頭文字D
UNEXTに入っていたので、また最初から見てる。
うーむ面白い!
今の目で見ても★★★☆くらい面白い。様式美というか、お約束というか、
もはや主人公は拓海ではなく、イツキや池谷、店長なんじゃないかと思うほど。
とにかくいかにして主人公の相手が凄くて、それを倒すことは絶対ムリだとアピールするか、それに全ての力が注ぎ込まれてる。前からわかってたことだけど、
拓海が無口なのは、「脇役」だから。
確かにドラテクがスゲェのはかっこいいのかも知れないけど、そのかっこよさは彼自身が放つものではなく、周囲の人間が太陽となって拓海を照らすことで、彼が輝く。ワタルが、「最高にイカしてるぜ!」みたいなことを言うのがかっこいいのだ。
現時点でところどころ飛ばしつつ東堂塾の館トモユキを倒したところなのだけど、この辺りはまだ啓介の出番は実質無く、テンポもいい。
啓介というキャラ自体は嫌いじゃないし、黒のFD乗りのかわいこちゃんとのランデブーも相当好きだったけど、全体通してみると序盤の「引き立て役感」が拭いきれず、啓介メインで盛り上がったポイントは少ない。
てか、序盤はテンポがとにかくイイ。サイドストーリーを必要以上に掘り下げず、サクサクと展開していく小気味良さが逆に「もう一話、、」と後を引く。後半になるとしげの先生の体調不良のためか、展開そのものも遅くなって、バトルシーンも冗長に感じられるようになった。
全編通して最高の作品ではないけど、ゴッドフット星野コウゾウとゴッドアーム城島トシヤくらいまでは、十二分に最高な気がするので、
貴重な余生だけど、ガンガン見ていこうと思う。だって面白いから。
・・・
イニDの記憶は、僕がハマった当時(最初からではなく連載中盤くらい)何度も摂取していたからか、忘れっぽい僕の中でも結構深く残っている。
※もちろん細部は曖昧だけど
見直してなおそれを痛感するのは、
・そんなになみなみと注いだコップの水、最初に駐車場から出る段差で相当こぼれるだろ
と言うのと、
・ガードレールまで「これくらい」しかなかったぜ!と、説明する際の幅があり得ないほど狭い
いつも思うのだけど、そこまで寄せたら路面の僅かな砂利や起伏で、容易にブレて車体をすりそうなもんだろ、と。サーキットを走るわけでもなく、実際の峠をギリギリに攻めた(ガードレールから2cmくらいまで寄せた)映像を見たことがないからそう思い込んでるだけなのかも知れないけど、、、
やっぱ変な感じはするな。
イツキのハチゴーターボでシルビアを抜く時も、「マンガのウソ」と安易に片付けられないもどかしさがあった。もっとも、あの場面も徹底的に相手のショボさをアピールして、
ここまでひどいドライバーなら、ハチゴーでも抜けるでしょ?
と見てる僕らに思わせた点は、ついついニヤリとしてしまうけどさ。
・・・
イニDと言えば、最終的に「不世出のドライバーとして名を残すことになる藤原拓海」という結末になるのだけど、結局のトコロ最初から最後まで、
一度も文太には勝ててない
※と思う
どれほど凄い実績だろうと、親父の背中を乗り越えられなかった記憶がある。まぁ啓介に関しては、「インプに乗ったら相手にならない」みたいな会話から、この先もあんま負けないんだろうな、とは思ったけど。
しかし、この記憶力の悪い僕が、
ミョウギナイトキッズの中里タケシ
とか、
エンペラー須藤京一とか、セイジとか、
前述の星野コウゾウに城島トシヤも。脇なら文太の行きつけメカニックマサシや、ヒロインモギ。イツキの横恋慕相手カズミ。結構覚えてて、
どれほど繰り返し読んでいたのかわかる。
ネットフリックスやUNEXTに入る前は、DTVに入ってた頃に見まくってたし、先日までフリーで配信されてたりもした。てか、
キャストと作画を一新したリメイクは、一切ちっとも全くフックしなかった。
結局「誰が主役なのか」がわかってない人が作っちゃダメなんだよな、と。
イツキを大事にしなきゃ、イニDは面白く無いのだ。
拓海がイツキをマブダチだと思ってるところも相当好きだしな。
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