ナイル殺人事件
結局見に行った。見に行かないで悔やむ方が可能性が高いと思ったから。結果はぶっちゃけ、
わからない。
もしも見に行かず、DVDやブルーレイが発売されるのを待つか、ネットフリックスなどの配信サービスに乗ったのを機に見るか、地上波で放送されたのをたまたま気付いて見る事が出来るか、、、
初見を吹き替えで見ることが出来たら今より精度の高い、内容を把握しつつより深く物語に没入出来た可能性はある。がしかし、
・CMが入ったり
・LINEが入ったり
・インスタを気にしたり
・トイレに行ったり
様々な障害で中段されたり、あまつさえ見られなかった可能性もゼロじゃない。見られないよりは見るを選択しただけのこと。字幕であるリスクを負って、確実に7番スクリーンで見る事が出来るチャンスを活かした。
まだネタバレはしないのでもし見ようか迷ってる人が居たら、途中で言いますからご安心を。
犯人はヤスだ!
それはポートピア。
他の作品のネタバレをしないとは、、まぁいいや。
とりあえず、映画館に行った甲斐があったかと言えば、
少しあった。
内容的に特に大きな画面で見られるメリットは薄かったし、実際レイトショーで広い館内にお客さんは僕を入れて4人だけ。一応日曜なのだけど、、、。
まぁやってる他の映画もさしてコレと言った物もなかったから、消去法でこれが7番だったのかとも思いつつ。
では何がメリットだったのか。
映画だと途中でスマホをいじれない。だから映画に集中するしかない。
言い換えれば、「少しダレた」。
個人差がある感想だけど、僕には歌のシーンがどれも冗長に感じて、特にクレジット表示を兼ねてるわけでもなく、なんでこんなに長いんだよ、と思うほど。途中でも1、2カ所、
家だったらスマホ開いてたな
と言うシーンがあり、全編隙無く濃密、と言う感じではなかった。
ただ、そんな隙にスマホをいじることで大事なシーンを見逃してしまう可能性もあるわけで、そう言う意味では「映画館で良かった」とは思ったかな。
始まってすぐ軽く衝撃を受けたのは、
「20世紀フォックスじゃない!」
既にスターウォーズがディズニーに譲渡?されてから結構な年月が経っているが、あのファンファーレと共に表示されるロゴそのものは嫌いじゃない。嫌いじゃなかったのだけど、、、
知らない間に、
「20世紀スタジオ」になってた!
フォックスって潰れちゃったの?まぁ知らないけど。
開始時にはタイトルが「DEATH ON THE NILE」※スペル間違ってたらゴメン
と表示されるだけで、スタッフやキャストは一切表示無し。てか主役の俳優が誰だったのか序盤で必死に思い出そうとして、
無事ケネス・ブラナーだと思い出せたので特に不満は無かった。
てかCMで「また」ガル・ガドットが出てるのを知って、
稼ぐな~
と思ったくらいか。てかガルガドットは今押しも押されぬ№1ハリウッド女優に上り詰めてる気がする。最初からオーラがあったし、今でもたぶんスゲェお金掛けてスキンケアヘアケアを維持してるんだろうけど。
他はほぼ知った顔が居なかった。前作でデイジー・リドリーやジャック・スパローだった人、誰だっけ、結構有名なあの人とかが出てたのに比べると、やや齢かな、とも思ったけど、てか、
マーゴット・ロビーかと思って見てた人が違っててそれもちょっとビックリしたけど、
まぁそれはともかく。
全体的なクオリティは前作に負けず劣らず素晴らしく、特にエジプトの遺跡とかピラミッド界隈の映し方は、
今まで見たことがないアングルから見せてくれて、それだけでちょっと得した気になったり。
音楽も、別段邪魔するわけでもなく、まぁ特にメロディアスで印象に残るものも無かったと言えば無かったけど、要らなかったとも思うのでそこは問題にもならず。
あらすじとしては、大金持ちの女の子が、旧友の彼氏を寝取ってハネムーンにエジプトに行ったら、旧友が追っかけてきてマジ怖ぇぇからポアロ先生見張ってて!みたいな感じ。
いつ誰が死んじゃうのか、情報一切無しで見てたから、そう言う意味ではドキドキワクワクだった。
人様の死を待ち焦がれるのもどうかとは思うけど、まぁ「ナイル殺人事件」だから、
絶対誰か死ぬ。あ、ネタバレ?
時計を見ながら見てなかったので、どのタイミングで人が死んだのかもあんまよくわからなかったのだけど、
あ、ジョニー・デップだ。前作の人。今言うな?
尺的には2時間あるかないかくらいで、そこまでボリュームたっぷりという感じではなかった。
まぁ僕の感想としては、★★☆。前作のが面白かったし驚いた。でも悪くないって感じだったかな。
ネタバレ無しの感想としては。
で、ネタバレをするとどうなるかというと、、、あ、その前に、
スタッフロールのあとには何もないので、すぐに席を立っても大丈夫です。
で、ネタバレ感想だけど、、、
前作よりは話がわかりやすくて、拙い推理力の僕が見ていても、特段「意外すぎる!」という感じではなかった。
いくつかのファクターが絡み合って紡がれた物語なので、全てを論破してたわけじゃないけど、
一番驚いたのは、「二人目が死んだとき」だった。
このときはまだ誰が犯人か全然わかってなくて、
二人目に死んだ人も、僕の中では犯人候補の上の方だったので!
その後次々に死んで行って、それもまたビックリ。てか、
22口径の小さな銃で、二人分の体を貫通するような威力があるんですか?
とは凄く思ったのと、
殺人事件が起きてるのに、みんなの銃を一カ所に集めて誰かが管理しようとは思わなかったんですか?
とか、
終盤連射された銃は一体どこから出てきたの?
とかは思った。なにぶん昔の原作だし、そこまで細かなルールとかは暗黙の了解みたいなところもあったのかも知れないけど、
※時代背景も1937年だったか
疑問を感じたことは事実。
まぁこういうミステリーはそんな疑問をあまり感じないように、流れに身を任せるように楽しんだ方が正解だとは思うんだけどさ。
てか、全体的に見れば、前作は「犯人」がキモで、今作は「誰が死ぬか」がキモだった気がする。前作同様一人しか死なないかと思ってたから、ホント二人目が死んだときが一番ビックリしたんだよな。さっき書いたけど!
てか前作終わりには次がナイルって教えてくれたけど、今作は教えてくれなかったな~。全然覚えてないけど、「地中海殺人事件」ってのはあった気がする。全然覚えてないからこそ、見ればそれなりに楽しめる気もするけど、見る方法が無いんだよな。ツタヤ潰れちゃったし。
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