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2022年7月10日 (日)

エイリアンコヴェナント

UNEXTの洋画をつらつらと覗く内に、どうしても見たくなったので課金だったけど見る事にした。既に見たことはあったけど、

 ほぼ何も覚えてない。

と言うか、前作に当たる「プロメテウス」と記憶が混濁していて、とりあえずプロメテウスでは「アメーバみたいなエイリアンが出てきた」「巨人が出てきた」くらいの記憶。そして、コヴェナントは、

 面白かったような記憶があった。

冒頭、若きマグニート、マイケル・ファスベンダーが出てきて、ああそう言えばこの人がキーパーソンだった気がする、と思い出しつつも、

 そっからまた記憶が混濁。

この人を作った人間が実は宇宙船に乗ってたのって、、、今作だっけ?

別にそれが合っていようが間違っていようが何も問題はないのだけど。

ちなみに今作はリドリー・スコット監督作。つまり、初代エイリアンと同じ監督であり、「2」や「3」と違う、ある意味本当の意味の続編のそのまた続編。純血種。

だからこそなのか、前作はえらく風呂敷を広げ過ぎて、逆に宗教的というか、アート的になりすぎた気がしてきた。
※ぼんやりと思い出してきた

世間の評判よりは嫌いじゃなかったけど、もっとエンタメ色を強めてもよかったんじゃないか、みたいな。

コヴェナントは、そう言う意味ではかなり「わかりやすく」作ってあった。

既にかなり時が経っているのでネタバレも多少なり含めてしまうけど、

・誰が悪者なのか、節々に種が蒔いてあってとてもわかりやすい

・みんなが見たい「エイリアン」をしっかり見せてくれる

・みんなが期待することは逐一裏切らない

・さらにその上でひとつひとつのSFX、VFXのクオリティが底上げされている

・メリハリやテンポにも気が配られていて、飽きないように工夫されている

特に、「ああダメダメそれはダメだって!」と見ていて思わず言ってしまうような展開が凄く多く、

 まんまとその通りになっちゃうのがとても良い。

特に最後「超ネタバレ」なので、興味が沸いた人は読むのを止めて借りて来るなり見るなりしよう!ちなみに、

 今見てもクリスの評価は★★★と低くない。

と言うか、もっと高かったかも知れないけど、、、理由はネタバレに絡むので後述。

・・・

ネタバレスタート。

ウォルターという善玉のアンドロイドと、デビットという悪玉のアンドロイド。どちらもファスベンダーが演じている「型違い」なのだけど、

善玉(後期型)には自然治癒力があり、後期型にはそれがない。だから入れ替わっていることにも「見ている人」は気付く反面、

 クルー達は気付かない。

そこが微妙にもどかしかった。と言うか、アンドロイドの性能に関して、そうした能力があることを「知っていてもおかしくない」と見ている僕は思ってしまうわけで、主人公であるヒロインが、

 わかっていて話を進めているのではないか?

と疑念が湧いてしまったりもした。

他にもナイフが画面に映ったり、微妙に鮮度の高い「切りたての腕」をアップにしなかったりという「伏線」もあり、最終的に最後の最後に気付くまで「知らなかった」んだとわかるのだけど、

 その時点でのデビットの目的がイマイチよくわからない。

エイリアンの母体として使うつもりだったのか、もしくは次回作以降にきっちり回収する伏線として張っていったものだったのか。

ともかく、次も期待しつつ既に何年も経っているわけで、

 リドリー監督まだ生きてるのか?

とも思ったりなんだよな。

・・・

見て後悔は全くしてないけど、ここまで続き物な終わりだったのは完全に忘れていたので、むしろちょっと先が気になってしょうがない感は残っちゃったかも。

 ・・・と思っておもむろに調べてみたら、、、

何とビックリ!「続きは作らない」!ギャフン!

リドリー監督はプロデューサーになって、別の監督が全く違うエイリアンを作り始めているらしい。ええーーーーーって感じだけど、まぁしょうがない。

既にHRギーガー大先生は他界されているし、
※コヴェナント公開の3年前

これからもシリーズ作が作られているのなら、こうした監督交代、作風変化は避けられないのかも知れないけど、、、

 でも続きが見たかったって思ったわ。

でも、こういうの見るとやっぱ名も知らないB級クリーチャー物とは一線を画すると思うね。さすがに本家は違うわ。

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