何かシューティングゲームがやりたい
日々の私生活が、何というか「重い」。友人知人には、BBQをやったり、恋人が出来たり、プラモデルを作ったりと言う人も居る。僕もこの1年ずっとインスタ用にデジタルなジオラマ作りに精を出してきたが、ボチボチ潮時なのではないかと思い始めている。
ぶっちゃけそう言う精神状態というのは、結構頻繁に、定期的に、コンスタントに発生する。そのたびに「やめよかな」と思い、でものらりくらりと継続しているのだ。そう言う意味ではFFBE(ソシャゲ)も同じだが、ドライであるが故に切り捨てられないこともあるのだ。
ただドライであるなら、残りの大切な余生をストレスフルな時間で消費することの愚かさを鑑み、無駄使いと思えるような使い方は極力しないようになっていくと思う。しかし、それはあくまで「より良い使い道がある場合」という注釈が付く。今の僕にはそこまで有意義な使い道が見えてこないのだ。
朝起きてマンガを読み、FFBEの日課をこなす。見たい映画は初日に行くし、お菓子やジュースも躊躇いなく買う。いつ出るやも知れぬドラクエXとゼルダBOW2は今でも楽しみだし、試し読みしたマンガが面白ければ、これまた割と躊躇いなく続刊を購入する。
プラモを買わなくなって久しいが、それとて「僕には割に合わない」と烙印を押したからだ。突き詰めた時間の使い方をしていると、一周回って「ただ眠るだけ」とかも十分有意義な使い道と思えてくるから不思議だ。
そんな毎日の中で、ふと思うのは、
ゲームらしいゲームをする時間が極端に減ったな
ということだ。映画もマンガもアニメも、概ね依然と変わらぬ摂取している。レゴやポケモンカードやプラモデルやデジラマ作りは、ある種「ブーム」のようなもので、一時の熱量が永続するわけじゃない。
ただゲームは違う。
確かにゲームは何も残らない。以前であれば思い出として記憶に残っていったが、最近の記憶力にはそれは期待出来ない。刹那的に命を削り、快楽を得る。
映画は、ほぼ決められた時間を濃密に過ごす為に構築された「芸術」だ。そこにはドラマがあり、映像があり、脚本や音楽がある。時に緊張感や、穏やかな幸せがあり、命を使うに値する娯楽だと思う。
マンガは、特に僕が読んでいるタイプのマンガは、言ってみれば「癒し」。ある種のクスリのようなものだ。繰り返し同じシーンを読んでも、癒され、笑顔になれる。記憶力が低下していても、好きなシーンを好きなだけ好きなペースで摂取することが出来るのがマンガの強みだ。ある意味人間をダメにするのはマンガかも、とすら思う。アニメも割とそれに近い。
映画とマンガに共通するのは、どちらも受動的な娯楽であり、快感は脳内に止まると言うこと。ゲームと違って「上達もしない」し、「結末も変わらない」。さらに言えば、
クリアしてないゲームの結末は永遠に知らないままだ。
※ネットで調べたりしないので
ペルソナ5も、メトロイドも、Steamで買ったゲームの大半も、ほとんどがクリアまで遊ばない。僕にとってゲームは「物語を楽しむものではない」。なぜなら結末にのみカタルシスがあって摂取するわけじゃないからだ。
僕の好きなゲーム、僕が楽しいと思ったゲームとは何だ。成長して強くなり、強敵をサクッと倒す。生産性が上がり、ルーチンワークに没頭出来る。学習し、ミスが減り、行動半径が広がっていく。
先日スマホ版のディアブロがリリースされた。一応先行何とかを入れていたが、いつから始まるかもわからないまま、いつの間にか始まっていた。
ディアブロと言えば、言わずと知れたMORPGの先駆けにして金字塔だ。1も2も3も、拡張パックも移植もいくつか買って、そのたびにドップリ楽しませて貰ってきた。
しかし、今回起動して感じたのは、
動かしにくい。
この一点だけだ。プレイ時間は3分ほどだろうか。面白さもつまらなさも感じる間も無い僅かな時間。遊びにくいストレスに、「今の僕は耐えられなくなっていたらしい」。
思えばドラクエXIも、そのテンポの遅さにストレスを感じていたように思う。距離を置いたきっかけは、ブログでネタバレを書かれたからだが、その後何度か再開しようとする度に、直後から展開の遅さが「苦しくなって」、結局続けられないでいる。傑作の誉れも高いのに。ずっとクリアしてきたシリーズ作なのに、音楽も絵も大好きだったのに。
シューティングと言えば、昨年は「R-TYPEファイナル2」がリリースされた。しかしゴローさんが「微妙」みたいなことを言ってただけで、遊びたかった気持ちは雲散霧消。特に未練もなくなった。
数年前にダライアスバーストを遊んだ時も、一時的に盛り上がりはしたものの、それに継続力はなく、先細りのように遊ばなくなった。
