ピッコマ
小さな話。短いけどネタ不足なので仕方ない。
ピッコマとは、ネットのマンガサービスのひとつ。
最初少しだけ読ませてくれて、あとは1日1話だけ無料、
※1つのマンガにつき1日1話なので、100個のマンガだと1日100話無料
途中からは課金アイテムを使わないと読めなくなるものが多い。もちろん最初から全く読ませてくれなくて1冊丸々買わなきゃダメな場合もあるけど、それは今のところそこまで多く無い。
他にも10を超えるマンガサービスに触れてみたけど、
これが一番僕に合う。
というか、
凄く上手い。
漠然と僕個人がそう感じていただけかと思ったら、今日仕入れ先の女の子(26歳くらい)が、「ピッコマですよね~」と大いに同意してくれたので、たぶん個人的な感想ではない。ちなみに彼女曰く「有吉がCMやってるめっちゃコミックはめっちゃ読みづらくて不人気です」とのこと。あんま意識してなかったけど、マンガアプリにも善し悪しはあるのだろうな、と。
まず声高らかに言いたいのは、
マンガや動画やゲームとは違う
と言うことだ。例えばゲームなら、最初の数分遊ばせることで「絶対買わなくなる」とか、一本作るのにコストがベラボーに掛かったりする。アニメや映画は、新作映画には高いロイヤリティがあって見るためのコストも高く、時間も音声も必要。
マンガの利点は、
・アニメ、映画、ゲームなどと比べて、少人数で作ることが出来る
・ひとつひとつが小粒でも、同じジャンルを大量に揃えやすい
・イヤホン(音声)が不要
・区切りの単位が短くテンポが良い
・好き嫌いのワガママを言いやすい※重要
特に一番下。これがある意味マンガサービスに本気で向き合って一番関心したところ。
例えば、インスタなどでマンガが数ページ紹介されたとする。面白そうだと思ってアプリをインストールし、そのマンガを検索して読み始める。
例えばそのマンガが好みのジャンル、作画だった場合、1話を読み終えた時点で、
似た作品が下にずらりと並ぶ。
「なるほどそう言うことか」と思ったのは、「表紙だけが表示される」ため、その表紙に表示される情報。すなわち、
タイトルが凄く説明的なモノになっている。
わかりやすいところでは「幼馴染みが最強のラブコメ」とか、「大学で初めて恋人が出来た人の話」とか。僕の大好きな「4000年ぶりに帰還した大魔導師」も同じ。その数行のタイトルだけで、「読みたくなるかならないか」が決まると言っても過言じゃない。ぶっちゃけ絵に関しては、ページを開くまでわからない。フルカラーで縦読みだったり、1回分が4ページくらいしか読めなかったりすることもあるけど、ともかく、
そそられる文字が、1つのマンガを1話読んだだけで流れ込んでくる。それもいわゆる「動画視聴」のように30秒縛られることもないし、
むしろ「あ、今のマンガちょっと読みたかったかも、、、」と思いながら反射的に次の話に移ってしまって軽く後悔することすらある。まぁ読み続けてればまた出てきてくれたりもするけど。
※もちろんタイトルを覚えてたら検索すればいいけど
自分が好きなジャンルと言っても、その中身を想像させるキーワードが十分でなければ、その入り口の扉を開けるのは存外難しかったりする。「ワールドトリガー」と言われても何のこと?って感じだ。
感心するのは、「大きなうねり」として紹介するのではなく、作品ひとつひとつの特徴でオススメが決められている点。
例えば、少女漫画テイストのラブコメを1話読む。すると同じテイストが勧められる。しかし、その後最近読んだリストからサスペンス系のマンガを1話読むと、その次に表示されるのは完全にサスペンスになる。ネットフリックスやアマゾンのオススメとは「精度が違う」。
異世界モノなら異世界モノで、さらにその中でもラブコメやスローライフ、ファンタジーのバトル要素が強い物などで細分化されている気がする。
どういうアルゴリズムなのかわからないけど、大したもんだ。
そしてそれらのオススメが「異常に多い」。
たまたま僕が好きなジャンルに大量のストックがあったからなのかも知れないけど、
例えば最初の3話を無料で読む。4話目は「0円で読む」を使う。これは一度使うと23時間経たないとチャージされない。
23時間というのも上手い。まぁほとんどのアプリはそうだけど。
※FFBEは12時間なんだよな。甘いわ
上手いのは「無料から0円で読むにシフトする」というステップ。無料の場合はそう言う節目が無いので「マンガに集中させやすく」、0円とは言え、異質なステップで襟を正させる。これは「うやむやのうちに課金させない」と言うとても誠実なスタンスだと思う。
4話も読めば大概雰囲気も掴めてくる。そして次のマンガへ、、、。それを繰り返していくと、、、
1日に50作品が「23時間チャージ」のマンガになってたりする。
中には短いものもあるけど、そこそこ読み応えがあるものもある。途中で読めなくなるものもあるけど、
似たジャンルを集中的につまんでいれば、存外そこまで一つの作品にこだわりもなくなっていく。
もちろん例外はある
その例外こそが、、、
課金させる作品。
全てのマンガが課金したくなるわけじゃない。でも、構造上「課金したくなるマンガが課金される」のが、非常に建設的で、「描き手のモチベーションに繋がる」はずだ。
ジャンプを買っても、アンケートの結果はその週ごとにまちまちだろうし、ひとつひとつのマンガに個別に「正確な給料が支払われるわけではない」。しかし、マンガサービスの場合は、「間違いなくそのマンガのためにお金を払っている」のが如実にわかる構造なので、
当然、マンガの質も向上していく。
さらにそれが「ピッコマ限定」で、単行本すら出てないものとなると、、、
上手いなぁと思う。
次回が凄く気になる終わらせ方が!!
1回何ページ読ませるかは、たぶん担当と作者で決められると思う。少ししか読ませてくれないことで課金したくならないなら、それはそのやり方が「課金には不向き」というこっとになるだろうし、でも単行本を買わせるのには、少しずつしか読めないのは案外トリガーになり得るかも知れない。
それら全て引っくるめて上手い。
あと単純に、
エロいのも多い。
いわゆるエロマンガのような直球は見あたらないけど、
※ぶっちゃけそれが読みたいわけでもないし
微妙にイイ感じのエロは相当読める。
オッパイ出てればエロいわけじゃないしな。
ともかく、他にもいくつか平行して読んでるものも無くはないけど、現時点では、
「ピッコマだけが課金したくなるマンガアプリ」
ってのは間違いない。あくまで僕にとって、だけど。
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