デジラマ独り言
短いだろうと思いつつ書き始める。
最近はモチベも低下しているのだけど、それでもふとした瞬間に「作りたくなる」ことがある。でも、新しくプラモを作るのはおろか、作ったものの写真を撮ることすら面倒に感じたりしてしまう。フォロワーの方の作例を見てビビッと来て、「お願いします!」と言うのは簡単だ。
だって写真は撮って貰えばいいのだもの。
最初はもちろんそれをお願いすることに結構大きな緊張というか、ハードルがあった。でもやってるそばからみんなが喜んでくれるので、調子に乗ってるってわけじゃないにしても、「お願いする抵抗」が薄れて来たように思う。そして同時に、
自分で撮るのが面倒になってきた。
ただ、言っても本当に自分が欲しい絵は、自分で撮る方が精度が上がる。角度も光源もピントも、文字によるコミュニケはなかなかスムーズには行かない事の方が多いし、最終的な出力も、解像度も画質も、自分のスマホからの物の方がキレイなことが多い。結局屋内撮影だとどうしてもISOが高ければ高いほど「暗いところで明るい写真が撮れるが粒状感が増す」。単純なことなのだけど、大抵のスマホ撮影の場合、それを意図して低くしたり、マニュアルフォーカスでピントの位置を合わせたりと言った手間が、
とても理解しづらい。
僕自身、ISOを低くした状態で暗めの室内の逆光撮影は「スゲェ手強く」感じる。被写体がとにかく暗くなるということは、「背景との境目がわかりづらくなる」し、ピントをマニュアルで合わせる作業と、ちょうどいいISOに設定する作業で、手間が二乗になったりするのだ。
てか、最近はむしろ趣味がガンプラではなく「写真加工」「写真撮影」なのではないかと我ながら錯覚したりしている。
単純な画角、写真に何をどこまで収めるかというセンス的なものだけでなく、どのくらいの暗さ、どのくらいのピント、どのくらいのコントラストがしっくり来るのかをいろいろ考え始めている。
一番最近作った、つまり昨晩作ったサイコガンダムの写真は、
街中で仰角。部分的にガラステラス越しになっていて、時刻は夕方。光源は逆光で、全体的に暗い背景。
「暗い背景」のくせ者なところは、「一見して暗い=黒」と錯覚してしまうところ。プラモ側の
※正確にはサイコガンダムはプラモではなくトイなのだが、便宜上プラモとする
一番暗い部分を「黒」にしてしまうと、PC上ではその違和感を感じなくても、
スマホに移すとこれが凄く目立ったりする。
特に今回「手」の部分がどうにもおもちゃっぽかったので、
※塗装はされているが、全高40mのロボットの手という感じがしなかった。可動指で「可動のための溝」が見えてたりしたし
それをどうにかしようと、
・コントラストを上げる
・明度を下げる
・ディティールの追加※凹凸を意識したラインや凹みの追加
・手の巨大化
これらを追加した。
すると、PC上ではなかなかイイ感じにまとまっていても、スマホに移してフィルターを掛けようとすると、
ビックリするくらい手の部分のコントラストだけが浮き上がってた。
具体的に言えば、「手以外は黒に見えてたトコロが濃いグレーで、白に見えてたトコロが明るいグレー」。そして手は白と黒がバキッっと出ていて、文字通り浮いている。
と言う事で一旦落としたPCを再度立ち上げ、
※時刻は午前4時半
ハンドパーツ部分の元画像から
※そう言うのを消さずに残しておくことを学んだのだ※重要!
さっきよりは抑えめなコントラストや明度で調整する。
すると今度は抑えすぎになる。ギャフン。
再度調整。さっきよりは抑えすぎにないように気を付けつつ、手が沈み込みすぎない感じに出来上がった。
がしかし!
今度はプラモと背景のコントラストに違和感がある。
以前作った78のデジラマでは、プラモが1ショットモノで、部分的にピンボケしていたのを、「背景側もその部分をピンボケさせることで統一感を出そうとしてみた」。結果、全体的にどこかオモチャっぽいというか、「デジラマというよりジオラマみたいな質感」になってしまって、
やはりピントは重要だなぁと学んだ。
しかし今回は、ピントではなくコントラスト。プラモの上部のコントラストを抑え、下部はバシッとそのまま強めのコントラストにすることで、上の方が軽く霞んでるような感じになった。
それが背景と乖離して浮いてしまった。
だったら、と背景のコントラストを抑えて重ねてみたら、、、
今度はまたも手の部分が浮いている、、、。
つまり、
「どのエリアをどの程度のコントラストにするのか」なのだ。
コントラストを上げると、金属的な硬質感が高まり、黒はより黒く、白はより白くなる。しかし、背景部分もそれに見合うコントラストにしないと、そこだけ浮いた感じになってしまう。
逆にコントラストを下げると、その部分までに「空気の層」が入る感じになり、物体との距離が生まれる。距離があることで巨大さや高層ビルの感じが出るけど、これまた被写体と背景に整合性がなければ浮いてしまう。
つまりは「光源の整合性」をさらに一歩押し進めた調整。
ホント、「カメラを趣味にしている人」のよう。
でもだがしかし、「調整次第で浮いてしまう」のなら、調整次第で浮かない「ベストな着地点」が必ずある。スマホとPCを常に連動させるのは難しいけど、
こういうのは数をこなすことで「勘所」が見えてくるものだとも思う。
ってなわけで、最初から数えて5回ほどトライエラーを繰り返しつつ、ようやっとプラモと背景の整合性が増し、同時に、手もイイ感じになった。
なのに、、、
いざ日中それを見ると暗くてほとんど何かわからない。
これだけはどうしようもないとも思いつつ、最終的にある程度明るくないと、つまり、普通の人の多くは「そこまでスマホの輝度を上げてインスタを見ていないという事実を考慮しないと」、ただの暗い写真になってしまっていいねには全く結びつかない。
自分が満足していればそれでいいという意見もあるだろうけど、本来の自分の意図するイメージを見て貰えないのは本意じゃない。ある程度「見る人の基準値」を想定するのは、結構大事なことだと思うのだよな。
自分ひとりだけで楽しんでるわけじゃないのだし。
ってことで、このあと、、、
・全体の明るさを上げてみる
・何カ所か光らせてみる
余談だけど、今回のサイコガンダムは、最初に左右反転して使った。なので文字とかのデカールが反転してしまっているのだけど、
全体をさらに反転してみたら、これが存外変な感じ!
イメージというか、思い込みというか、「右からかっこいいのが必ずしも左からもかっこいいとは限らない」んだよな。
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