万歳千唱
最近の子はテレビを見ないらしい。ネット、、youtubeやインスタやツイッターやTiktokがあれば、特に「自分の好きな物を流さない」テレビは不要と考えるのもめちゃわかる。
でも、自分の好きなものだけを自動的にピックアップされて摂取していると、
知らないところにある「好きだけどそれを知らないモノ」に触れにくい
以前は週刊アスキーやファミ通を毎週買ってたけど、最近は全然買ってないし、新聞も1面を見たり見なかったり。朝の情報番組も見たり見なかったりなので、
音楽の情報はほぼほぼ自店で流れる有線放送だけ。
映画は、見に行ったときに予告があればチェック出来るし、インスタでも大作はCMが流れてきたりするから、そこでチェックも出来るけど、、、
普通にテレビを見ていた頃より、明らかに「雑多な世界情勢」に疎くなっている。
さすがに戦争してる国があるとか、ワールドカップがあったとかは知ってるけど、それも詳しい人の100分の1も知らないだろう。
M-1がいつの間にか終わってて、チャンプになったのも知らないコンビだったりしたし。
なので、、、
たまにテレビを見ていて、「いいな」と思ったモノは、どん欲に漁ったりする。歌番組でほんのちょっと聞いただけでも、
フックしたら必死に探して、聞きまくる。
去年だと「初恋サイダー」とか。ハモネプで聞いた歌とか。
「万歳千唱」は、まさに「たまたま」聴くことが出来た歌。
RADWINPSの歌で「歌詞を検索された歌ランキング」の一位が「正解」。テレビで聴いて心を奪われまくり。
3回聴けば3回泣くし、5回聴けば5回泣く。
いやはや最高なのだけど、最初に検索してブックマークした動画には歌詞が無かったので、昨日何となく「歌詞」をワードに入れて検索。
「18祭(じゅうはちふぇす)」で、1000人の18歳と一緒に歌った、「オリジナル」の動画がヒットした。
NHKの番組で、RADWINPSだけじゃなく、他にも同じように歌を作り、1000人と歌う企画だったらしい。
当然ここでも泣いた
で、そのままyoutubeを垂れ流していたら、
「正解」と一緒に「もう一曲」が流れ出した。
それが万歳千唱
アップテンポの心地よいメロディと、こっちはこっちで18歳に刺さる歌詞。
♪君の中のカタシミを喜ばせて、君の中のクルシミを勝ち誇らせて、
なぁどうすんだよ! おいどうすんだよ!!
その影に隠れ震える笑顔の手を取れるのは、
君だけだろう!?
「元気になる歌」は、世代やタイミングや環境で全然変わってくる。だから、この歌も18歳全てに刺さるとは限らない。でも、
僕には簡単に刺さったわ。
※クリスは18歳です。ええ間違いなく!
てか、今回のことで初めて野田洋次郎の名前を認識したけど、
何のことはない、天才だったわ。
僕は「旅立ちの歌」が大好きなのだけど、いくら音楽の先生であっても、そこに並ぶ歌詞はどうしても大人目線であったり、「美辞麗句」であったりしがちだ。それでも僕はその様式美が好きで、
余裕で泣けた。
「正解」や「万歳千唱」は、一言で言えば「ターゲットを狭くして、濃度を濃くした」もの。中学や高校の卒業式で歌える歌じゃなく、
18歳が歌うために、その為に紡がれた歌詞とメロディ。
今18歳以上の人は、生きてさえいれば全員が18歳を経験している。もちろん時代によって価値観も違うし、刺さる刺さらない、あと「歌詞への理解力」も変わる。でもだがしかし、
オレには刺さったわ。
万歳千唱★★★★!
ちなみに、「野田洋次郎のセットリスト」を垂れ流したけど、さすがにここまでフックするのは無かった。名曲は世界中にまだまだ隠れてる。でも、
出会えるかどうかは、、、
運命が決めるのだ。
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