ジュラシックワールド~新たなる支配者~
初日に行くとネタバレを一切見ないで済むのと、スクリーンが大きい、あと気持ち良くブログが書ける。誰に遠慮もせず、思うがままに。
とりあえずネタバレ無しで、ザックリ感想だけ言えば、
まぁ普通。
監督はスピルバーグではなく、
※スピルバーグはエグゼクティブプロデューサー
ジュラシックワールドの1作目からの監督することとなったコリン・トレボロウ。これ以外は特に目立った活躍はないというのもある意味スゴイが、
ジュラシックワールドの方が面白かった印象。
あくまで僕個人の感想なので、「オレは面白かったけど?」と言う人は全然居ていいし、決してお金を払って損したと言うほど悪くは無かったけど、
クリス評価★★(4/10点)
ってところかな~。
お客さんは40人くらいで、マーヴェリックと同じくらい入ってた気がする。同じスクリーンだったけど席はいつものG16だったので、1列分マーヴェリックより後ろだったのだけど、
何だか画面が凄く小さく感じた。
ちゃんとフルスクリーンに投影してたんだろうかってくらい。まぁ中盤以降あまり気にならなくなったけど。
暗転してスタッフロールが始まって以降、特におまけ映像はないので、それだけ気になるなら、席を立っても大丈夫です。
予告は、、、あんまよく覚えてない。
・・・以下徐々にネタバレ。
本作の何が不運だったって、
マーヴェリックのあとだったこと。
これに尽きると思う。マーヴェリックがつまらなかったと言う人が居たら、その人にとってはもしかしたら今作の方が面白かったのかも知れないけど、
とにかく盛り上がりに欠ける。
テンポそのものはいいし、しっかり過去作の名場面やキャストを含め活かそうとしてる点ではマーヴェリックと同様なのだけど、だからこそ、
その「高揚感の作り方の甘さ」が目立ってしまう。
カーチェイスにしても、恐竜同士の格闘にしても、「この映画なれでは」と言うインパクトが無く、「過去作の名場面」がともすれば「既視感の繋がり」に見えてしまう。キャストを全て続投させる判断も、特に初代ヒロインだったローラ・ダーンの「おばあちゃん化」が激しくて、ジェニファーにシフトしたマーヴェリックと大きな違いになってしまった。
確かに彼女ひとりだけ他の人に代えるのは難しかったとは思うし、特殊メイクで若返らせるのが正解とも思えないけど、一方で、
歳を取ってることを、サム・ニール以上に感じさせてしまってる事実に気付いて欲しかった。
ジェフ・ゴールドブラムやサム・ニールは、今でも全然違和感無く受け入れられる風体なのに、ローラ・ダーンだけが「飛び抜けて老けてしまい」、インディクリスタルスカルの「じじばばラブシーン」をまたも見せられることに。
それは違うって思ってしまったのだよ。
何というか、
ノイズになってた。少なくとも僕にとっては。
メインキャストが「2カップル」というのも、演出的には当然イレギュラーなわけで、よく言えばオールスターだけど、悪く言えば散漫で、クリス・プラットの見せ場がほとんど感じられなかった。別段「獣使い」って属性が際立ったわけでもないし、一言で言って、
かっこよくもなかった。
※「無印ワールド」のときは素直にかっこよかったのに
今回のヒールもなんだか小物だったし、やられ方もぶっちゃけ地味ってか雑。もっと丁寧に死んで欲しかった。
キャストでよかったのは、黒人二人。ラムジーという悪の組織にあって情報をリークしたスタッフ、ママドゥ・アティエと、「おっこんなところに!」って感じで出てきた「最強のふたり」のオマール・シー。てかオマール・シーは無印ワールドにも出てたらしいけど、全然気付かなかったな。
以前から結構出てた中国人っぽい博士が最後善玉にシフトしたのは、中国に対するハリウッドの気遣いだったのかも知れないけど、今作では特に嫌われる役回りじゃなかったので問題もない。てか過去になにをやっててもあんまよく覚えてないんだよね。
恐竜関係で一番言いたいのは、
モササウルスの出番、あれだけかよ!!
※CMにも出てるワンカットだけ
確かに海を舞台にするとそれだけで1本別の映画撮らなきゃならなくなるのもわからなくはないけど、
せっかくインドミナスレックスを一口で食べちゃうような最強キャラだったのに、
今作全くイイトコ無しで超残念。
ブルーもさほどでもなかったし、ポっと出の新人ギガノトサウルスも、前作のインドラプトルよりは大きくてかっこよかったけど、
どうせ実在しないなら、もっとインパクトがあってもよかったような、、、
結局のところ、初代ジュラシックパークを見たときは「本物の恐竜が見られる」だけでも凄かったのに、そこに「なぜこんなことが起こりうるか」というセンセーショナルなアイデアと、個々のシーン演出、小さいのは小さいなりに、大きいのは大きいなりに、草食は草食なりにの演出がしっかり出来てた。
ある意味あれで完結してておかしくないほどの物語だったのを、無理矢理延長してる感があった気がする。特に一旦リセットした初代ワールドから前作炎の王国、そして新しい支配者への流れが、、、
てか、「どの辺りが新しい支配者なのか」
最後には「巨大蜘蛛軍団の襲来」みたいに、地球上から人類がほぼ絶滅してしまう、みたいなバッドエンドを見せてくれるのかと期待したりもしたし、途中では、
まさかイナゴが新しい支配者なの!?
とも思った。そもそもあんなに巨大化するトリガーをうやむやにするなら、
タンカーを丸呑みにするような超巨大モササウルスとか出しちゃってもよかったのに
ギガノトサウルスの10倍くらいのティラノサウルスとか!
※あ、別に「出せばよかった」と言ってるわけじゃないです念のため。素人が考えることなんて全く説得力もなければ面白くもないことが大半だと思いますし
人間は言ってもヒグマやワニと共存は出来ないわけで、さも平和解決みたいな終わりも、正直「どうなのよ?」って感じではあったかな。
感想の冒頭で「損したと言うほど悪くは無かった」と書いたけど、
ぶっちゃけほとんど面白くもなかった。
何カ所か「おおっ」と思ったけど、
マーヴェリックはほぼ全編思いっぱなしだったわけで。
このタイミングで公開するなら当然マーヴェリックと比べられる、「タメ張れる」と期待されてもしょうがないと思うのだよ。
結果比べるのもおこがましいレベルだったけど。
ただ、
それでも炎の王国よりは全然よかった。
また配信にリストインして見返したときどう思うかわからないけど、あそこまで前半ダレなかったと思うし、
いろいろがんばってたとも思うし。
まぁ話を面白くするために説明的かつ説教臭いパートが増えちゃって、そう言うのがウザくて面倒だったってことかな。マーヴェリックの何が良いって、違反行為したのにサクッと切り替えてたとこ。
面倒なとこは要らないんだよ。ごまかせばいいんだよ。多少強引だろうと何だろうと。
見に行くなら期待は下げめに、、、ってネタバレのところで書いても意味ないか。
あくまで個人の感想だからね。釘を刺しておくぞ。
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