デジラマのジレンマ?
最近はバンダイの公式写真をソースにしてデジラマを作ることが多い。つか、僕のデジラマというのは、前にも書いたかも知れないけど、
シロアリのようなものだ。
意中の人(ターゲット)に近づき、言葉巧みにお願いして写真を撮って貰ったり送って貰ったりする。もちろんありがたいし嬉しいし、それによってかっこいいデジラマが作れるとそりゃもう天にも昇るほど幸せな気持ちになるのだけど、
僕のデジラマ作成ペースでプラモを作り続けられる人は居ない。
もちろん過去にたくさん作ってる人とかなら、ソースもたくさんあるにはあるけど、そのどれもがデジラマ向きというわけではないし、
僕が作りたくなるようなものでなければ、出来上がりも微妙になりがち。
まぁ作りたいものであっても微妙になることはあるのだけど。
ともかく、その人の持ってる作品を次から次へとデジラマ化していくと、
ほどなく枯渇してしまう。
中には僕のアンリーシュドガンダムのように、ひとつのプラモで複数のネタになるものも無くはない。具体的には、
・カズヒコさんのνガンダム
・カズヒコさんのコアファイター
・KMさんのイングラム
この3つは、たぶん5作くらいネタにさせて戴いてる。ちなみに、νガンダムは4700超え、コアファイターは4500超え、イングラムは3500超えのいいねを賜った物があり、
ぶっちゃけ僕のプラモなんかよりずっと上手いしデジラマ向きだったりする。
ただ、別に僕はここですねたりへそを曲げたりはしない。言っても他の方の作品は、最終的に自分が思ってるような写真を撮ってもらうことがとても難しいことを僕は知っているからだ。
自分のスキル以上のプラモを作ることは出来なくても、手元にあるプラモを好き勝手アングルを変えて写真に収め、それにしっくりと合う背景写真を撮ることは、、、出来なくはない。
ある意味「クリス濃度」が高くなるわけで、その分満足感も得やすいと思うのだけど、最近使わせて戴いている「バンダイ公式写真」というのは、
「自分のスキル以上」の作品が結構多く、さらに、
「一番かっこよく見せる写真」で撮られていたりする。
誰しも自分で作ったプラモを、少しでもかっこよく写真に収めたいと思うのは人情だ。でも、例えば光源、例えば角度、もちろんポーズは指先やわずかな足首の角度に至るまで、「徹底的に」ブラシュアップ出来るモデラーは、
実は極めて少ない。
カズヒコさんとKMがありがたいのは、その部分のスキルにも長けているという点だ。僕が思ってる以上にかっこいいポーズで撮って貰えれば、その分しっかり最後に割り増しでかっこよくなる。
以前から再三書いている「リアルなデジラマ」の5つの要素。
角度、光源、スケール、ピント、境目
さらにこれをかっこよくする2つの要素<これも過去書いてるけど
ポージング、シチュエーション
これらの7つの項目が完璧なら、「リアルでかっこいいデジラマ」が出来上がると思っていた、、、のだが、当然↓この点も超重要なのだ。
プラモがかっこいい。
※プラモじゃなくてもいいけど
完成度の高い作品であればあるほど、それをデジラマにしたときの情報量や説得力が増す。それはデカールかも知れないし、塗装技術かも知れない。僕は全塗装に大きくこだわりがあるけど、それとてプラ地が透ける感じが「安っぽい」からだ。
堅く、重く、大きく、冷たく、そして強く見える作品
それが「リアルでかっこいいデジラマ作り」には大いに影響する。
メタルビルドやロボット魂は、それらを満たしている物が少なくない。
バンダイのお手本より上手く作れる人は少なくない。でも、スケール感が細かすぎたり荒すぎたり、個性や汚れが強すぎたり、一言で「上手い」と言っても、
必ずしもデジラマ向きの上手さとは限らない。
さっき、Hiνガンダムの素立ちデジラマを作った。時間では2時間くらい掛かったかな。結構しっかりがんばった。
これがかっこいいのなんの!
常連さんはそこはかとなく、他の人の作ったプラモを使ったデジラマに興味が薄い傾向があると思うので、あまりその人の作品を使った物以外をお見せすることは無い。そう言うのは概ねオフの友人の元に届けられるのだけど、
必ずしも彼が好きな素材ばかりでもないわけで。
今PCの画面に横並びで表示させつつブログを書いているのだけど、
元の画像も相当かっこいい。でもそれは商品説明の写真で、どれほどかっこよくても「満点が100点じゃない」。
でも、その写真を加工して作った僕のデジラマは、
「105点くらい」かっこいいのだ。
てか、バンダイの説明書とかに、デジラマみたいな「劇中写真」が載ってたりする。このHiνガンダムもそうした雰囲気で作られた写真があったが、
申し訳ないが全くかっこよく見えない。
もちろん過度な加工や色調補正が出来ない「枷」があるので、それのクリエイターが本気で「僕のベクトル」で勝負したら、まず僕は勝てないとは思うけど、
プラモを一切買わず、
おもちゃも買わず、
触れず、組まず、
色も塗らないし、写真も撮らないけど、、、
どちゃくそかっけぇHiνガンダムの「作品」が目の前にある。
ま、いいねは伸びないかも知れないけど、こと満足感という意味で言えば、
圧倒的コストパフォーマンスだ。
残りの人生、余生が短い僕らの世代。別にプラモを作ったってアニメを見たってマンガを読んだって構わない。友達とお酒を飲むのが最高ならそれもいい。
でも、これほどハイコストパフォーマンスな娯楽は、探してもそうそう見つかるもんじゃないと思う。
背景がフリーサイトからの拾い物だから、絶対公式に載せて貰ったり、「本にして販売する」のは出来ないだろうけど、
誰かスゲェ人に、忖度抜きでアドバイスとか貰いたいわ。
カトキ先生見てくれないかな~。
てか、タイトルのジレンマは、
こんなんでいいのかわからないけど、どんなものでもキミに敵いやしない
って話だ。てか公式写真も近い将来「食い尽くしてしまいそう」なんだよな、、。やっぱなんか一つ買うかな~。量産ザクか、エヴァ初号機か、、、ホントは解体匠機のνガンダムが欲しいけど、
高すぎるからな。
※定価で10万超え。1ヶ月前にメルカリで中古が28万円で買われてた
定価でもギリだからな~。
てかもし目の前に2割引で新品があったら、たぶん買っちゃうと思う。
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