG。てか、

 ズングリとしたルックスは、正直僕の好みからはかなり乖離していて、

 たまたま目の前にあって、さらにそれがみんなから羨望の的になるような状況でもない限り買うことはないだろう

って感じだったのだけど、

 これがなかなか、、作ってる人が多い。

で、インスタでも、中には僕好みの配色で作ってる人とかも居て、軽い気持ちで褒めたら、、、

 デジラマにして!

と。そんなこと言われたらこちらもその気になってしまう。褒めるくらいの素材だったわけだし!試しに「クスィガンダム」で検索を掛けたら、

 出るわ出るわ1000件以上。

アッガイじゃこうは行かないんじゃないかと思いつつ、ツラツラーっと写真をチェック。もしこれで「かっこいいと思える写真がひとつもなければ」、粛々とお断りしようかと思ったのだけど、

 2枚ほどあったんだよな~。

インスパイアされちゃうヤツが。

で、インスタからメッセージを送り、めちゃ上がってくれたので、
※バックパックや武器がまだだったけど、僕が作りたいイメージには不要だったので、本体だけで一気にGOサイン

 直接電話。

僕は結構そう言うのやっちゃう人なのだ。相手の都合も考えろ、と言われそうだけど、それによってイイ感じの物が出来れば、ALLOKじゃないの?って思ってしまう人なのだ。

今回のお相手は、年齢が34歳とかなりお若い方だったのだけど、

 使ってるスマホがiPhone12!

おおっ!それは心強い。さらに「ファイヤーストレージ」なる手段を使って、

 4Kの静止画を送って貰えることに。

いやはや、、、いろんなポーズをリクエストしつつ、最後に決まった写真を送ってもらって、、、

 これだよ!と。僕が求めていたのはこの画質なんだよ!!!と。

いや、これまでコラボして下さった方をディスるわけじゃないです。redさん、ありがとうございます。またよろしくお願いします!!

 でも、綺麗な写真はそれだけでモチベが急伸する。しまくる!!!

とにかく作業がしやすいし、見た目も綺麗でテンションも上がる。もう300×400なんて解像度には戻れない!

背景はパッケージアートのように「星空+暗雲」。雲の方は衛星写真の地球の写真(ほとんど雲)を適当に切り抜いて、宇宙に重ねつつ境目を、

 「ぼかし250ピクセル」でぼかす。

・・・最大値初めて使ったかも。
※フォトショップ7.0の話ね

・・・

今回は、

・ボディ・・・左手、右足、体全体

・顔・・・正面を向かせる為。キットのままだとほとんど動かない

・右前腕・・・縮尺と角度的にこちらに手を伸ばすポーズが取れないと思ったので

・右手のひら・・・「シャイニングフィンガー」のような「こちらに手のひらを向けたポーズ」

・左足・・・ピンボケしてるのでそこにフォーカスして貰って別撮り。台座に隠れてる部分があるので手で持って撮影して戴いた

この5枚を合成。ポイントは、右肩の裏側にある黒い三角のパーツに腕が掛かっていたのを、拡大した前腕と手のひらでガッツリ隠したことと、

 とにかくソースが高解像度だったこと!

高解像度は、メインカメラとかの小さな部分を拡大して光らせる時とかでスゲェ違いを感じるのだけど、やってみてもっと根本的なことでメリットが大きいことに気付いた。

 高解像度だと、境目のぼかしを2ピクセルにしても、ほとんど元画像の背景に「食われない」。

低解像度にとっての2ピクセルは、「視認できまくる」ので、重ねる背景に乗せたとき境目が浮き上がりやすい。でも、高解像度だと2ピクセルがバランス的に狭く、さらに撮影時の背景色と実際に使う背景のコントラスト差が少なかったこともあって、

 境目もキレイ。拡大してもキレイ。全てがキレイ!

作業のしやすさだけでなく、出力のクオリティが高くなりやすかったのがモチベに直結した感じ。

ちなみに、最近の合成手順としては、、、

・ボディをトリミング。このとき他から持ってくる部分はトリミングから「少し外す」。完全に外すと重ねたときに「隙間」が出来てしまうので、余白を残しつつあとから黒とかで塗りつぶす方が楽。

・パーツをトリミングしてコピペ。ポイントは境目をぼかさないこと。コピペの際に明るさやコントラストをある程度近づけた状態にしておくと、あとの作業が楽。コピペするとき、「ボディパーツが手前に来る場合」は、その部分をコピーして別レイヤーにしつつ、パーツの手前に配置。油断すると境目が残るので、そこは忘れずにカットする。

・一通り貼り付けたら、背景レイヤーを非表示にして、ボディやパーツだけが見えるようにし、不自然な隙間がないかチェック。ある場合は「塗ったり貼ったりして埋める」。

・各パーツ同士の色調補正が出来ているか確認しつつ微調整

・背景非表示のまま表示レイヤーを結合

※躊躇いがある場合は、全てのパーツを複製して失敗に備える。フォトショの操作の中で、「レイヤーの結合」が最も「やり直しが効きにくい」重たい操作だと思う

・レイヤーウィンドウの余白をCTRLキーを押しながら左クリックすることで「空白以外の部分が選択される」ので、
※このやり方を知るまではスゲェ苦労してた
それで一旦「選択範囲をコピーしたレイヤー」に。さらに選択範囲も保存。

