メメント
映画強化月間で「なるべく」毎日映画を一本観ようと。
※最初は「必ず」だったのがランクダウン。言い訳はあんま好きじゃないけど、単純に体調が悪かったり※下痢で2時間トイレに拘束されたり、映画の代わりに季節アニメをガッツリ視聴したりして、無駄には使ってないつもり
こういう時配信サービスはありがたい。僕は結構映画を観る方だけど、無料配信中の映画にはまだまだ観たことがない作品が多い。
問題は何を見るか。
基本的な選択基準は、
・評価がそこそこ高い
※☆4つ以上。稀に☆3つ以下を見たくなることもあるけど、それは以下の条件を大きくクリアした場合
・監督や俳優に信頼がある
・どうしても見たいジャンルがある
最後のは、例えばミステリーであったり、クリーチャーであったり。ホントはグーニーズやナショナルトレジャーみたいな「宝探し」も大好きなのだけど、
※ロマンシングストーンやインディジョーンズ、先日のアンチャーテッドもそうだし、トゥームレイダーも
作品の探し方がわからない。
「アクション」で調べてもこれらを選りすぐれない。
今気付いたけどネットで調べて検索すりゃよかったか。
ともかく、そんな感じで見たい映画を決める。
評価が高い作品から選べるのは、ネットフリックスにはない大きな強み。てかなんでネットフリックスにそれが無いのかはイマイチよくわからないけど、日本人の国民性を考えたら、「みんながいいって言ってるのを見たい」という衝動は、至ってオーソドックスで、普通だと思うのだけど。
ともかく、そんな感じの探し方で昨日ヒットしたのが本作。
・評価は4以上
・監督はクリストファー・ノーラン※ちなみに僕と同い年だった
・ミステリーとかサスペンスが見たい
公開は2000年で、バナーにはかなり古くさいエフェクトのポスター?が貼られていたけど、実際見始めたら普通の映像。特に古くさい印象はなかった。てか、
どんな映画なのかろくに知らずに見始めてしまったのが良くなかったかも。
時間は113分と標準的な尺だったけど、
見てる最中「早く終わってくれ~」と懇願する内容。
とにかく難解。とにかくわかりづらい。とにかく複雑。
あらすじとしては、ある日妻を目の前で殺され、そのショックで「記憶を10分しか保てない病気」になってしまった主人公が、その真犯人を捜して復讐する話。
10分しか記憶出来ないけど、妻が死ぬまでの記憶はあり、自分が保険会社に勤めていたとか、それまでの顧客に同じような症状を持っていた人が居たとか、その人を反面教師として自分は「この病に徹底的に向き合う」心構えを持つとか。
そのためにポラロイドカメラを携帯し、自分の筆跡を忘れないように反復学習
※記憶ではなく体に覚え込ませる的な
しつつ写真にメモをする。絶対的に忘れてはならないことは自分の体にイレズミをする。
・・・
これらの設定を見て一番最初に思ったのは、
どっかで見たことある。
軽く調べたら「一週間フレンズ」がヒット。それだったかなぁ、、、あ!思い出した!
「掟上今日子の備忘録」だ!
ほぼそっちも忘れたけど。でもまぁ、
なかなかに難しいお題であることは、あらすじだけでもわかる。
つか、、
思った以上に難しすぎた、、、
時系列は「直近から徐々に行ったり来たりしながら過去へ向かっていく」作りになっており、冒頭での殺人が「実際は一番最新の時間」なのだけど、そんな知識もなく見始めたもんだから、
見終わる頃には翻弄されすぎてそんなシーンのことも概ね忘れてた。
日付が毎回表示されるとか、「24時間前」とか順に遡っていくカットでもあればまだ序盤から理解も出来たかも知れないけど、全然そう言うんじゃなかったし、もっと言えば、
映画を見終わったあとネットで解説してるのを読んでも、まだよくわかってない。
※車のガラスが割られてたとか、トリニティ(キャリー・アン・モス)の顔にキズがあるとか、たぶん時系列を感じさせる目印はいっぱいちりばめられていたとは思うのだけど、それでも全然ついて行けず、、。
ネタバレ無しはここまで。興味が湧いた人は見てもいいとは思うけど、オススメするとしたら、
・ノーラン監督の「テネット」もそうした時系列を複雑にする演出があるけど、
あれの100倍は難しい
ので、その覚悟が要る。
・アクション要素は皆無で、ジャンルとしたら「ミステリー」だと思う。サスペンスは「犯人がわかってる」映画。ミステリーは犯人がわからない映画。これは後者。
・2回以上見返す覚悟がいる「かも」。
そう言う人なら見てもいいと思う。僕的には、見て損したとは思わなかったけど、
※一秒も飛ばせなかったし
見て良かったとも思わなかったってところ。
とにかく途中で疲れまくった。頭を使わずに垂れ流すように見てたら、たぶん一切頭に入ってこないし、頭を使ってがんばって推理、考察しながら見てても、僕の経験と知能ではついて行けなかった。
ま、そんな映画。
以下ネタバレ。と言うか見たことがある人に質問。壁に向かって独り言のように。
奥さんを殺したのは誰?
サリーさんだっけ?あの人の奥さんは「居たの?居なかったの?」。最後の方で、テディが「居なかった」って言ったのはウソなのホントなの?
考察ページでは「居た」って人も居るし、でも見てる感じだと「実は居なかった」って方がしっくり来る感じだった。
※実はサリーの話はほぼほぼ自分の話だった、みたいな
それでも節々で疑問が多い。
優秀な保険屋で、ボーナスが出た、と言うのは、ドッドの車にあったお金を脳内で勝手にねつ造したってこと、、?だとしたらそもそも保険屋でもなかったってこと?ではなぜサリーと接点があったのかって話だし、金額的にも20万ドルはボーナスの額じゃない。
絶対的にウソはダメな環境下で、メモやイレズミに確証のないことを綴ってしまう「人の弱さ」を言いたい映画だったの?
ジャガーを自分の車にしちゃうとか「アリなんだ、、、」って思ったし、奥さんを殺した犯人は、
その場でレニーが殺してる、みたいな記述がウィキペのあらすじにあったり。
ではレニーは誰を探してたのか。テディが警官ならなぜレニーをしょっぴかなかったのか。
まぁいろいろわからないまま。
でもとにかく疲れたので、僕は2回目を見たいとは思わないし、
これがノーラン監督の出世作か
ってことがわかったのは良かったかな。
僕の極々個人的な評価では、★ってところ。別段ワクワクもしないし、ドキドキもしないし、見てる時間の99%くらいは「???」って感じだったわ。
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