ゲームつれづれに
ふと思って調べて見たのだけど、買えないのはガンプラやポケモンカードだけじゃなく、
PS5も相変わらず買えない。
amazonでは当たり前のように「プレミアのみ」。ちょっとだけ調べたところだと、
通常価格で買うには抽選で当てるしかないらしい。
どんな状況だよ?「抽選で本体が当たります」ではなく「抽選で本体を買う権利が当たります」だからね。
そんな時代が来るとは、、、。
その昔ファミコンが品薄になったときは、「抱き合わせ商法」として愚にも付かないクソゲーと一緒に買わされると言う状況になった。
※僕はその前に買ってたけど
後に抱き合わせは違法となって、現状それに近いのは「メーカー出荷の時点で同梱版としてリリースされる」程度になったが、
愚にも付かないソフト2本と一緒に買わないとイケナイけど定価
ソフトと一緒に買う必要はないけど定価より3万円高い
これはどっちが嬉しいのか。後者は自由競争の御旗のもと、違法にはならないのだという。実際マスクを3000円で売っていた身としては、いささか耳が痛い部分も無くはないのだけど、
※つっても当時周辺での価格が4000円以上で、ほぼ買えない状況ではあったから「相対的に安かった」のではあるけれど
欲しい人が居て買う人が居るからその値段になっているのであって、例えばビンテージのジーパンを50万円100万円で買うのも、期限切れ間近のお菓子や総菜が半額で処分されるのも、言ってしまえば同じことなのだ。
それが資本主義なのだ。
思うのは、もし誰も、誰ひとりとしてプレミア価格で買わなかったらどうなるか。それはきっと間違いなく値段が下がる。でもそれはあくまで「通常価格で買えるようになれば」と言う注釈が付く。マスクが1000円や300円で買えるようになったから、5000円で買う人は居なくなった。いつ言っても潤沢に在庫があるなら、誰もメルカリでプレミアを払ったりはしない。
余談だけど、昨日メルカリで一つガンプラを買った。価格は送料込み1333円。ポイントが300ポイントなぜかあったので、実質支払い1033円。
買ったのはガンダム一番くじD賞「EGストライクガンダムソリッドクリア」。
一番くじは1回税込790円。もちろんD賞が末等ではないが、確率的に「1/2の確率でプラモが当たる」と言われているらしい。プラモにはメガサイズガンダム等も含まれる。
前回もそうだったが、僕はブックマーケット店頭で1500円税込でEGガンダムのソリッドクリアを買った。要は「2回引いて1個当たる」と算段したからだが、
これは全くプレミアで買った認識はない。むしろ「お値打ち」だったとすら思う。僕にとってクリアファイルには「0円の価値もない」のだから。
結局欲しいか欲しくないか、買うか買わないかが全てだという話。SONYが本体を大量に作らない、販売しないのはなぜか。
大量に作っても売れなければ大損害。全て売れても僅かな利益しかない。
※大量に作ればその分原価は安くなるだろうけど、そうじゃないから利益は少ないと言う理屈
「大量に売れる見込み」が無い物を大量に作るのは愚者の愚行に他ならない。現時点で既に発売10ヶ月が経過しているが、その中には「一般人にまで広く深く訴求するキラータイトルが無かった」と言うことを裏付けているとも言えるのかも知れない。
キラータイトルが出れば、本体はもっと作るはず。
キラータイトルを出すには、本体の普及率がもっと高くないと困る。
キラータイトルを作るにはお金も時間も掛かる。
本体が普及してなければそこまで開発にコストを割けない。
ならば、
本体の普及率が高いハードでリリースするのが「当然のジャッジ」だ。
つまり、今ならスイッチで出すのが「普通」で、特にコアな、それこそプレミア価格で本体を買うようなユーザーにしか訴求しないようなタイトルは、一部プラットホームホルダーのリリースを除いては、ほとんど作られなくなっていく気がする。
てか、
ファミコンは儲かったが、PS5は儲からないのではないか。
PSPのような携帯ゲーム機市場が一気に終息したのは、マジコンやエミュレーターの影響も大きいのかも知れないが、絶対にそれだけじゃない。
スマホが最大の理由だと思う。
それまでゲームをしていた時間をLINEやインスタに奪われたからだ。そしてそれは据え置き型のゲームからも当然奪われている。
ゲームをやる人が少なく、ゲームをやる時間が短くなっていると言うことは、ひとり当たりが年間購入する本数も少なくなるし、優先順位も下がる。優先順位が下がると言う事は、作り手も生産ペースを落とすし、ダブつかせないようにする。工場のラインも減るだろうし、体力がないメーカーは存続も危うくなる。
昨日久々にゲームのテレビCMを見た。何のハードかなぁと思ったら、
XBOXだった。
これは結構ビックリした。
※もしかしたらテレビじゃなくインスタのCMだったかも。記憶が曖昧ゴメン
一時期を思えば、ソシャゲのCMも減ってきた気がする。相変わらず多いのは保険会社と車と携帯のCM。ほとんどそうじゃない?は言い過ぎか。
10月上旬には「有機EL版スイッチ」とメトロイドの新作が同時リリースされると言う。11月にはポケモンの「焼き直しダイヤモンドパール」も出る。見た目だけならかなり面白そうにも思えるけど、随分長く普通のゲームから遠のいている自分。買ってもやるのかどうか、甚だ怪しいところもある。
以前なら躊躇うことなく買っていた。メトロイドもポケモンも大好きだからだ。でも今、本体は千葉の娘の元にあり、本体ごと買うほどの魅力を「自問自答している自分が居る」。つまり躊躇っているのだ。この2本のために買うことを。買えるか買えないかわからない本体を買おうと努力することを。
コロナの影響で行列させて売ることも少なくなり、オンラインソフトの影響で、ソフトの品切れや中古問題もほぼ無くなった。でも、全ての因果が絡み合い、最終的に、
ゲームの魅力が無くなったとしたら、果たしてそれがメーカーの望みだったのかと思う。
・・・
今は据え置きゲーム以外でもゲームを楽しむ方法は無限にある。スマホゲームのクオリティは、PS4クラスの見た目で、違いはほとんどわからないし、Steamの環境が整っていれば、最新ハードを買う必要も薄い。まぁ「ネオジオミニ」みたいな小型のゲーム機はそれらの範疇には入らないかも知れないけど。
ドラクエ、FF、ゼルダ、ウィザードリィ、女神転生、、、ファミコン全盛期、続編が待ち遠しかった「ビッグタイトル」。ポケモン、ストII、ディアブロにハマった頃もあった。
ふと思ったのだけど、DSでマジコンが大問題になっていた頃って、今よりゲームは売れていたような気がする。儲かっていたところは儲かっていたような。それってつまりソシャゲで無課金ユーザーが居るから、廃課金ユーザーが優越感を得られる構造に近いのかも知れない。「盛り上がっているなら買おう」と言う人。そして声。
別にマジコンを肯定するわけじゃないけど、
※やってないし
この10年?5年ほどの間に、家庭用ゲーム機の「僕の中での盛り上がり」が、一気に終息しちゃった気がするのだよな。
なんで発売10ヶ月も経ってるのにPS5を持ってないのかオレよ。
子供の頃「ゲームを卒業する」日なんて永遠に来ないと思ってたけど、意外とその日は近いのかも知れない。多少はやるかも知れないけど、現時点で既に近い状況になってる気もしないでもないし。
ま、そうは言ってもゼルダやFFの新作が出たら買うんだけどな。100%。
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