チェンソーマン
休日を使って一気に12話を視聴。超話題作だったし、スパイファミリーのように原作を読んで内容を「知っちゃってる」わけじゃなかったので、かなりニュートラルに見ることが出来た。ちなみに原作は少年ジャンプ系のマンガ。ただ「週刊少年ジャンプではない」。もっとグロくてエロくて、青年誌向けという感じだ。
感想はいろいろあるけど、一応「みんな見てる前提」で書く。ネタバレもするので、
まだ見てない人は、、、まず見てない人向けに感想を書くかな。
●ネタバレ無し
ぶっちゃけ呪術廻戦。違うのは主人公がチェンソーのバケモノに変形することと、ヒロインが美人で、
エロが多い
ってことくらい。あ、ただ呪術は途中で「嫌なヤツ」が出てきて見るのを止めたのに対し、こっちは最後まで見てさらに続きも気になっているので、
あっちよりストレスは少ない。
僕は「いじめられっ子」が大嫌いなのだ。「いじめっ子」は「ただのやられ役」の場合も多々あるので嫌いではない。いじめられっ子はとにかくストレス。呪術にはそんなのが出てきたでしょ?
※勘違いだったらゴメン
呪術廻戦のようなドロっとしたグロめの戦闘アニメをイメージして見始めれば、その期待はまず裏切られないと思う。
●以下ネタバレ含む
一番言いたいのは、
僕がこのアニメを見て一番強く感じたことは、、
枚数が少ねぇ!!!
とにかくアクションシーンのフレームレート、秒間枚数が少ないのか、
パラパラアニメを見てるような感じ
何をやってるのかよく分からない。何がどうなってるのか把握できないシーンがスゲェ多い。
作画としては、カット数が多い、アングルを動かすのは「スゲェ大変」だと思うのに、それをガンガンやってるので「印象自体はスゲェいい」のだけど、
何がなんだかわからなくなるのがもったいない!
もちろんコストは全てについて回ることだから、この作品ではそこを犠牲にして迫力ある展開を取ったってことなんだろうけど、
ぶっちゃけワンパンマンのボロス戦には遠く及ばない。
それはBGMの面でもそうだし、原画そのものの才能にも寄るとは思うけど、
見ていて腰が浮くような感じがしない。
迫力があるから印象はいい。でも、そのさきに感動がない。何かわからないから、頭に「???」が湧いてしまって、徹底的にその場面に没入しきれなかった。これは状況把握に優れている人、原作を読んで事前にイメージファイトが完了してる人とかだと、僕とは全く違う印象になるかも知れない。
あくまで僕個人の感想。
調べてみたら制作したMAPPAは呪術廻戦を作ってたところで、さらに神撃のバハムートを作ってたとこだった。
※進撃の巨人も
神撃のバハムートを出したのは、
キャラ作画に共通点を感じた為。
つってもチェンソーマンのが「ヒロインは美人」だけど。てか通りで呪術のニオイがするわけだ。
それはともかく、一番の感想以外の感想を書くなら、
・フラグパない
もういかにも死にそうみたいなフリが多くて、
まんまとだし。
特に美人の先輩の死に様はなかなかに力があって、
眼帯が落ちてるってことはブラやショーツも落ちてるのでは?
と下世話な感想を「今」思い浮かんだり。
でもマキマさんが撃たれたシーンはちょっと意外だったかな。
まんまと死んでなかったけど。
・小紅が怖ぇぇ
見た目は悪くないけど、キャラとしては「間違いなく普通じゃない」。てか、普通じゃない度合いが強い。
なるほど四課に配属されるわけだよ、と。
そう思うとサクッと死んじゃった野郎の方は何だったの?って感じではあるけど。
・エロい
エロ描写は直接的ではないけど、相当エロい。間違いない。ただ、その対象が死んじゃって、それ以上の展開が望めなくなったのが悲しい。
・パワーちゃんがドライ
この子もイイ感じのエロいシーンがあったのだけど、それ以降完全に「バディ」としての役回りに徹して、
これはこれでアリ。
ただ、二本の角は、「ダーリンインザフランキス」のゼロツーの印象がどうしても付きまとってしまって、
主人公といい仲になるのをそこはかとなく期待してしまったり。
てかもう少し強くてもいい気もしたけど、、、ガス抜き担当かな。
・アキ君切替早い
結構ヒメノ先輩だっけ?の死は衝撃があったと思うけど、割とドライで最終話では普通に笑っててちょっと「そうなんだ、、、」って感じ。
全体的に人がバンバン死ぬのは、まぁ作風だからいいんだけど、キーになるような人を殺しちゃうのは、良し悪しあるかなぁと思った。そんな中、凄くいいなと思ったのは、
主人公が「マキマさんが死んだあと」のことを想像したシーン
そこまで引きずらないだろうな、って思ってしまうそのドライさが、
過去あまり例がないキャラクターであり、かっこよさ。
冷たいとか、魔物かよ、みたいな感じも確かにあるとは思うけど、僕的には、
新鮮
今って「新鮮なヒーロー」を作るのが凄く難しくなってると思うのだけど、デンジのこの「特筆したドライさ」は見ていてむしろ安心出来た。
そう言うキャラだと思えば、いろんなことを「些細なこと」として押し流すことが出来る。
その点アキくんはそこまでじゃなかったはずなんだけど、、、魔物を右目に住まわせてから価値観が変わったのかな。
・・・
実写洋画でかなり派手に場面が展開する一人称視点のアクション映画があったけど、、、
調べたら「ハードコア」ってタイトルだった。
何となくアレに近い印象もあった。
本作は一人称ではないけど、派手な視点の切り替えや、絵作りに近い雰囲気があって、まぁあっちはあくまで洋画だから、こっちとはいろいろ違うんだけど。
ともかく、
見て損したって感じは全くない。
クリス評価は★★★かな~。ホントはエロ関連が充実してたからもう1点追加してもいいかなぁとも思ったけど、最初に書いた、
何がなんだかわからないシーンが多かった
ので6点止まり。お金をガッツリ掛けて、ハイレゾ?違うわ、プログレッシブ!そんなのを作ってくれたら、
8点以上もある内容だった。
てかさ、ぶっちゃけこの映画で「好きなシーン」の人気投票みたいなのしたら、
上位は全部エロじゃないの?
とは思った。そのくらい「エロのウェイトが高い作品」だったと思う。
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