NOPE
知らない監督。映画館で予告を観たときは「なかなか面白そう」。同時に、
でも裏切られそう
と言う気配を感じていた。UNEXTの有料配信がスタートし、借りようか揺れていたけど、たまたまゲオに行く機会があったので、そこで借りて見ることにした。そっちのが少し安いのだ。
予告では、平穏な田舎の町で、「何か」が襲ってる感じ。それは、クローバーフィールドのような怪獣かも知れないし、もっと小さな、細菌や昆虫かも知れない。当然予告ではその正体は明かされず、
知りたかったら見るしかない。
きっと裏切られるだろうとは思いつつも、アレがなんだったのかはどうしても知りたかった。見た結果「やっぱり、、、」と思ったところで問題はない。既に、
見ると決めた時点で元は取っているのだ。
俳優に知った顔はひとりも居ず、監督も知らない人。軽くネットで調べたら、過去2作の実績でメジャーに駆け上がったらしいけど、その過去2作を見てないので、どんな絵を撮る人なのかもわからない。
ともかく、「異物」が襲ってくる。それだけは間違いなく、それはとても僕好みであったので、そう言う意味では期待していた。「一体何なのか」と。
あらすじとしては、お金に困ってる牧場主の兄妹が、「UFOかも!」と見かけた謎の飛行物体を写真に収めて一儲けしようとする話。
ちなみに、ウィキペのあらすじは、、、
クソ長くて、それあらすじじゃねぇだろ
って感じだったので読んでもいない。てか最後だけ読んだら、
ストーリーの全てが書かれてたので、見る可能性が僅かでもある人は読まない方が良い。
ネタバレほぼなしでまず感想を書くとするなら、
前半と後半で全く違う感想の映画。
前半はとにかくタルくて、ちょいちょい飛ばした。僕には必要性を理解出来ないマイナス展開が多く、
イライラするくらいなら見ない。
しかし後半物語が動き始めてからは、一気に熱量が高まり、
ハッキリと楽しさを感じることが出来た。
ユニバーサルピクチャーズの配給なので、ハリウッドとして期待もお金もしっかり掛けられていて、決してインディーズレベルの映画じゃない。でも前半はそれを微塵も感じさせず、このまま見るのを止めてしまおうかとすら思った。
が、
途中からはかなり気持ちよく映画に入っていくことが出来て、「なるほどハリウッド映画だったわ」って感じの感想に。
クリス評価は、前半のマイナスがある分★★と低めになってしまうけど、
※後半だけならプラス2点
※飛ばした部分に重要なキーワードがあったら完全に僕が悪い
「近づいてくると電源が一時的に落ちる」という設定は、意外とありがちなようで活かし方が上手く、新鮮味を感じつつ楽しめた。
※↑トレーラーでもわかることなので書かせて貰いました
タイトルの「NOPE」とは、無理だ、ダメだ、と言う意味らしい。が、
見終わった今でも、全くしっくりさは感じ無い。あまり深く考えない方が良いかも知れない。
てか、ちょいちょい英語で文字が表示されるのだけど、それすらもあんまよく意味がわからなかったわ。
あと、OPが、最近では珍しくキャストをガッツリ表示する「長いやつ」で、ぶっちゃけガッツリ飛ばして大丈夫。でもってスタッフロールの最後も1カットだけあるけど、これも別段見なくて大丈夫。
※ユニバーサルの映画だよ~って世界観に即した看板が表示されるだけ、、、だと思う
以下ネタバレ
さっきも書いたけど、ちょいちょい飛ばしながら見てしまったので、もしそこに僕のわからなかったことの答えが入ってたら申し訳ないのだけど、
ゴースト(白い馬)どこ行った?
キーになりそうでなってない感じ?あと、有名カメラマン?あの人はそれまでのフィルムを全部持って行ったの?以前サルがキレた理由は?ETみたいにコミュニケを取ろうとした理由は?
「見る」と襲われるのはわかった。でもパパが死んだのは、「何の食べかす」だったのかわからないし、妹とかちょいちょい遠くから見てたと思うけど。
三角の国旗?が腹を壊す理由もよくわからない。ビニールが消化に悪いってこと?
そもそも、
なんであんなに巨大に変形したの?
最初変形してるのか、(トリガーが無かったから)全然わからなかった。何か風船でも膨らませてるのかと思った。変形させるような出来事があった?
最後ぶっ殺したのはいいけど、死骸が残ってない設定が無いなら、あの一枚のポラロイドにどれほど意味があるのかピンと来ない。
見ていて、いろんな疑問が次々に降り注いできた。
ただ、さっきも書いたように僕は何回か飛ばしながら見ていたので、そこに全ての伏線、「大きくなるきっかけ」「サルとの関連性」「最初にパパが死んだ理由」とかが描かれてたとしたら、
ごめんなさい。
てかネット見ればきっと賢い人が僕の疑問に答えてくれる正解を書いてくれている、、と思うので、覚えてたら探して読んで見ようと思う。
それが見ていての疑問。
良かったのは、とにかく電源のオンオフを気楽に、かつイイ感じに使った演出。決して見た目が素晴らしいキャストじゃなかったし、演技も特筆して引き込まれたりもしなかったけど、演出の妙によって緊張感はパ無かったし、
少なくとも予告の「煽り方」はやり過ぎじゃなかった。
SFというより「クリーチャーホラー」って感じではあったけど、
※ジョーズとかアナコンダみたいな
そう言う映画が嫌いじゃない僕には、なかなかイイ感じではありました。
※前半がタルくて後半が楽しいのは、ある意味シンゴジラっぽい
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