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2023年3月15日 (水)

トライアルズライジング

PS5のゲームカタログより。

シリーズはかなり古くから遊んでいて、たぶん前作だと思われるフュージョンも、

 ハードは忘れたけど買った気がする。安かったから。

ゲームは、(こないだも書いたけど)

 モトクロスバイクを使って、奥行きのないコースをアクセルワークと重心移動だけで短時間クリアを目指すアクションゲーム。

登坂斜角80度くらいの坂道や、谷幅50mくらいありそうなジャンプ、グルッと一回転するようなコースに、火の輪くぐりなど、変化に富んだコースのクオリティは極めて高く、フュージョンはそこまでピンと来なかった僕だけど、

 こいつはなかなか!

バイクは序盤一種類しか使えず、手に入るアイテムは概ね見た目が変わるだけ。そう言う意味では成長要素は極めて少なく、
※徐々に高性能のバイクが手に入るとは思うけど
さらにこないだ言っていた「Bランク」とかの査定もある。

 僕が好きそうな要素は、コレだけ見るとほとんど無い。

がしかし、ついつい遊んでしまう。ついついリトライしまくってしまう。

 なぜか。

まず一点にはグラフィックの良さや操作性の心地よさもある。アナログスティックを微妙に傾けたり押し込んだりする感覚は、シンプルな操作に深い奥行きを与え、やればやるほど手に馴染み、精度と結果が上がっていく。アクションゲームなのだから当然と言えばそれまでだけど、

 馴染むまでやり込めない、モチベが続かないゲームが多い中では、十分に評価出来る要素だと思う。

しかし、それ以上に僕がこのゲームを大好きなのは、

 リトライがスンゲェ速いこと。

コースにはチェックポイントがあり、そのチェックポイントを通過後は破壊したり落下したりひっくり返ったりしたあとでもそこから再スタートになる。
※ただしタイムは5秒加算されるので、ミスは当然しない方が良い

タイムアタックの特性上、もちろん最初からやりなおしたいケースも多いのだけど、

 この二つのリトライが、どちらも任意で行うことが出来る。

チェックポイントからのリトライは○ボタン一発。スタート地点からはタッチパッドの左側一発だ。

ともすれば、

 1秒間に5回くらいリトライ出来るんじゃないか?

 むしろボタンを押す前にリトライしてるんじゃないか?

と言うくらい高速で出来る。

そのコースを始める際だけは、3からのカウントダウンととても短いデモが入るものの、リトライ時にはカウントダウンも一切無し。

 それが素晴らしい。

 それこそが「トライアルズの魅力の9割」と言っても過言じゃない。

僕が以前テラリアでアクションゲームを作ったときもそうだった。オンライン時はリスタートの再に一切待たされない。つまり、

 どれほど死んでもその時間全て自分のミスであり、責任。

その「絶対的に時間を浪費させない」「人生を無駄使いさせない」スタンスこそが、ランク査定とか成長要素がないとかの「僕好みじゃないファクター」を覆す。僕はマリオを始める際に残機が表示される画面とか、

 大ッ嫌いなのだ。

あんなのでオレの人生を奪うなと言いたい。

 「不必要な時間は悪」なのだ。

※だから映画とかでも1秒長いシーンにカチンと来るし、わかりきっていてストレスしかないマイナスの溜めも極力飛ばす

別のアプローチで言えば、「堅い食べ物は悪だから」というビートたけしの言葉にも通じる。柔らかい食べ物と堅い食べ物。堅い方が美味しい物もそりゃあるかも知れない。あ、これは「歯ごたえ」の話をしてるのではないよ?そして絶対的正義で断言できる話でもない。

 ただ僕は同意する。

心地よく快適な時間を過ごす上で、待ち時間や堅い食べ物は不要。デモとかロードとか無きゃ無い方がいい。もちろんそのデモが「魅力的であるなら」話は変わってくるけど、

 そこまで魅力的なデモのゲームなんて、世の中にどれほどあるか。

それこそ「堅い方が美味しい食べ物」と同じくらい希有な存在だろう。

ひとつひとつのコースも基本そこまで長く無い。1分とか2分とか。アクションゲームで1面クリアするのに掛かる時間で考えたら、相当短い方だろうし、

 レースゲームにありがちな「周回」がない。

つまり、一回通してクリアすればそれでそのコースはおしまい。「全3周を競う」みたいな、ある意味「データの使い回し」がない。それもまたメリハリであり、贅沢な作りと言えるかも知れない。

「奥行きがない」ことも、シンプルな操作を深く掘り下げるのに役立っていると思う。と言うか、ファミコンのエキサイトバイクでも、最終的には上下のコース取りよりも重心移動がモノを言うようになる。ピッタリ吸い付くように地面に着地することと、絶妙なアクセルワークで、当時は比肩する物がなかったタイムアタックを実現していた。
※これはひいき目じゃないと思う

 これもそう。

今のゲームだからゴーストも表示されるし、遊べるコースがどんどん増えまくるわけじゃないから、ひとつひとつのコースを丁寧にプレイせざるを得ない。でもだがしかし、それによってスキルは着実に成長していくし、タイムは短くなっていく。

 それが楽しい。

僕はもうすぐ53歳になる。この歳でもゲームを嗜んでいる人は決して少なくはないだろうけど、あらためて、

 こんなド直球のアクションゲームを、まだ楽しめてる自分が嬉しい。

てか、久々に長男と一緒に遊びたくなったな~。ま、そうすると自分のスキルはなかなか向上しないんだろうけど!

トライアルライジング★★★☆!まだ2時間くらいしか遊んでないけど結構高い!オススメ!

・・・追記

さっきネットで上手い人のプレイを見た。

 ビックリするくらい上手い。でもそれ以上に、

 あきれ果てるほど難しい!

先々あんなのが出て来るかと思ったら、及び腰以外の何物でもないのだけど、

 そこまでやり込まなくても楽しめるなら別段問題もなかろう。

ちなみに、ゲームカタログで遊ぶことが出来る中には「ギガトラック」というコースがある。
※序盤でアンロックされる

難度は序盤のイージーではなくミドルで、1コースの基準タイムが28分以上と、

 むっちゃくちゃロングコース!

それをおもむろに転びまくり、落ちまくりながらプレイしていたのだけど、

 途中でどうしても届かないジャンプが!

これは初期状態から使えるバイクでは絶対届かない距離なのか、それともコレすらも重心移動とアクセルワークで「何とか出来る」ものなのか。

てか、それ以外にも、どうやら課金しないと遊べるようにならないコースが結構ありそうで、ちょっと「ム~」ってなった。ただ、まだしっかり遊んでないのでそれに関しての評価はまだ保留にしておく。てか、

 スゲェ難しいコースまでクリア出来るほどやり込むなら、課金だってすりゃいいんだけどさ。

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