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2023年1月25日 (水)

俯瞰視点シューティング

俯瞰視点とは、上から見下ろした視点という意味。サイドビュー(横視点)や、FPS(一人称視点)、あと俯瞰視点ではあるけど縦スクロールのシューティングとは差別化されていて、主に「全方向に移動出来る」ものをカテゴライズすると思う。

先日長男に勧められてブログのネタにもした「ヴァンパイアサバイバー」や、つい最近局地的に盛り上がっている「東方防衛軍」がまさにそれで、基本的には360度任意で移動して敵を倒しまくるゲーム性。ただ、中には「常時移動していて止まれない」タイプ※マップ全体がスクロールする、例えばボスコニアンやタイムパイロットのようなものや、マップが狭く固定されていて、その中を移動するジオメトリーウォーズのようなものもあるし、考えてみれば、

 ディアブロもこの系譜だったのだなぁと、今気付いた。

あとガントレットとか、僕のプレイタイトルではPS2のシャイニングフォースネオとか。

ゼルダの伝説も俯瞰視点ではあるけど、周囲から敵が押し寄せてくるのを倒しまくると言う感じではない。無双シリーズは押し寄せてくるけど、サードパーソンで、「撃つより斬る」印象が強い。まぁその点ではディアブロやスネオもそうか。

このタイプのゲーム性の最大の特徴は、

 「落ちて死なない」

サイドビューアクションは、スーマリやドラキュラなど、「落ちて死ぬ」「落ちるだけで死ぬ」。ので、良く言えば緊張感が高まるし、悪く言えばストレスが高まる。俯瞰視点でも3Dアクションっぽいものにはジャンプ落下があるものもあるにはあるけど、
※ゼルダ神々のトライフォースとか
俯瞰視点シューティングには、僕が知る限り落下死があるものは無いと思う。

操作も全方向に移動できるということは「ジャンプボタンがない」わけで、特に砲台を固定して撃つ場合は別として、操作系はかなりシンプルだと言える。
※もちろん新しいものにはスキルとかもあるけど

 何が言いたいかと言えば、つまりはダラダラ遊べるのだ。

昔は一度被弾しただけで爆発するゲーム性だったものが、
※タイムパイロット
体力制になり、
※ガントレット
一気に家庭用向きになった。

しかし、そこまで大ヒットしたと記憶するタイトルがないのは、たぶんそのゲーム性の大きな枷によると思う。

 大きなボスを出しにくい&メリハリを出しにくい

全方向スクロールは、例えばサンダーフォースIIのように「どこを移動しているのかわかりづらくなりやすい」。
※バンゲリングベイもそうだね
2Dサイドビューなら場面を背景によって描き分けつつ「進んでいく」演出が出来るけど、全方向ではどこにクライマックスを持って行っていいかわからない。

ボスも「大きくなければ迫力がない」のに、「大きくて画面内固定だと逃げ道がなく」、「画面外から撃てれば緊張感が無くなる」。実際ヴァンサバも東方防衛軍もガントレットも、なんならディアブロだって、大型のボスは出てこない。
※雑魚がちょっと大きくなった程度
※背景に書き込んだ巨大ボスも無いではないけど、、、

ボスや背景でメリハリを出しにくい分、どこでカタルシスを出すのか。

 強くなるモチベを磨く。

ステータスであったり、スキルであったり、新キャラや新武器であったり。強くなることだけが正義であり、そのカタルシスをゲームの基盤にする。

 それで良いのだ。

元祖ハクスラ「ウィザードリィ」がそうであったように、ゲームに不可欠な要素に「見た目」は含まれない。「楽しければ」「面白ければ」それ以外の全ては犠牲にされても構わないのだ。

ただ、

 そこで勝負するのがそれほど簡単なことじゃないのも事実。

僕が遊んだことがある俯瞰視点シューティングの多くは傑作が多かった。さっき挙げたのでほぼほぼ全てだけど、

 どれもスゲェ遊んだ。
※あとガントレットレガシーとか

シンプルだから強くなるカーブを急にしたらすぐに飽きられるし、ローグ要素強めで「残る物」を減らしたら、それはそれでアクション要素が高まって「難しくなりすぎてしまう」。メリハリを持たせつつ継続してプレイさせ続ける構造作りが、

 凄く難しい。

あ、もうひとつ名作を挙げ忘れてたわ。

 ポケモンスクランブルも同じ。

たくさんのポケモンを手に入れるようにキャラのポテンシャルで「遊ばせる」。あれも本当に面白かったな~。スイッチで新作が出るならマジで買うのに。てか、

 僕が知らないだけで、このゲーム性にもジャンルが存在するんだろうか。

「メトロヴァニア」とかみたいに。

ただ、こないだヴァンサバの時にも書いたけど、「漫然と遊べるだけ」ではやっぱり物足りないなとも思った。ダラダラと遊べるのが俯瞰シューの魅力ではあるけど、明確な目標、要所要所で盛り上がる「トリガー」が欲しい。その点で言えば東方防衛軍の「時折出てくる鬼のように難しい面」は、とても良いカンフルだと思う。まぁあれは同人ゲーで「求められる閾値が低かった」かも知れないけど。

・・・

最近またゲームを遊びたくなってる。でも当然つまらない、

 命を無駄遣いするようなゲームはやりたくない。

最低限の面白さや快適さを兼ね備えつつ、常に大中小複数の目標を提示され続け、「がんばらざるを得ない」ような精神状態に「追い詰めて」欲しい。

努力が裏切られず、
※成長要素があり

極度の緊張感もなく、
※シビアなギリジャンプがあるわけでもなく

ストレスがなく、
※デモが飛ばせないとか

モチベが途切れない
※達成できそうな目標が常に提示され続ける

そんなゲームが遊びたい。その上で、100時間以上遊べれば言うことはない。

・ジオメトリウォーズ
・メガドライブガントレット
・ポケモンスタジアム
・東方防衛軍

みたいなのがいい。てかまずは東方防衛軍だけど、、、

ジオメトリウォーズまたやろうかな~。ソフトはテレビの下の引き出しにあったハズだけど、、、。
※ちなみにDS版。国内では未発売だったかも。念のため言うけどマジコンじゃないぞ?

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