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2022年10月25日 (火)

デジラマの作り方

たまにインスタで訊かれるので、最新版をまとめておこうと思う。僕が最初作り始めた時と今とでは、それなりに設備や手順も変わっている。

●用意する物~初級編~

・パソコン※もちろんモニターやマウスも
・フォトショップエレメンツ※最新版でなくても良い

基本的にはこれで何とかなる。もちろんスマホは必須だし、スマホとPC(パソコン)を繋げるケーブル等も必須。フォトショを使うのにキーボードも必要だけど、そこまで細かいところまで書く必要があるとは思えず。

●用意している物~現状編~

・パソコン※デスクトップ「ガレリア」。それなりのグラボ
・ワコム液晶タブレット「ONE」
・4K50インチモニター※液タブでは7.0が使えないので
・左手デバイス「TABMATE」
・フォトショップ7.0※買い切り
・フォトショップエレメンツ2019※買い切り
・フォトショップエクスプレス※スマホアプリ。サブスクで年間3000円くらい

ちなみに僕は一眼レフを持ってないので、自分で撮ってる写真は全てスマホ(GalaxyS10)のもの。と言っても自分で撮ってる写真はそれほど多くないけども。

●初級と現状の違い

「7.0」を使うのは、カラーバランスをいじるとき。カラーバランスは、色調をシアン、レッド、マゼンダ、グリーン、イエロー、ブルーに「寄せる」ことが出来る。どういう時に使うかと言うと、

 背景の色味にプラモを寄せる時に使う。

夕焼けであったり、青空であったり、セピアであったり、、、。状況は様々だけど、使用頻度は極めて高く、「ほぼ必ず」と言って良いほど使う。勘違いしやすいのは「色相」や「色温度」。色相をスライドすると、変えたくない部分まで変わったりするし、微調整は出来ない。色温度は「赤く、青く」の二択しか出来ない。

最初家にあったのが7.0だったので、それでちびちび作っていたのだけど、液晶タブレットを導入したらそれが古すぎて対応してなかったこともあり、メインの作業をエレメンツに移行した次第。

ちなみに7.0では出来ないけどエレメンツでは出来ることの最たる点は、ネットでダウンロードしたブラシを使えること。液タブは異常に便利だけど、それは使い慣れてからのこと。エレメンツを購入したのはブラシがどうしても使いたかったから。

エクスプレス(スマホ)を使うのは、最終出力をスマホで見ると想定して、フィルターを掛ける場合。これも使用頻度は極めて高く、20作中19作くらいは使う。また、気分で外周を暗くしたり、画角を切り直したりもする。
※ストーリーズ用にアップにしたり

エクスプレスは無課金版でも十分使えるけど、課金することで選べるフィルターの数が増えることと、保存時の画質の劣化を抑えることが出来る。特に後者は、少しでもキレイな状態で保存したかったので、かなり強いキラーコンテンツだった。
※無課金だと80%に劣化される

フォトショップには、「CS」と呼ばれる、PC用のアプリがある。こちらは毎年自動更新されるサブスクで、年額12000円くらい?掛かる。更新が最新なだけあって、僕が使っているエレメンツや7.0では出来ない高機能なワザがいっぱい使えるのだけど、

 お高いので未だに手を出してない。

これだけ楽しんでるなら課金してもいいとは思うのだけど、なかなか覚悟が出来ないのだよ。

ちなみにCSを導入する最大のメリットは、「ワープ」が使えること。ワープとは、簡単に言えば形をかなり自由に変形出来る機能。台形や菱形だけじゃなく、曲線も対応しているところが違う。欲しい!けどそれだけのために年間1万円以上出す気になれず、、、。

●スマホアプリとフォトショップの違い

スマホだけでもプラモと実写背景の合成は出来る。でも、僕のデジラマはたぶんスマホだけでは完結出来ないはず。何が違うのか。

・細かな作業が出来るか出来ないか

フォトショップにもあるけど、プラモである被写体の部分だけをトリミングして切り抜いて背景に貼る場合、背景色とプラモとの「色の差」「濃淡の差」が明確に無いと、境目が曖昧になってキレイに切り抜けない。

さらに言えばば、キレイに切り抜いたつもりでも、ぼんやりと境目がボヤけたり、背景色が微妙に残ったりする。

 それを指なり静電容量方式のタッチペンなりで修正するのは、極めて難しいと思う。

極端な話、「1ドット単位で境目を決める」のに、スマホだけではムリだし、そこが最終的な出来上がりに大きく関係してくる。

プラモを作ってる人にわかりやすく言えば、

 ヤスリを掛けるか掛けないかくらいの違いがある!

また、精度の高いトリミングは、「鉄骨」や「草」「建物」などの境目をキレイに切り抜くことも出来る。その点は「マウスより液晶タブレット」の方が遙かにやりやすく、左手デバイスがあればさらに生産性も上がる。

・レイヤー単位で作業できる

レイヤーとは、アニメのセル画のようなもの。上から順番に見える部分を限定することで、たとえば「モノアイだけ光らせたい」とか、「影の部分を微調整したい」「一旦プラモだけ直前の状態を保存しておきたい」「腕だけ大きくしてみたい」みたいなことがやりやすい。

これも「微調整したい」場合にスマホでは不可能なレベルで補正が出来る。僕がよくやるのは、足元だけ少し暗くグラデを掛けて、頭の方は空の色に近いグラデを掛ける。これもレイヤーでプラモの部分だけを明確に抜き出しているから出来ること。

また、ピントに関しても、プラモだけシャープなのはおかしいので、背景のボケ具合に合わせてプラモもピンボケさせたりする。数値で管理出来るので、
※スマホだとスライダーだけで数値管理が難しい、もしくはおおざっぱな場合が多い
「一番しっくり」を詰めやすい。

レイヤーをガンガン増やしていくと、ファイルサイズも応じてバカでかくなっていくけど、言っても100MB単位。3テラや4テラのHDDがあれば、気にするほどのことはない。

・スタンプ機能で背景にある邪魔な物を消す

よく「人やゴミ」を消すアプリが紹介されるけど、フォトショでがんばれば、

 真ん中にドーンと映ってる戦闘機を消すことも出来る。

キレイに出来るかどうかはその写真次第、腕次第の部分もあるけど、スマホだけではなかなか難しい部分だと思う。

ネタ不足なので一旦切ります~。

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