デジラマを作るなら~その2~
昨日の続き。
●パソコンとモニターがある環境から、「とりあえず」デジラマ作りをやってみたい場合
・サブスクのフォトショップCC
月額1078円で、最初は7日間無料体験が可能。ぶっちゃけゼロから始めるのは敷居が高いとは思うけど、以前は「年額だった」のが「月額に変わった」分、かなり気楽にはなった。
・スマホのフォトショップエクスプレス
無料で十分使える。これで使うのは主に、フィルターを掛けること、画角を切り直すこと、たまにコントラストをいじったりする。
無料と有料(年額10978円、月額1078円)の違いは、保存時に劣化の少ない「100%JPEG」で保存できる(無料版は80%)ことと、フィルターの種類が多いこと。
ぶっちゃけサイトにあるような機能の大半は使い物にならないので、
※僕が使い方を知らないだけかもだけど
しばらく使って課金するか決めればいい。無料でも、キーになるフィルターは使えるし。
・・・これだけ。つまり、1078円だけ。
これだけ用意すれば、デジラマ作りそのものはそれなりに形になるはず。
もっとも、スマホの無料アプリだけでも合成すること自体は出来るし、それで(デジラマに限らず)合成してる人も少なくはないけど、
クオリティが全然違う。
たぶん、習熟していけばスマホアプリでもかなりのことはできると思うけど、ことあるごとにCMを見させられたり、狭い画面で細かな線をタッチで描くのは至難の業。正直それを「出来る」は言えないと僕は思う。
ひとまずこれで何作か作ってみて、もう少し楽になりたいな~と思ったら、液晶タブレットと左手デバイスを買えばいい。
フォトショの操作に関しては、
訊いてくれたらいくらでも教える(つもり)
もちろん僕のわかる範囲で、で、それはエレメンツベースなのでそこまで詳しくないんだけどさ。
・・・
こういう話をすると、どうしても「大変そう」とか「難しそう」とか、「最新のフォトショップはやっぱスゲェね」とか思う人が多いのだけど、ぶっちゃけフォトショップは30年前から第一線で使われていたソフトで、
機能とか比較にならないくらいしょぼかった頃から、凄い作品は作られ続けてきた。
最後は使う人の「モチベーション」が物を言う。「才能ではなくやる気」が。こういう作品が作りたいとか、この表現はどうやってやってるんだ!?みたいな思いは、デジラマを作ろうと思ったなら、誰しもが抱く感覚。僕も当初伊藤伸彦さんのデジラマを見たときは、
こんなの出来るなんてスゲェ!
と思ったし、同時に、
絶対無理だわ自分には
とも思った。でも、今現在氏の作品を見ると、
全部とは言わないけど、7割くらいは「手順」が見えなくもなくなった。
今でもセンスに依存する部分には感嘆するし、そのソースをどうやって入手したのか興味も沸くけど、氏のデジラマは「商品として」「アートとして」を磨き上げているのに対し、僕のデジラマは、
楽しく毎日作れたらそれでいい。出来たらリアルに。
というそもそもの目的が違う。氏のデジラマは、「見せたい物」がその中心にあり、背景や周りのエフェクトはそれの引き立て役として仕上げてある。一方僕のデジラマは、
※そういうのもあるけど
インスタにアップする1枚の写真として
仕上げている。だから僕のデジラマには、
・足しかない
・後ろ姿が多い
・ポスターっぽくないのも多い(日常を切り抜いたようなのが多い)
・エフェクトが雑※ヘリとか爆発とかの飾りを手抜きしてしまう
つまり、
僕のデジラマは「お金にならない」。
お金も掛かってないけど、お金も稼げない。そんな「完全に趣味の世界」の話なのだ。
でも、それでも、
毎日のように新作を作って、「自分で新作を見ることが出来る」。それも一番高画質な状態で。
確かにリアルに売り上げを生み出したりはしない。でも、自分がお金を出してもいいと思えるような作品を、自分自身で自給自足できるというのは、ある意味「生み出していることと変わらない」と思う。
プラモと違って購入費用、カラーとか備品のコストも掛からない。休日に車を飛ばして周辺のお店を回りに回って、結局何もなかったと落胆することも無い。時折フリーズして時間が無駄になってガックリうなだれることも無くはないけど、
※580作くらい作ってきて3回くらい?
基本的には、時間は結果を裏切らない。命の使い方として、最後に形が残る。みんながそれを見てくれて、いいねやコメントをしてくれて、
生きた証が増えていく。
ホント、やろうと思えば誰でも出来る程度のことしかしてない。あとは慣れでどうにでもなるレベル。僕は高卒で、自店は衣料品の小売業。つまりパソコンやデザイン、美術の勉強は一切してない。それでも、
時々世界一だと思える作品を作ることが出来ている。
「1日10円のランニングコストで!」
まぁハマるとプラモ作らなくなっちゃう弊害も大きいっちゃ大きいけどね笑。
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