アダム&アダム
ネットフリックス専売の映画。もはや最近は映画館でハリウッド系のビッグバジェットを観る機会も減った。コロナの影響かあまり作られなくなったこともあるだろうけど。
でも幸いにして彼ら(キャストもスタッフも)にも仕事はしっかりあるようで、有名無名を問わずネットフリックスや、最近だと他の動画配信サービスもオリジナルコンテンツの制作に力を入れ始めた。これもまたコロナの影響で「巣ごもり」需要が増したせいかもしれない。
ともかく、クオリティ的にはもはや全くビッグバジェットタイトルと遜色無い。ネットフリックスに限ったことなのかも知れないが、
・ライアン・レイノルズ
・ゾーイ・サルダナ
・マーク・ラファロ
この3人でいくら出演料が取られるやら。監督のショーン・レヴィも十分な肩書き。
・ナイトミュージアム
・リアルスティール
・ストレンジャーシングス※ネットフリックス専売
と言えば、
なるほど子供を撮るのが上手い監督か。
そう、今作もまた、リアルスティールに負けず劣らず子役がかわいく、そしていい感じの役周りだった。
個人的にリアルスティールの子役は、「これまでの子役全て」の中でもっともかわいいと太鼓判を押しているのだけど、いやいやどうして、今回もかなりのレベル。ぶっちゃけショーン監督の性癖がどうなのかはわからないが、
子供のことが好きなのは凄くよくわかるし、大切に撮っているのも伝わってくる。
ただ、今のハリウッドは特に、、、かな、地雷はほぼ踏まない。もはや方程式、テンプレートがあるかのごとく、売れ筋のマーチャンダイジングに基づいて制作されている。
・親子の絆
・タイムパラドックス※必ず含まれるわけじゃないけど今回は有り
・派手なSFX
・豪華キャスト&監督
・メリハリのある展開※尺も2時間を越えないことが多い
・ハッピーエンド
・ちょっとだけマイナスの溜め※かなり少ないので僕でも問題無いレベル
・ちょっとしたラブ要素
・適度なジョークでガス抜き※この点ライアン・レイノルズはこれ以上ない俳優
・美人※ゾーイ・サルダナはちょっと弱いけど
実はこれを見る前に「アーミーオブザデッド」なる映画を見始めた。まぁ傭兵チームでゾンビが跋扈するラスベガスの金庫から200億円?を持って来い、みたいな、
字面だけなら相当面白そう
な映画だったのだけど、これが、、、
ヒドイ導入だった。
スタッフロールがクソ長く、かといって軽く紹介も含まれているので飛ばすに飛ばせない。尺が2時間20分くらい?と長いのに、「数秒長ぇぇよ」とつっこみたくなる冗長なカットのテンコ盛り。監督のザック・スナイダーは、マンオブスティールやジャスティスリーグ、ウォッチメンなどの大作を撮ってたので油断してたけど、
考えてみればどれもそんなに面白くもなかったわ。
結局10分くらいで「これは人生の無駄使いだわ」と気付いて停止し、
※クリス評価はちょっとおまけして0点。ホントはマイナス点
アダム&アダムにシフトした次第。
こっちは「ほぼ完璧」だった。
とにかく、「安っぽいけど贅沢」という僕が一番好きな展開。もう確信犯だろと言いたくなるほどどこかで見たようなシーンが多く、
※書きながら見ればよかった
その上で十分楽しいので何ら問題なし。直前の「アーミー、、」がひどかっただけに、満足感も極めて高かった。途中で、
ああこれ、終わって欲しくないな~
って思うほど。ゾーイなんかは、顔が出る前の殺陣の動きだけで、
あ、これゾーイだ
とわかるレベルでニヤリ。特に良かったのは、
インディジョーンズ最後の聖戦を思わせるキャラ配置。
インディの若かりし頃と今のインディが出会うことはないまでも、親子の絆の描き方や、そのバランスがまことに「ハイレベル」。理屈っぽくて頭がいい子役の演技も十分過ぎるくらい上手く、
あとは美人のヒロインさえ居れば「完璧」だったのに、、、。
前も書いたけど、今黒人の女優で名前と顔が繋がる人って、ゾーイ以外一人も居ない気がする。以前はハル・ベリーとかポーラ・パットン、あとミシェル・ロドリゲス(ドムの彼女)あたりがメジャーどころだったと思うけど、今は結構過去の人感。トランスフォーマーのミーガン・フォックスも有色人種だったかな。てかポーラ・パットン大好きだったのに出てこなくなって寂しい。
単なる好みの話だけど。
あらすじとしては、、、
近未来で発明されたタイムマシンのせいで彼女を失った主人公が、どうやら彼女が過去に飛んだときにトラブったことを知り、真相と彼女の行方を追ってタイムマシンを盗み、現代2022年にタイムトラベル。そこには子供の頃の自分が居た。
みたいな話。別に「アダムとイブ」とは全く関係無い。
クリス評価は★★★★。ちょっとオマケ気味だけど、相当面白かったので。てかまた見たくなるくらい良かったな~。てかやっぱ7点かな。
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