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2022年4月22日 (金)

サンライズロボットアニメ少々

ふと書きたくなったので書く。このブログは昔からそんなようなもんだが。

 主人公のロボットが番組中盤で交代したのっていつからだっけ?

 そもそも土曜夕方の系譜ってどんなだっけ?

歳を取るとこういう「人生の常識」すらも忘れてしまう。曖昧な記憶をたぐり寄せつつ、、、

ザンボット3

ダイターン3

ガンダム

トライダーG7

ダイオージャ

ザブングル

ダンバイン

エルガイム

Zガンダム

これだけは思い出せた。順番もあってると思うけど、何か飛ばしてないよな?

まずはここで軽く思い出話に入る。

●ザンボット3

アニソンは常に大好きだったので、主題歌の記憶は深い。だがしかし、年式を考えると小学校1年の頃の作品であり、あまりヘビーな話とかはお好みではなかったはず。神懸かった安彦作画の良さも凄さもわからず、

 とりあえずゴッドバードのがかっこよくて好き

その程度の印象しかなかった。人間爆暖や衝撃的なクライマックスの展開など、話は聞いていてもリアルタイム、いや、普通に一度も見たことはない。

●ダイターン3

これも全話見た記憶は薄い。この頃はまだそこまで一つの作品に徹底的なこだわりを持って接してなかったことがわかる。

主題歌はザンボット3以上に大好きで、よく口ずさんでいたが、EDの記憶は曖昧。てか、主人公波瀾万丈のかっこよさは、ある意味「ニヒルの初体験」だったかも知れない。自分の中で「コブラより前にスレッガーで覚えた」と思っていたが、その源流は間違いなく彼だ。まぁ波瀾万丈はルックスもいいから、スレッガーやコブラとはちょっと違うとも言えるけど。

●ガンダム

当然のように本作でも変形合体ロボットとして登場する。ダイターンまでの記憶は薄いが、ぶっちゃけガンダムの後のトライダーとダイオージャの記憶も薄い。てか、

 ガンダムに上書きされ続けた2年間だったと言える。

本放送の時の視聴頻度はそこまで高かった記憶は無い。当然最終回もリアルタイムで見た記憶もなく、ぶっちゃけ、

 何であそこまで熱量が上がったのか、我ながらよくわからない。

「プラモの影響」で片付けるにはあまりに強すぎるムーブメントだった。

ちなみに、番組折り返しくらいからGアーマーが登場したと思われるが、冷静に考えると、それまでの変形物の系譜、「乗り物がロボットに」からあまり変化はなく、プレイバリューとしてクローバーの影響力が大きかったのかなぁとも思うけど、

 徐々に意味の薄さを感じ始めてた気がする。

ただ、個人的にGアーマーのデザインはとてもツボだったので、劇場版で居なくなったのは寂しかったな。

今回このネタを書こうと思った理由の一つが、

 前後の違い

ガンダムの大ヒットは実質番組終了後なので、「すぐ次の番組から監督の発言力が上がったと言うわけではない」のだろうが、

 主題歌は確実に変わった。

ガンダムまでの「ザンボット3、ダイターン3、燃え上が~れ」までの完全に子供向けの主題歌は、

 本編とはほぼ全く関係がない。

強いて言えばダイターン3は本編もかなりパワフルだったが、シリアスさは感じ無い物だった。

しかし、過渡期であるトライダーを超えた後のダイオージャは、明らかに本編をイメージした楽曲になり、「違和感が無くなった」。水戸黄門をモチーフにしたアニメそのものに子供達がフックしたかはともかく、主題歌の出来は、相当かっこよかったと思う。

●トライダーG7、ダイオージャ

記憶がかなり薄い。どちらも変形合体ロボットであり、ガンダムよりむしろダイターンの系譜という印象があるが、なぜこのような先祖返りが起こったのかはよくわからない。

ただ、相変わらず子供が主人公であることは変わらず、ロボットのデザインもわかりやすい原色使い。

ちなみにトライダーの放送された1980年は、同じくサンライズのイデオンが放送された年でもあり、ダイオージャの年はダグラムの年だ。

 どれほどガンダムの影響が大きかったかわかる。

ただ粗製濫造、二匹目のドジョウばかりではなかったのが、この頃のサンライズの凄いところだ。

てか、見方を変えれば、ガンダムの子供向けな側面と大人向けな側面を、トライダー、ダイオージャの流れと、イデオン、ダグラムの流れに二分したのかも知れない。

イデオンは変形するものの、ダグラムは変形しないし、さらに「ツインアイすら無くなった」。

ある意味好き勝手やらせて貰えていたことも感じるが、ガンプラブームの影響で、戦車などのリアル志向なAFVモデルの魅力を色濃く投影したのがダグラムだったのかも知れない。てか主題歌とか暗すぎるけどな。

●ザブングル

僕の記憶では、主人公メカがガラリと雰囲気を変えたのは本作が初めてだったと思う。視聴者であり子供でもあった僕には、ザブングルの世界観は、

 魅力以外の何者でもなかった。

建機、ラブ要素、主人公がイケメンではないことや、青年になったことで小学生だった僕らにとっての「ちょっとだけアニキ」な感じもプラスに作用したと思う。

ロボットのデザインもこれまでとは540度変わって、ダグラムで無くなったツインアイが、さらに進んでキャノピーすら無いメカまで現れた。僕の記憶では一番最初に発売されたのはそんな「トラッド11」だった気がするし、

 劇場版の前売り券のおまけも、銀メッキ仕様のトラッド11だった。

主人公メカこそそれまでの「子供向けカラー&変形合体ロボ」だったが、後半のウォーカーギャリアはカラーリングも子供向けから一歩踏み出していて、意匠として巨大なタイヤや「運転席」「ワイパー」があった点も新しい。それまでのロボットにもタイヤはあったが、「基本隠すもの」だったはずだ。

しかし、主人公メカとしてリリースされたウォーカーギャリアは、現実的にさほどおもちゃメーカーの支持が得られなかったのか、プラモデルも1/144に止まってしまった。今冷静に考えれば、ガンダムのように全てのメカがプラモデル化される方がおかしいわけで、ダイオージャやトライダーのことを考えたら、

 ドランやブラッカリィが出ないのも何ら不思議は無かったはずなのだが、

当時はいたく落ち込んだんだよな。「なんで出ないんだよ!」みたいな。

てかサンライズに二つの転機があったとしたら、間違いなくひとつはガンダム。でももう一つはザブングルだったと思う。富野監督が好き勝手やったらこんなに面白い作品になるんだ、と痛感したし、スゲェと思った。

 まぁこの頃は、だけど。

つづく

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