« 最近のデジラマ~その2~ | トップページ | チェンソーマン »

2023年1月30日 (月)

最近のデジラマ~その3~

今思えば、古い方から書いた方が良かったかも知れない。もちろん直さないけど。

・初号機in埼玉

素立ちの初号機。やや上の方からのアングルだったけど、背景も近いアングルなものがあってシックリ度高め。この作品に限らず、コントラストとカラーバランス、明暗を部分的にトリミングして調整するなどして、

 屋内撮影したプラモやトイを、屋外で撮ったように見せるのが、昔よりかなり上手くなってきたと思う。
※前述のVF-1Sとか

日差しが強い「大気圏外」や「真夏」は難しくても、ある程度は「ぽく」出来るようになったのは、ささやかながらずっと続けてきたことによるスキルアップのタマモノかな、と思う。

「影だけトリミング」は、「弐号機の赤だけトリミング」の延長ではあるけど、閃かないとたぶんやれなかったこと。さらに言えば、液晶タブレットがあるからこそやる気になれたことでもある。デジラマを作ろうとする人は少なく無いと思うけど、PCにさらに液タブまで「そのために用意する人」はかなりの少数派だと思うから、

 何だかんだ言って、「デジラマ職人として、かなり狭いところに踏み込んでるんだなぁ」と思った。

上手いかどうかじゃなく、「やれる環境があるかどうか」と言う点で。プラモで言えば、筆塗りだけだったのがエアブラシを買って、さらに電動リューターとか工具がどんどん充実した先に3Dプリンターに手を伸ばしていく感じかな。

・ヒルドルブ

前述のヒルドルブ1作目。巨大な橋の下の川が凍っていて、

 でもその氷を割って置くのは僕のスキルでは無理

だったので、思わず「川じゃないから!」と言い張ることにした。つまり、

 凍った川ではなく、ただの平地の上に置いてるだけにした。

ただ、アングル的にそこに視点が行きにくい画角にしたので、
※つまりほとんど川面が映ってない
気付く人はほとんど居ないとは思うけど。

カズヒコさんにも「実写にしか見えない!」と褒められていい気分。当然深度合成もしているので、「撮って下さったカズヒコさんあってのデジラマ」なのですけどね。

・帝機マグナパレスinパレス

永野護のゴティックメード。黄金の出で立ちはまさにナイトオブゴールド。シルエット的には以前よりスリムな印象だけど、十分かっこよく魅力的。

誰に言われたでもないけど、GTMやモーターヘッドはモスクや神殿など西洋建築を背景にしたくなる。今回もそんな感じ。

半透明パーツに煩わしさを感じつつも、煌びやかで艶やかな仕上がりに自己満足。てか元のシブめな金もかっこいいんだけど、個人的には「金なら金らしく派手に!」と言う気持ちが勝っちゃったかな。

東京で原型を見ることが出来たみたいだけど、
※GTMのリバイバル上映の時?
その写真だけでも存在感がパ無かった。税込97900円だけど、原型レベルに仕上げられるなら、そのくらいの価値は十分ありそう。いや、買わないけど。

・リントヴルムアタッカー都市低空飛行

戦闘機形態のデジラマは、人型形態より比較的ウケがいい傾向があり、さらにトリミングも楽。素材もカズヒコさんやKMさんからご提供戴いていて、人型と違って可動箇所もないので、ほぼほぼアングルと光源だけで素材が決まる。

この素材は、まさに「下方からのライティング」で、都市部の飛行がしっくりと言う感じ。背景とのセット組から完成まで、ほぼほぼイメージ通りだった。

一応出っ張ってる頭の部分を埋もれさせたり、全体を薄っぺらくしたりもしてる。戦闘機タイプは割と鉄板なアレンジ>薄くするの。

・ツァラトゥストラアプターブリンガー

GTMの3作目。1作目のツァラトゥは絵画テイストだったけど、今回は以前ジュノーンに使ったモスクの別アングルの写真を利用。

 とにかく半透明パーツの処理に苦戦しまくり。

でもまぁ何とか形にした。正直満足度は低いけど、もうひとつセット組してあるのが本命なので、そっちが上手く行けば万事丸く収まるかな、と。

僕はよくわからないのだけど、このツァラトゥストラはボークスで、他のゲートシオンやマグナパレスはアワートレジャー製。てかアワートレジャーってどこ?って感じだけど、生半可な技術で仕上げられるデザインじゃないから、きっと名のある原型師がいるメーカーなんだろうな~。

・量産型νガンダム

デジラマを作る時は、まずプラモなりトイなりで「これ、デジラマにしたいかも」と言う写真と出会うところから始まる。続いてそれに合う背景を探し、デスクトップ上に「セット組」する。ここまで来ていればあとはトリミングして合成して補正して、、、って感じでデジラマにするのは「作業的」になる。のだけど、、、

何となくセット組したものも当然ある。それに関しても、「全行程の山場」を越えているので、「そこで捨てる」のはどうにも惜しく、結果何となくデジラマにしてしまう。最近だと、MGエクスインパルスとか、ガーベラテトラとか。

これもその一つで、正直パッとしない。言葉は悪いけど「素人臭い」。誰に文句を言われるわけでもないけど、僕自身が全くオーラを感じ無いデジラマになってしまった。

 もちろんお蔵入りはしないけど!

