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2022年11月20日 (日)

ちょっぴりお出かけ

普段の休日は、床屋かお菓子を買いに行くか歯医者か以外まず家を出ない。引きこもりではないが、別段特に外出する理由がない。今はプラモやガシャやトレカを求めてさまよい歩くこともないし。

そんな日常の中で、今回珍しく「やや遠出」してきた。目的地は、

 航空自衛隊浜松広報館

片道1時間ちょっとくらいで行ける無料の施設。以前子供達が小さかった頃に行ったことがあったけど、

 デジラマを嗜むようになって、以前とは違うものが見えるようになったかな、

あと、お友達のカズヒコさんが「めちゃ良かった」と煽ってきたので、

 いい頃合いかな、と。

で、その目的地のことに関しては、別ネタであらためて書く予定。今回はそれ以外の枝葉末節の話。

開館が9時からだったので、時間を逆算して8時過ぎに家を出た。ちなみに、

 8時に起きて家を出たのは8時2分くらいだ。

文字通り僕に準備らしい準備などない。前日外部バッテリーを充電し、ケーブルを繋げ、ポカリを1本とジャンパーを用意して、あとはいつも仕事をする格好。あ、一応前日、

 自分が一人暮らしをしていた頃に「流行っていた」JPOPをスマホに入れた。

前回数年前に同じようなところに日帰り旅行に行ったときは、同時代で「好きだった曲」を入れていったが、今回はその時選に漏れた、でも間違いなく有線で掛かりまくっていた曲を入れた。高野寛とかDEENとか。

 懐かしくはあるけど、特に好きだったわけじゃないので、流していても割とフックしない。

まぁそういうのもいいかな、とも思ったけど。

そっちより問題は、Googleマップのナビ。目的地を設定したら1時間8分だという。でもよくよく見たら有料道路を使っていたので、「使わないルート」をタップしたら、

 1時間9分

だと言う。そのくらいなら無料も提案してくれよ、とも思うけど、そう言うところがまだ機械なんだろうな~と思いつつ車を走らせると、

 バイパスで「12km直進です」

と言った直後に、「700mでバイパスから降りろ」という。
※口調はそんなじゃないもちろん

確かに道は渋滞気味だったし、直進したら結果凄く時間が掛かってしまうと言う琴なのかも知れないと思ってバイパスを降りて、またしばらくナビの言うままに走らせていたら、、、

 なんだかこのままだと東名まで案内されるんじゃね?

と言う気がして、スマホ画面をチェックしたら、

 案の定ルートが勝手に改変されて、有料道路になっている。

ザケンナ!と思い、再度無料設定。まんまとUターンの指示。てか、

 だったら最初から直進にしろよ、

と思いつつ、しばらく直進。てか、僕は広報館がどこにあるか全然わかってなかったけど、少なくとも新居よりは先だろうと。だったらひとまず浜名バイパスには乗ってもいいだろうと、

 ナビの声をガン無視して直進。

ホントは想い出を振り返る意味でも、下道を通りたくもあったのだけど、今回は目的時間が決まっているので上で。

一点気がかりだったのは、

 浜名バイパスの上の方。

これは、、、

普通に平気な人も多いと思うし、昔はむしろ好きだった。でも歳を取って視力や集中力が劣化した今、

 むちゃくちゃ怖い。

あの「空へ伸びる道」を知ってる人も居るかと思うけど、何だろ、

 いい知れない不安感を煽られる。

道が無くなっていく感じ、強い海風に吹きさらされ、ハンドルを取られそうになった記憶、自分が乗ってる車の車高が高くて風の影響を受けやすいこと、

 いろんなことが重なり合って、強すぎるほどの緊張感に苛まれる。

ハンドルを強く握り、視線を前方に集中する。絶対帰りは下道を通って帰ろうと誓いつつ、

 恐怖の頂点に向かい、そして超えた。

時間にして数分のことだし、言うほど風が強い日でもなかった。前に車が居た方がいいのか、居ない方がいいのかもよく分からない。でも、

 思ってた以上に怖かった。

それだけ僕という人間が「衰えてきた」ということなのだろうけど、この恐怖は本当に例えづらい。

僕はジェットコースター系の絶叫マシンに「乗れる側」の人間だ。この10年乗った記憶はないけど、乗れと言われたら気後れせずに乗ることが出来ると思う。まぁ回転系のゲロを誘発するヤツはまっぴらだけど。

でも、そんな絶叫マシンも子供の頃から乗れたわけではない。小学校の修学旅行ではみんなで言った豊島園でひとつもジェットコースターに乗れなかった。

 中学を卒業する頃に友達と行った長島スパーランドで、「ジェットコースターは安全なんだ」と気付くまでは。

安全ならばその浮遊感や視界の変化を楽しめばいい。ゆだねればいい。

 浜名バイパスはそうじゃない。

全く安全じゃないし、安全かどうかの分水嶺は「僕の目と手と足が握っている」。それが不安材料であるなら、

 この恐怖は紛れもなく本物だ。

・・・怖っ!

ともかく、そんなこんなで広報館に到着。予定時刻より15分ほど遅れたが、その辺は全く問題じゃない。

 生きてて良かったわ。

続く

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