エヴァンゲリオンデジタルツアー
そう大した話じゃない。
インスタに入った広告で、朝日新聞主宰の「エヴァンゲリオン展」と言うのをやってたらしい。全国を回るツアーで、のべ60万人を動員したこのツアーのファイナル、北海道の様子をカメラに収めた「動画」を、期間限定で無料配信しますよ、と。
別に一枚一枚をジックリ見られるわけでもなく、
全ての解説文が読めるわけでもない。
特に誰かのインタビューがあるわけでもなく、
今回限りの特別シーンがあるわけでもない。
まぁ言ってしまえば、「エヴァをもっかい振り返る?」その程度のものだった。
一応見るためには朝日新聞のアカウントを登録しなければならないのだけど、これが何とも、、、
不安にさせる。
今日日、無料無料とは言いながら、実際はその無料期間が終了したらそのまま有料期間に以降しますよ?もし続けたくない場合はちゃんと「がんばって解約手続きをクリアして下さいね」、が普通。
もちろん有料を視野に入れる分、クレカ情報とかも入力が不可欠だったりもするのだけど、
・個人名の漢字とふりがな
・住所と電話番号
・取ってる新聞※これは当然か
結構突っ込んだ情報まで入力を迫られる。もしこのサイトがフィッシングだったら、、、とガチで不安になるレベルなのだけど、
とりあえず入力しちゃった。「番地だけ入れずに」。
※住所入力時に番地が入って無くてもエラーにならなかったので
てかぶっちゃけてしまえば、メアドだって捨てアカでいいだろうし、住所や電話もウソでも大丈夫だろうが、
過度にウソを付くのもどうかとも思ったり。
この辺のさじ加減がなかなか、、、。ともかく、
全部で15分ちょっとと言う時間は、「まことにちょうど良かった」。
動画の画質は決して良いとは言えない、720pくらい?DVD程度の画質に思え、ナビゲーターは高橋洋子。残酷な魂のテフラン?の人。ちょっとうろ覚え。
つまり、語り手としては素人。
そこが何とも、、、「名前が欲しくて使った」だけという感じ。ぶっちゃけエヴァに出てたメインの4、5人だとギャラが高すぎたのかな~と邪推せずには居られない。
てか話の内容も、何とも「太鼓持ち」で、庵野監督を始め、ファンにもスタッフにも、何なら朝日新聞のお偉いさんにも媚びを売ってるかに聞こえる当たり障りのないもの。同尺度で比較するのは良くないのかも知れないけど、庵野監督の「特撮博物館」に感じたような、コアなファン層にグッサリ刺さる、と言うより、
エヴァで一儲けできるかも知れないな
と言うお偉いさんの鶴の一声で話が動き出したような、そんな感じだった。
折しもコロナ禍で実際に見込んだ集客が得られなかったのか、それでも何人かの個人情報くらいは集められるだろうとタカをくくったのか、
15分じゃなかったら絶対見てなかった。
※1時間だともうムリ
確かに原画、コンテ、脚本、古いところでセル画や、マンガの複製原画、それなりに見応えがあるシーンはあるけど、いかんせん画質が悪いのでト書きを読むのも難しいし、結構駆け足なので、じっくりと見たいところは随時ポーズをしなければならない。
テンポがいいのは良いけども。
例えば緒方恵美と三石琴乃にオーディオコメンタリーライクなナビゲーターを依頼し、監督や作監やらのインタビューや、同じシーンの草案から実際の映像までの変化を見せてくれたり、社会現象的になったシーンとか、当時の温度とか、もろもろ全部ひっくるめて2時間半程度のDVD(ブルーレイ)とかにして販売(配信)してくれた方が、
見る方としては楽しめただろうな~と。
結局、部外者が腫れ物に触るように小遣い稼ぎをしたような、そんな印象が拭えなかったわ。庵野監督かどうかもわからないけど、絵コンテ上手いな~とは思ったけど。
とりあえず3月末までなので、住所を含む個人情報を入力する気があるなら、見てもいいとは思う。これだけ書いて思いっきり期待値を下げる準備はできてると思うので、
思ったより悪くなかった
と言う着地は期待出来るかもだし。
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