・ゲートシオンマーク3リッタージェット破烈の人形 1/26投下予定

これをアップする頃には、このケツの方の数作は既に投下済みになってると思う。けど触れる。なぜなら、

 とてもお気に入りだから。

これもGTMの一機で、モーターヘッド版の破烈の人形とは全然デザインが違う。ただ、どちらもエレガントで美しく、

 これまたしっくりいく背景に巡り会えてしまった!

浅瀬に立つ彼の足元は、かなりイイ感じに「馴染ませること」に成功して、誰も見ないかも知れないけど、

 僕にはオーラが見える。
※足元に!

商品として売られているわけだから、日本中にはこれをちゃんと塗装して作ってる人がそれなりに居るはずなのだけど、現実問題メーカー作例より美しく仕上げている人はほぼ居ない。

その点ガンプラと比べると全く違うジャンルの娯楽という気もするけど、
※作り始めるハードルが凄く高いから
だからこそ完成品には工芸品、芸術品のようなオーラが纏う。

 それが好きなんだよね。

僕なんかは、それを漁夫の利よろしく横からお金も払わずに楽しませて貰ってるわけで、いささか申し訳ない気もしつつ、

 少しでも宣伝になればいいな、と思い、メーカー名も必ず明記するようにしてるんだよね。

てか、「バンダイさん」とか「アワートレジャーさん」とか「さん付け」した方がいいかなぁとちょいちょい思うくらい。

・・・

以下余談。

デジラマ作りは、元々は僕自身のプラモや、オフの友人のO澤氏の作品を使って作っていた。もちろんそれが「普通」だと思うし、そこから一歩踏み出すのは結構勇気もエネルギーも必要だったのだけど、結果それによって、

 スゲェかっこいいデジラマ

がいっぱい作ることが出来たし、さらにその過程で、

・フォーカスの甘い公式写真を精細化して使う

や、

・光源が甘い写真を自分で自然光のようにアレンジする

・各部を光らせる

・リアル寄りではなくアート寄りに仕上げる

なんかもやるようになって、時には「僕のもデジラマにして!」と言って下さる方も出てきた。
※少ないけど!笑

相変わらずこちらから「案件にさせて!」と言うのはエネルギーを使うし、必ずしも満足出来るモノが出来上がるわけじゃない。最近はフォロワーも増えないし、
※むしろ減っているっ!?
いいねも以前ほどは伸びない。

逆に言えば、今のいいねの数が僕のデジラマの「本来のポテンシャル」であり、クオリティに対する評価として妥当なのだろうとも思うのだけど、

 一度甘い汁を吸ってしまうと、なかなか頭をリセット出来なかったりもするわけで。

ああでも最近は正直いいねの数より、自分が「これはいいな!」と思えるものにコメントで褒めて貰う方が嬉しいかな~。てかそもそも作ってからアップまでのラグが長いのがもどかしい。せっかくイイ感じに出来ても、それを見せるまでにこちらの熱量が下がってしまう。以前はnori君に見せて褒めて貰ってたけど、

 最近は忙しいみたいで、、、

それとは全く別の話としては、最近いろいろ画像をいじるコツがわかってきたことで、

 さらに何か楽しいことが出来るんじゃないの?今のオレなら

と思ったりもするように。トリミングして色を変えるのも、以前は、

 「変えたい部分を全てトリミングして色相変更」

してたのだけど、最近は、

「変える前のレイヤーの上に複製して、複製したヤツを色相変更。変えたくない部分だけ消しゴムで上のレイヤーを消す」

と言う方法を取っている。時間的には圧倒的に下のが早い。出来は上の方が僅かにいいかも、くらい。

閑話休題。

別にアイドルをヌードにしたいわけじゃないし、お金儲けしたいわけでもない。
※したくないわけじゃないけどそこまでモチベが高められない

ただ、昔は誰かがやってくれないかな~と思ってたことが、今の自分なら出来るようになってることがあるかも知れないって話。劇場版のポスター再現をスターウォーズ+ガンプラでやるとか、切った貼ったの加工で、「あの」零式イラストに匹敵するものが作れないか、とか。

ストックがあれば、体調不全やゲームなどにどっぷりハマっても更新が途絶えないための大いなる保険になる。でも同時に、「凄く時間が掛かるデジラマ」を作ることだって出来る。いつもなら40分~2、3時間程度で作ってるのを、20時間とか30時間、日数にして10日掛かりで作ってもいい。

 そこに満足があるのなら。

今の僕は昔の僕より高く跳べる。でも、今のままじゃどこまで行ってもアマチュアで、静止画の加工だけじゃ、評価もそこまで高くならない。「KOBAKEN」さんなんかは、デジラマ動画を作ってたりするけど、言っても頻度は低い。またゼロから動画ソフトを覚えるのも大変そうだし、

 でも多少のお金はある。

時間は限られている。今から僕は何をするのが正解なのか。

 たぶんトイレだ。

間違いない。

|

« 最近のデジラマ~その2~ | トップページ | チェンソーマン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 最近のデジラマ~その2~ | トップページ | チェンソーマン »