SASUKE2022
第40回の記念大会である今回、約5時間ほどの長丁場ながら、
全部見た。
SASUKEは何年かに一度「神回」と呼べる内容の濃い回があるけど、
今回がまさにそうだった。
ちなみにSASUKEファンを自称する僕にとっての神回とは、一言で言って、、
涙の多い回。
初めて、もしくは何年かぶりに1stをクリアする涙
進退を決める覚悟で臨んだ結果に涙
不慮のミスで「やりきれず」水に落ちてしまう涙
そして、
友の正否に涙
まさに今回、そんなドラマティックな涙で満たされた神回だった。
順不同思い出せるままに書いて行く。
・松田水道松田さん今回で引退
何が盛り上がったって、スタート地点に集まった「仲間の数」。過去最多なのではないかと思えるほどみんなが集い、
どれだけ多くの人が松田さんの作った「松田SASUKE」の世話になったのか、松田さん自身に世話になったのかがわかる。
これから自身が引退したあとも、メンテを含め「松田SASUKE」は使われ続けるのか、これを機に全て撤去してしまうのかはわからない。でも、最後にミスターSASUKE山田勝巳が、
戻りたかったらそう言えばいい
山田自身の過去を見てるような、それで今の自分があるような言葉がとても印象的だったな。
・・・
SASUKEは、「名もなき男達のオリンピック」と称されることがある。でも実際は、ジャニーズだったりお笑い芸人だったり、その大半が芸能人やスポーツ選手で、本当に一般の選考会やオーディションから本戦出場するのは極々限られた一握りの人たちだけだ。
特に今回は記念大会と言う事もあって、過去に栄光を持つ者からの出場枠が多く、いわゆる「名もなき男」は、
実質2人しか居なかった。
逆に言えば、本当の一般人から本戦に出るには、黒虎に入って「黒虎枠2人」に選ばれる方がもしかしたら早道かも知れない。もちろんSASUKEのために芸能人やスポーツ選手になる、と言う選択肢もあるのかも知れないが、
とにもかくにも、「そう簡単に参加出来る資格は得られない」のが、昨今のSASUKEだ。
しかし、松田さんのような特別枠、一度チャンスを得た者達への厚遇もまたSASUKEの伝統であり、見ている僕らの期待するところでもある。事実僕は、
日置目当てで見ていると言っても過言じゃない。
既に過去の遺物となったオールスターズの面々や、お笑い枠なんかは、本当にどうでもいい。てか、
春日はよく出て来られるな
と思う。あのハートの強さはある意味スゲェと思うけど、あの場、あのチャンスは、本当に特別なもので、思いを賭ける男達の本気を、もっと見つめ直して欲しいとは凄く思う。
・川口朋広の涙
普段クールに振る舞う川口。でも決して横柄でもなければバカにした口調もない。冷静で、それでいて青い炎を燃やしてるような男。
そんな彼が号泣するシーンが見られるとは。
数年ぶりの1stクリアはそれほどまでに大きかったのかと思うし、自身の身の上がかなり波乱に富んだ一年だったことも強く感じさせた。
川口の言葉は常に重く、そしてかっこいい。前回だったかで、最後森本が3rdに挑む際、
「間違いなくオマエが最強だから」
って言ったのも良かった。てか今回初めて、
日置と川口が同い年だってわかったのも良かった。
タメ口でしゃべってるんだよね。ちょっとだけだけど。ホント百年の知己のように。
結局のところ、SASUKEってのはジャンプなんだよね。
努力、友情、勝利
これが全てのSASUKEファイター達にある。友情は家族愛の場合もあるし、勝利は必ずしもゴールにあるわけじゃない。でも本気で向き合ってるファイターたちは、間違いなく1年通して凄まじい努力をしてるし、だからこそこのチャンス、この瞬間に燃え尽きることが出来ないと、
凄くツライ。
今回は、樽美酒研二が参加しなかった。調べてみたら、
コロナの後遺症で思うように体が動かなくなってしまっていると言う。
あれほどSASUKE愛が強い芸能人は、たぶんひとりも居ない。スノーマン岩本も大概SASUKE大好きだが、研二はその上を行くと思う。研二がSASUKEのことを語る時の笑顔はいつだってまぶしいし、温かい気持ちになる。
まともに走れないような体が、どれほど恨めしいか、悔しいか、切ないか、、、
想像しただけで胸が苦しくなる。でもきっとそれはSASUKEファイターたちの誰もが感じてることだろうし、
今回岩本がドラゴングライダーで落ちてしまったあと、
「ちょっと引きずると思いますが、、」
と言ったあと、涙でむせていた。思いの強さは、、本気さは、、大の大人の男に涙を、大粒の涙を流させる。
「まだまだ~!!」
研二が前回リタイアした2ndで言った。僕もまだまだだと思う。ヤツなら、絶対後遺症を克服して、また笑顔で「ただいま」と言ってくれるに違いない。間違いのない未来。絶対の未来。確信の未来。
SASUKEは裏切らない。
ネタ不足なのでここで一旦切ろうかとも思ったけど、もう少し書く。
・山本進悟1stクリア
これはマジで震えた。何年ぶりだろ、もう覚えてないほど久しぶり10年ぶりくらい?途中で「皆勤賞枠ってだけで毎年出てる」と思ったこともあったけど、
ポテンシャル自体は、1stをクリア出来るだけの男だったのだ。
ビッグマウスの山田勝巳とは違う。山本も長野も、たぶん今回超久しぶりに出た秋山、今回は出なかったけど竹田も、オールスターズのほとんどが、
まだまだ1stをクリアできる「底力」を持ってる。
ただ、それを出し切れるだけの状況が整ってないだけ、ちょっとした運が無いだけ、そんな感じに映った。
今回の進悟はいつもと違って動きにキレがあり、序盤から「いつもの負けるつもりで戦ってる彼」とは全然違ってた。彼がドラゴングライダーをクリアしたとき、
もしかしてもしかするのでは!?
と期待が膨らみ、
一度失敗したあと、何とか両手が掛かった瞬間の高揚感たるや、、、
長野と秋山も号泣。
これこそSASUKEだな、と。
本気で嬉しそうな常連組。森本も心の底から喜んでた。
この「喜びを共有する感じ」がたまらないのだ。
東京オリンピックでも、他国のプレイを賞賛するスケボーが凄く印象的だったし、ひとりで戦うスポーツだから、ひとりしか喜べないわけじゃない。
これぞSASUKE魂だ。
日置とかホント最高なんだよ。以前漆原が進退を賭けて挑んだ1stの時、アナウンサーが「これで最後になってしまうのか!?」と言った直後、
「しまわねぇよ」
と吐き捨てた日置。最高だ。最高過ぎる。
ま、僕にとってのSASUKEは、日置が主人公だからな。
彼が途中でリタイアしたとしても、カメラは彼を追い、彼の言葉、彼の笑顔、彼の情熱が溢れ続ける。
奥さんも子供も(特に長男りゅうせい君が好き)かわいい。てか日置もちゃんと1stクリアしてくれてホントに良かった。
ここらで一旦切る。
| 固定リンク
コメント