PCエンジンミニの中にあったオルディネスも、凄く楽しんだようでいて結局ラスボスまでモチベは続かなかったし、
今思えば「グラディウスシリーズを数年間遊んでない」のも凄いことだ。あれほど普通に遊んでいたのに。あれほど何でもかんでも買っていたのに。
別にルールがシンプルでただ避けて倒すだけの弾幕縦シューが遊びたいと言うわけでもない。こないだ触れた「アストロシティミニV」を買う気になったってこともない。
※買ってもいいとは思ってるけど
Steamで何かシューティングが買いたいんだろうか。MAMEで昔のアーケードゲームを遊びたくなったのだろうか。ジョイスティックを掘り出して、本気でパルスターと向き合いたいんだろうか。
よくわからない。
初めて「超連射68K」を遊んだ時、「なんて面白いシューティングなんだ!」と感銘を受けた。これほどの傑作がフリーゲームとは、とんでもない時代が来たと思った。でもだがしかし、数年前に遊んだ68Kは、特に感銘を受けることも、何度も続けて遊びたくなったわけでもなかった。
「老いる」とはこういうことなのかもと思った。
以前楽しめたものが楽しめなくなる。以前覚えていたことを忘れ、以前覚えられたことが覚えられなくなる。スパロボとかもう絶対ムリだと思う。でも、
楽しかった頃の記憶は忘れてない。
・R-TYPEの7面後半の復活
・グラディウスVは難しかったけどキレイで充実してた
・イメージファイトは全編通して楽しかった気がする。補習面だけがイメファイじゃない
・メガドラのヘルファイア、サンダーフォースIII、ジノーグ、、、配置を覚えて先手を打ちまくる快感
・Xマルチプライのヌメヌメしたグラフィックも好きだった
・沙羅曼蛇はファミコン版を何度もクリアした
・かみさんとエスプレイドのスコアアタックを競い合ったのも楽しかった。抜いても抜いてもすぐ抜き返された
・ゼロウイングは本当に連射が欲しくなった
・爆裂究極拳。その名前を僕は忘れる日が来るんだろうか
・スターフォックスの最終面も面白かった。ポリゴンスゲェと思った
・シルフィードのためにメガCDを買って、最終面を全て録画した
・雷電の3面ボスの弾避け。僕はここが限界だったけど、それでも上手く避けられたときの快感はハンパ無かった
・パロディウスは音楽も最高だった。初代プレステは、リッジレーサーと極上パロディウスを買った気がする。どっちも楽しかったな~。メチャメチャに
・・・
今でも僕が楽しめるシューティングゲームは無いんだろうか。なんでサンダーフォースIIIはこんなに楽しめなくなったんだろう。なんでR-TYPEファイナル2を僕は買わなかったんだろう。
時間の使い道の価値を厳密にジャッジしすぎてる。
「濃い」とは「重い」と言うことだ。密度の高さは、時間をゆっくりと流れさせると信じていたし、大筋にいて間違いではないと思う。でも、高密度な日々は疲労も大きく、適切な睡眠時間も長くなる。
ダラダラと一週間で100時間くらいゲームをプレイするのだって、そんな悪い使い道じゃないとも思う。
もう死ぬまで「楽しいシューティングゲーム」を遊ぶことは出来ないのかなぁ。
てか、
画面がCRTから液晶になったのも結構大きいと思った。あの時の「ラグ感」は今でも忘れない。貧乏で応答速度が早い液晶とか買えなかったし。
※同じ金額なら応答速度より画面の大きさや画素数を取ってた
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コメント
ドラクエ11はiPhone版出たら絶対買います……
待ち続けてます^^;
投稿: 月ノ丞 | 2022年6月10日 (金) 01時42分
ちーす。スマホで据え置き系のRPGと言うのがイマイチピンと来ないと言うか、操作がしづらそうな印象しかないのですが、これってブルートゥースのコントローラと、スマホを固定するスタンドを用意すれば全て万事解決なのかしら。11の評判は良かったとは思いますが、今の自分には耐えられそうもないです、、、。
※そう言いつつも10オフラインにはささやかに期待していたりもするのですけどね~。バザーとかのシステムがどうなるのか気になりますが、、、
投稿: クリス | 2022年6月12日 (日) 02時03分
スマホでもUSBやBluetoothのコントローラは使えるみたいなので、PS3のが使えたら良いなぁ……と思っています。
ウチはPS3で時が止まっているので^^;
とりあえずSwitch欲しいけど、その前にMacBookなので。
投稿: 月ノ丞 | 2022年6月12日 (日) 02時25分