・背景写真を持って来て「本体は動かさず」背景を動かしてベストな位置に重ねる

・背景とコピーレイヤーを結合し、選択範囲を呼び出しつつ境目を2ピクセルでぼかす

・そのままプラモ側のレイヤーで選択範囲をコピーし、行き先の背景にペースト。今度はプラモを拡大縮小回転させて、さっきと同じ場所に貼る
※境目の色が馴染むための手順

・・・こんな感じかな。

文字にするとメチャわかりづらくて、たぶん誰ひとり読んでないとは思うけど、行程的にはそこまで複雑なこともない。

あとは、

・脚部に暗めのグラデを重ねる

・手のひらとか目を光らせる

・足元に雲のエフェクトを重ねる

・元のパッケージアートにあった隕石を入れて見たけどイマイチしっくり来ない

こんな感じの紆余曲折を経て今の状態に。

ホントはバーニアから何かが噴射してるようにしたいとか、モノアイにしちゃったメインカメラをツインカメラにした方がいいかもとか、隕石の色を白とか青にして一筋だけ残そうかな、とか、

 思うところはある。

ただ、特にバーニアのエフェクトに関しては、

 リアルな噴射エフェクトってのがイマイチよくわかってなくて。

まぁ今回はそこまでフォトリアルを志向したわけじゃなくて、どちらかというとパッケージアートっぽさが残ってる方向なので、

 ちょっとくらい「ケレン味強すぎエフェクト」でもいいのかなぁとは思うんだけどさ。

あ、でも手のひらはもう少し何とかしたいな~。一応手首にパイプを入れたりしたけど<誰にも気付かれないレベルの暗さで

・・・

正直、過去の手ざわりで言うと、

・ファーストガンダムじゃない
・フォトリアルじゃない
・そこまで超有名MSじゃない

ので、いいねはたぶん全然伸びないパターンな気がする。せめて正方形にしたりしたけど、、、どうかな。

ちなみに「超有名MS」というのは、ファースト以外だと、

 νガンダム、ユニコーン

この二つだけ。他は全て「有名止まり」。ウイングだろうとサザビーだろうと、Zガンダムだろうと高機動型ザクだろうと、「そんなでもない」。クシーやペーネロなんて、いくら映画公開が近かったからって、大して認知度が高いとは思えないし、

 そもそもそんなかっこよくないしね。
※これはプラモの完成度ウンヌンではなく、純粋なデザインの話

でも、

個人的には凄く楽しく作業を進めることが出来た。先に挙げた解像度もそうだけど、ポージングとしてこの「手のひらを前に突き出してる」のが凄く僕好みだったし、
※聞けば劇中でも片手で相手MSの頭を握りつぶすシーンがあるのだとか。何たる偶然

地上がない分リアリティは一枚欠けるけど、背景の雲もなかなかそれっぽくてイイ。何より、作り手のトキオさんがとても喜んで下さったので、

 いいねが伸びなくても十分楽しめたな~って。

今後、毎日更新が途絶えてしまう可能性は否めないのだけど、例えば流れとして、

・僕の作品にいいねしてくれた人のページを覗く

・デジラマ向けの作品があったらとにかく褒めつつ使わせて貰えないかそこはかとなく打診

・もし食いついてくれたら一気にメッセージ送ってステップを進める

言っても今回、「一日の話」だからね。コメントのやりとりからデジラマのほぼ完成まで一晩の話。一気にやりとりして、電話して、写真撮って貰って、背景作って、加工合成して、、、。

 最後トキオさんが寝てたのが「オチかよ!笑」って感じでしたけどね~。

「1時か2時なら余裕で起きてますよ」ってことだったのだけど、そりゃ僕もしょっちゅう寝オチするし、直前に誰かに指示されまくって写真撮ってれば、

 そりゃ疲れるよね。笑

・・・

一つ今回のことで学んだのは、ハイディティールの素立ち上等な「ドヤ顔ガンプラ」でも、ポージングして貰って「かっこいいを模索」出来れば、十分見栄えのするデジラマになるなってこと。

正直ハイディティールガンプラは「ポージングが怖くて出来ない」ケースも凄く多いと思うし、それだけで十分かっこよかったりもするから、なかなかそこまでお付き合い戴けないことも多いかなぁとも思うけど、

 出来上がったのをメチャメチャ褒めて貰ったりすると、やって良かったと思うし、他にもそうやって喜んでくれる人が居るんじゃないかなぁって期待もしちゃうんだよな。

あとはいいねさえ付いてきてくれれば言うことないのだけどね。笑

 

|

« つぶやき | トップページ | クシーのデジラマの続き »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« つぶやき | トップページ | クシーのデジラマの続き »