最近のデジラマ
昨日は休みだったこともあって気合いを入れて作り始めた。てか、ずっと心の中には「水中のガンダム」がくすぶっているのだけど、一度コテンパンにやられちゃった(どうにも上手く出来なかった)あとだと、再度エンジンを掛けるのも難しい。ってことで逃げではあるのだけど他のを作ることにした。
作る時、以前は日常の景色の中で「ガンダムを見つける」感じだったのだけど、今はもっぱらネットからの背景調達。背景からインスパイアされてそこにハマるようなプラモをポージングしたり、フォロワーさんや友人にポージングしてもらったりする場合と、
完全に自分の脳内で「こんな作品(写真)を作りたい!」と言う衝動が沸いて、それに沿ってプラモと背景両方の調達をしたりする場合がある。
前者の場合、主に枷になるのは「自然光に固執する」こと。あとはピントを合わせることとかポーズのかっこよさ、光源や接地の角度等々。この辺りはそこそこ融通が利く。
しかし、「プラモに背景を合わせる」場合は、そう簡単には行かない。
とにかく地面にしっかりくっつかない!!※接地が上手く行かない
そんなのプラモの方を変えればいいだろうと思うかも知れないけど、
プラモを接地に合わせたとき、「かっこ悪くなる場合」はどうしたらいいのか。
つまり、「かっこいいプラモ」と接地する背景は極めて少なく、「かっこ悪いプラモ」と接地する背景が多い。
昨日確認したら、僕は背景写真を実に1000枚以上ダウンロードしてた。
※フリーサイト。概ねフルHD以上の解像度。容量にして780MBほど<これはそんな大きく無いけど
その中でも、「ガンダムを斜め上から見る視点」の写真は極めて少ないのだ。
1000枚中、0枚くらいしかないのだ。
まぁ泣きたくなったね。てかお題は、
●ヒザ立ちしてライフルを構えるガンダム
以前から何度かビームライフルを構えるガンダムの写真、デジラマは作ってきたけど、どれも立ちポーズばかり。それはガンダムが「ヒザ立ち出来ない」からに他ならない。
インスタやネットを見て、「ヒザ立ちでライフルを構えてるポーズ」を探すと、「ジムスナイパーII」が比較的簡単に見つかる。一言で言ってかっこよく、様になっているのだけど、
ジムスナイパーはウチのガンダムではない。
あと、どうすればヒザ立ちが出来るのかを考えることにした。
イラストでもイイので「ライフルを構える」で検索して、いくつかのポーズを見つけたところ、ポイントは二つ。
・太ももが左手にくっつくくらい高くまで上がる※股関節が90度以上曲がる
・足首の関節が水平に近いところまで曲がる
前者がクリアされれば、後者は不要で、後者がクリアされれば前者は緩和される。両方が必要なわけではないのだけど、
アンリーシュドのガンダムは、このどちらもクリア出来ない。
ひざ関節こそ二重関節でかなり大きく曲げられるものの、股関節と足首関節はそこまで大きく曲げられず、
様になるポーズは取れないのだ。マジで。
なので、股関節側を「デジタルで強引に合成して」、足首は割と素直な方向で良しとした。まぁ多少の違和感は残ったけど、コレまで見たアンリーシュドガンダムのどの写真より「ヒザ立ちで撃ってる感」は出せたと思う。
もちろんこのポーズは様々な、枚数にして100枚くらい撮った中で合成している。しっくりくるだけでなく、それなりにかっこよく見えることも絶対条件だ。
ぶっちゃけ顔が見えない、メインカメラが光ってないことに関しては、これまでも特に気にしてこなかった。ただ、それはあくまで「見えて無くて光って無くてもかっこいいこと」がクリアされていたら、の話だ。
苦労して左足を立てても、トータルでかっこ悪かったら意味が無い。
つまり、
背景のことを一切考えずに完成したこの「ヒザ立ちポーズガンダム」に合う背景を、何としても調達しなければ、ここまでの苦労は水泡に帰すのだ。
ってことでスゲェ探したのだけど、結局いつものページからは見つからず、、、
てか、前も書いたけど「視点が高い」とはどういう意味なのか。そもそも視点が高いと何がどうなるのか。プラモに関しては、視点が高いと「顔が見える」。そして、「両足の幅が広がる」。
両足の幅が広がると言うことは、「手前から地平線までの表示範囲が広がる」という意味であり、「カメラを水平より下向きに構えて撮る」必要がある。
カメラを水平より下にして撮れば、地平線は画面の真ん中より上に来る。しかし、そこに先ほどのガンダムを違和感なく置くと、、、
プラモデルの大きさになってしまうか、地面に埋もれてしまう。
それでは当然意味がないので、「埋もれてしまう地面を掘る」必要がある。すなわち、
地面ではなく、そこにスペースがある写真を見つける必要がある。
つまり、「高台から撮る」か「橋から川などの眼下の写真を撮る」。ビルからでもいいけど、それだと高さが高すぎたり道路が狭すぎたりして意外としっくり来ない。高い人口密度が求められるビルの前にモビルスーツが余裕でヒザ立ち出来るだけの広い空間が空いてるケースはほとんど無いのだ。
※普通主要道路は両脇にビルが立つから
で、最終的に僕がたどり着いたのは、、、
豊橋駅前にある高架から撮った駅前大通の写真。
以前ゲルググでも使った場所を、今回別角度から撮った物で再度使うことにした。
もちろん「構えた銃の先にあるのはビルであってザクではない」のだけど、
そこはもう諦める。もしかしたらザクが居るかも知れないじゃん!みたいに言い張ることにする。
色調補正に関しては、元から曇り空で撮った背景写真と、「屋内だけど自然光で撮ったプラモ写真」で相性は悪くなく、最終的にフィルターで調整することもなく、
※調整しても良くならなかった
一応の形になった。
・・・
正直この写真を見ても「スゲェ」と感じる人は少ないと思う。アンリーシュドを持っていて、さらにヒザ立ちポーズを取らせようとして、それでも上手く出来ずにもどかしい思いをし、それでも諦めきれず何か良い方法はないかと模索した人で、さらにデジラマに理解があり、僕のインスタを知っていて、さらにそのネタが投下されたときに見つけてくれて、そのポーズが「自分がやりたくても出来なかったヒザ立ちである」ことに気付いてくれれば、、、
「へ~」
って思うかもくらいのものだ。てか接地の難しさはやろうとした人にしかわからないと思うけど、特に「高い視点で破綻なく接地させる」ことの難度は、今も昔も全く変わらない。
超大変!なのだ。
見た目は地味でもね。
ともかく、これは以前からやろうやろうと思っていたプランのひとつであり、これでやっと肩の荷が下りたとも言える。足の角度が甘いとか、ポーズに面白みがないとか、ネガティブな印象が無いわけではないけど、
そんなのは、やったことがない人の感想であり、何だかんだ言って自己満足出来ればそれで十分なのだ。
ここで「だったら自分でアンリーシュドでヒザ立ち射撃のデジラマ作ってみろよ」などとは思っても言わないのだ。僕はオトナなので、そう言うことは胸に秘めて決して外には、、、あれ?気のせいか誰かがそのこと書いてる気がするぞ?
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