サイコガンダムのデジラマ~その2~
文字数稼ぎに余談から入る。と言うかこの余談がメインな長さになってしまったら、「タイトルの方を書き直す」ことになるのだが。
最近時間の流れが加速している話は再三しているのだけど、とどのつまり、「楽しい時間は早く過ぎる理論」を体現していると言っても過言ではない。楽しいマンガだけを何度も読み返したり、以前遊んだ楽しいゲームをリプレイしたり。デジラマ作りでも、毎日違うものを作ってるようでいて、その行程は存外近い。となると既視感と共に時間経過が加速するわけで、
楽しく過ごせば過ごすほど、時間はより早く、短くなっていく。
もちろんだからと言ってつまらない過ごし方をしたいわけじゃない。そうすることで時間がゆっくりになったとて、そんなのは「むしろ浪費」と言っていい。楽しくてすぐに過ぎてしまうような時間にこそ価値があるのであって、そのための加速は甘受しなければならないし、望むところと言って良い。
ってことで、3作目のサイコガンダムのデジラマの話。
●ひのとりwithサイコガンダム
「ひのとり」とは「火の鳥」でも「フェニックス」でもない。「ひのとり」だ。検索すればすぐにそれが、
近鉄特急「ひのとり」であることがわかるはず。
インスタのハッシュでは2万件超。まぁまぁの人気であり、赤くてスタイリッシュな車両は、なかなかにかっこよい。てか、
ひのとりにしたくてするわけじゃないのだが。
ひのとりだと余分にお金取られるし。少し快適だけど。
※自分はアーバンライナーがちょうどいい
ともかく、仕入れの帰り、鶴橋の駅でひのとりを待つことに。電車が来た瞬間、
あ、撮りたいかも!
と閃いた。これは「ひのとりが撮りたい」わけではない。もし撮りたかったら過去何度もあったチャンスに撮っているし、そもそも一番最初に見た時に撮った気がする。ほぼ覚えてないけど。
「移動してくるひのとりを仰角に捉えつつ、『あの空』が入るように撮る」。
チャンスは一回だけ。それも「電車が見えたとき」から撮ろうと思ったのでかなり慌てつつ、
何とか1枚撮ることが出来た。
そして帰宅。以前撮ったサイコガンダムの写真から、それに合いそうなものを探す。ちなみに今回は、「ガンダムの下半身は建物に隠れる」ので、その部分のピントは不問に出来る。上半身もポージング的にピントが著しくズレているところもないようだ。
何だかんだ言って、ガンプラも背景も、自分で調達したものがやっぱり強い。思った通りの角度で撮れることもあるけど、何より画質がいい。ピントの合わせもネット越しでのコンセンサスはなかなか手強いし、
精度の高い画像をトリミングするのは、単純に楽しくてモチベが上がる。
フォーカスがヌルいとテンションが下がるのだ。まるでプロのカメラマンみたいなことを言ってるけど、ホントにそうなのだからしょうがない。
ともかく、そんなこんなで背景に重ねてみた。
以前はかなり苦労していた「建物のトリミング」だけど、マジックワンド(近似色のピクセルを丸ごと選択するツール)と範囲指定、コピペなどを駆使することで、以前より上手く出来るようになってきた。我ながらここに関しては上達したなと思う。
ただ、せっかくトリミングが成功した部分が「サイ子と重なってなかった」のはもどかしかったけど。
ちなみに、太い鉄柵みたいなものは、何だかんだ言って自力でトリミングした方が精度が出て、「手動は手動で侮れない」とも思う。重要なのは手間と成果のバランスであって、手間を極限まで減らす事が正解ではないからな。
で、一応重ねが完成し、あとは色調補正で整えるだけ、、、と思った矢先、、
気付いてしまった。
僕は気付いてしまったのだ、、、
「ひのとり」のフロントガラスに、「サイコガンダムの手前の建物が映り混んでいること」を。
これでは「鏡に映らない幽霊」である。
うー、、、これは、、、「入れるしかない」よなぁ、、、
困ってるようでいて、その実口元には笑みが浮かんでいる。
てか、
面白くなって来やがった!by次元
映り込みは曲面のフロントガラスなだけでなく、角度的にも大きく傾いており、ただ貼り付けるだけでは到底リアリティは出ない。色調は最後に調整するとしても、鉄柵の向こう側に別レイヤーで重ねた「彼女」を、違和感なくガラスの中に落とし込むにはどうしたらいいのか。
結論から言うと、「一旦結合して別ファイルで保存」「映り込む部分を切り出し」「変形しまくってカタチを整え」「球面フィルターで湾曲させる」。
この手順だった。しかし、最初はガンダムだけ重ねる努力をスンゲェしたり、「このくらいで大丈夫かな」と思った範囲が全く足りて無くて全てやり直しになったり、
ムチャクチャ苦労した。
ぶっちゃけパッと見はその苦労が全く伝わらないと思う。あと、良く見るとちょっと柵のカタチとか破綻してたりもする。
でも、違和感もほとんど無いはずだ。
「まるでそこに立ってるかのような」リアリティ。光ってるところとかレーザーとかもない。ただそこに居るだけの巨人。
でも、確かにリアルがある。まだ見たことがないリアルが、そこにある。
自己評価★★★☆。かっこよさではひとつめのが上だけど、満足感がマジパ無い。
現状作ったのはこの三つ。あとは、、、
●サーチライトが当たってるサイコガンダム
まだ作ってないけど、イメージとして、斜め下からの光源を「ダンボールなどで少し遮りつつサーチライト感を出せないか」やってみたい。これは78でもいいっちゃいいのだけど、「巨大な悪者≒ゴジラ」みたいな雰囲気を考えると、サイ子の方が適任かな、と。
●大きさ比較
これはサイコガンダムだけではないのだけど、マークIIとか全く別の作品のロボットとかと大きさ比較がしたい。まぁちょうど良い背景=舞台が何か無いかなぁって感じではあるけれど。
●指を使ったヤーツ
サイコガンダムの足は使ったけど、手はまだ使ってない。ガンバスターほどは大きくないけど、それでもそこそこは大きいサイコガンダム。実際どの程度の大きさなのかをリアルに感じるのに、指先を使った、例えば「メガ粒子砲の目の前に人が立ってるような」デジラマは面白そう。「死ぬし!」って感じのタイトルで!笑
・・・
何にしてもモチベが高まるのは良いことだ。ダークソウルが頓挫したり、ブログの更新が危うくなったりもするけど、「楽しいは正義」だからな。てか、
変形、一回くらいさせたい気もするけど。
てかそう言えば盾もまだ一回も使ってないわ。「塗るのが大変」って理由でアンリーシュドの盾を作ってない僕だったけど、「完成品」ですら使わないとは、、、。
盾が嫌いなんだな、要は。
でも変形させるならさすがに欲しいよなぁ、、。説明書とか一切見てないからな。たぶん前の持ち主も見てないと思う。ヒザのビニール捨ててなかったくらいだし!
・追記
ひのとりのヤーツ、今見てたら違和感に気付いた!サイコガンダム手前の建物に、サイ子の影が落ちてない!最初は曇りだからイランかなと思ったけど、サイ子の明るさがここまで暗い=ある程度の逆光=光源が後ろにある=手前の背景に影が落ちてないのは不自然だわ。
こういう細かな理屈付けの繰り返しがリアリティを形成すると信じてる。
てかどうやって影が落ちるのか全然わからんけども。
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