スパイダーマン 新しいヤツ2作
何か贅沢な映画が見たくなり、検索したら「ホームカミング」と「ファーフロムホーム」の2作ともがネットフリックスにアップされていたので、
ついに!重い腰を上げて観ることにした。
ホーム、、の方は、DVDがレンタル開始された当初に借りては来た記憶がうっすらとあるものの、スパイダーマン特有の「負のオーラ」が拭いきれず、結局見ずに返してしまった。
※当時のブログを漁れば、もしかしたら「借りてない」かも知れない
ともかく、見る前の段階から僕の中でスパイディに対する印象は、
すこぶる悪い。
トビーのはとにかく話も暗いし、性格も悪いし、VFXは当時としても相当凄かったとは思うけど、
ぶっちゃけ3作が3作とも嫌い。
でも、次のアメイジングは結構主人公の性格が明るく補正されていて、個人的にはこの3人の中では一番好き。ヒロインもカワイイし、そこまでダークに寄り切らないし。
でも不人気だったのか2作で打ち止め。
今回のトム・ホランドは、スパイダーマンとしては2作がリリース済みで、12月に3作目が公開される。アベンジャーズでも登場していて、そのキャラクターは、
かなり若い。そして青い。
何というか、一言で言えば「ガキ」。
それが映画の序盤からいかんなく発揮されまくり。僕も飛ばしまくり。
何つか僕は「ガキが嫌い」なのだ。「子供は好き」だけど、ガキは嫌い。ガキというのは、つまりは「年齢より幼い思考回路と行動理念を持つ連中」のこと。友人に勧められた「エウレカセブン」でも、主人公がガキ過ぎてすぐさま見るのを止めたくらい。
目を覆いたくなるくらいなら見なければいいのに。ハイ見ません飛ばします。
飛ばしても全く一切ちっとも困る事もない。マイナスの溜めはどういう経緯だろうと「こちらを嫌な気持ちにさせるのが目的」で、そこで溜めてあとからスッキリさせればよりカタルシスが高まる、と幻想を抱いて作ってるだけの、
ストレス発生装置でしかない
のだから。
とにかく見ていてそんなシーンが凄く多くて、そして長かった。普通折り返しを過ぎればそんな場面も減っていきそうなものだけど、そこはスパイディ、
きっちりいつまでもストレスをまき散らし続けてくれる。
もとのアメコミからして「そう言うテイスト」だったらしいから、ファンにはこれがたまらないのかも知れないし、純粋に楽しめる人をディスるつもりは全く無い。
楽しめる人は楽しめばいいのだ。
ヒロインも全くかわいくなくて、てかあそこまでの仕打ちをしてなぜ主人公に好意を寄せられるのかがわからない。僕が飛ばしたシーンの中に相手の命を5回くらい救ってたりしたのだろうか。
ただ、ヴィラン役のマイケル・キートンは良かった。
アップになった時の表情とセリフには凄みがあり、「バットマンをやっていた頃」の「感情が全然伝わってこないロボット」のようなキャラだったのがウソのよう。
キーファーサザーランドやケヴィン・コスナーのような「見事なイケメン」に育ってくれていて、
トムの情けなさと対局になるくらいかっこよかった。
てか、何つか隙も多かったと思うんだよな。あの機械の翼を見つけても何にもしないとか、誰にも連絡せずにひとりで何とかしようとしたりとか、明らかに見てるこちらをイラ付かせるだけの行動がスゲェ多かったし、
よくもまぁトニーも彼に自分の後を継がせようなどと思ったものだ。
どう見てもどう考えてもガキだろうに。
ってことで、ファーフロムホームの感想。
ジェイク・ギレンホールにあんな格好をさせて、かわいそうに。
ただ、キャラ的にはなかなか魅力的だった。てか、VFXをこれでもかと使う演出は、正直過多というか、「見づらいだけ」になってるきらいもあり、
※これは前作でも強く感じた。動きが早すぎて何をしてるかわからないのは全くプラスじゃないと思う
新鮮さを出そうとするあまり、さじ加減を誤ってるような気がしないでもなかったけど、それでも絵的な豪華さはキッチリ出ていたし、
スパイダーマンらしさもあるな、と。
サム・ライミの頃から、スパイディ映画は他より豪華なのが代名詞でもあったと思うし。
(前作に引き続き)相変わらずヒロインに魅力が無いのはどうかと思ったけど。
それでもキスシーンがあったのは良かった。何か最近そう言うの無いマーベル映画多い気がするし。
あ、でも前作でグウィネス・パルトローとか、今作前作でジョン・ファブローが出てきたのは素直に嬉しかったな~。シリーズ作だからこその眼福という感じ。てかファブローやっぱ好きだわ。監督としても俳優としても。そう言う役所なのかも知れないけど。
前作ほどお調子者じゃなかったので、飛ばしたシーンは少なかったけど、そのプラスを補ってあまりあるマイナスが、
最後の締め方。
あんなことして何になるんだよって感じ。最後ストレスまみれで映画館をあとにすることが誰にとってどう得になるのかが全然わからない。
最後の最後、途中で停止したわ。
※つまり最後まで見てない
どうせ12月にそれを覆す形で見せてくれるんだろうとは思うけど、そこまでずっと凹んでるつもりはサラサラ無いし、当然見にも行かない。てかあのラストシーンが無かったら「観に行こうかな」って思ってただけに、ホントガッカリした。
・・・
トータルで2作併せてのクリス評価は★★。ダメなところが多かったけど、良かったところもあるし、見て損したと言うほどでもない。まぁダメなところはかなり飛ばしたからかもだけど。
余談だけど、フューリーの声優がどうしても思い出せなくて、スンゲェ苦労した挙げ句にパートさんに少し臭わせたら、
サクッと正解を言われてゲンナリ。
こういうのは自分で思い出すのがロマンだったのにな~
| 固定リンク
コメント