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2023年6月 5日 (月)

大雨のこと

コレを書いているのは2023/6/3。昨日の大雨は各地に被害を及ぼした。正直自店は「9割床下浸水」くらいの可能性で、
※普段の冠水レベルを考慮すると
昨夜は神に祈りつつ(マジで)、どうやって片付けようか真剣に思案してた。電気製品は全部逝っちゃったかなぁとか、ダンボール関連は全てグチャグチャだろうな、とか、地面すれすれのスラックスやエプロンは全滅だろうから損額デカ過ぎてもう店を畳むしかないのかなぁとか。

今回の台風は、「2号」つまり、まだ全然「台風が当たり前じゃない季節」で、事前の「煽り」も全く耳に届いてなかった。

一応前日にパートから、「雨やばいですよ」と聞き、店内の雨漏りポイントを重点的にチェック&対処しつつ、当日はたまたま休みだったので、家でのんびりゼルダをやってた。

そしたらかみさんが慌ただしい。我が家は2級河川のすぐ隣に建っているのだけど、位置的には「カーブのすぐ外側というわけではない」。決壊しても、

 足元の造成が崩れない限りは

問題無いと思っていた。言っても川沿いで少し高いところにあるので、津波ではどうもこうもないだろうけど、下から浸水することは考えにくかった。

実際隣の川は橋桁まで1mほどまで水が来ていて、普段は見えるコンクリートの土手は全く見えない。完全に草まで来ている状態。

しかし、これが夕方くらいになると、、、

川の方の水位は多少下がり、コンクリが顔を出した。このままなら決壊はない。軽く安穏としていたらかみさんが、

 「左には行かないように」

と言う。「え?」。

家を出て右が川、左は下り坂である。決壊したわけじゃないし、なんで?と問うと、

 「自分で見てきた方がいい。傘差して見てきな」

と言う。おもむろに傘を差し、やや靴の中に染みてくる雨水を気にしながら外へ出て視線を左に向けると、、、

 家から5mくらいのところまで「水が攻めてきている」!

脳の処理が追いつかない。道はすり鉢状になってるわけじゃないし、さっきも書いたけど「下り坂」なのだ。

 この先全て水浸しなの!?

さらに驚いたのは、

 「アスファルトの下がえぐれてるから、車で通るとヤバイよ」

テレビのニュースで見たようなレベル。「ここに来て20年。最悪の雨だよ」と。

ちなみにお隣は新築だけど、家の前まで水が来ていて、ドバドバとウチとの境目の溝に流れ出ている。あれ、ウチの家の下を浸食してないか心配になるけど、とりあえずまだ無事だった。

普段なら夜、自店の様子を見に行くのだけど、今回は半ば諦めていたこともあって、あとここがこのレベルの水深だとしたら、どこでどんな「深い水たまり」が出来ているやも知れない。ミイラ取りがミイラということも考えられるし、単純に面倒でもあった。

 嫌なことはその時MAXで受け入れるための心の準備、覚悟が出来てからにしたい。

逃げるわけじゃないのだ。

ともかく、神様に祈りつつ朝を迎えた。

川の水位は下がり、自宅は無事だった。隣の家の間のアスファルトには赤いコーンが置かれ、その下はガッツリえぐれていた。確かにここを通ったらやばそうだ。

店に行くまでに3台ほど車が止めてあり、タイヤには流れてきたと思しき枯れ木が溜まっていた。

 こんなことは生まれて初めて。

つまり、過去最悪だった「床下浸水まであと8cm」よりひどいわけで、どうなってるか想像も出来なかったのだけど、

とりあえず道すがらの草の状態、枯れ木の溜まり具合から、どの程度まで水が来ていたのか想像しながら到着。

おそるおそる裏口の扉を開けると、、、

 足元のマットがぐっしょりと濡れている以外は、特に店内に大きな影響は無かった!

いやはや本当に神様に感謝した。

水は確かに過去最高位まで来ていたことを感じさせ、枯れ木が駐車場に線を描いていた。掃除中に隣のスーパーの店長が来て、

 「ウチの方は入り口に少し浸水しまして、、、」

と言う。建てる際に「ここは低くて水が来るから、少しでも高くしておいた方が良いですよ」と、僕が助言したことで、「5cm急遽高くした」と店長が言っていた。

 もしあの5cmが無かったら、店中水浸しだったかも知れない

50cmの浸水ならばどうもこうもない。でもわずか数センチの差が明暗を分けることだってあるのだ。

何にせよ、この程度の被害で収まって本当に良かったと思った。

日本中には酷い状況、酷い目にあった人も多いとは思うけど、誰しもに明日の光は注ぐ。最悪と思える中でも、何かしらプラスを見つけて、心を強く持って生きて行きたい。

 死ぬほど辛い状況はまだ生きてるわけで。

 生きてる限りは笑顔でいたいと思うわけで。

みなさんのご多幸を強く祈る。

普段願い事をする近所の神社に、1000円のお賽銭を入れてきた。

神様ありがとうございます!

PS.妹の友人には、土間まで水が来て、車3台おしゃかになったと言う人も居た。妹自体夜中に入ってくる水をタオルで染み取り、他に捨てる作業を2時間していたとか。

追記。

国道一号線にある青山総合病院の交差点は、普段から水が溜まりやすいポイント。今回は、

 一階の受付が完全に水に浸かってた※水深10cmくらい?

車道の水たまりは、ドライバーに選択を迫る。このまま行けるのか、もしくは止まって引き返すか。

止まって引き返す選択は、片側2車線で中央分離帯がある道路の場合、「凄くハードルが高くなる」。特に後続車両が来ていればなおのことだ。が、

 最終的な決断はドライバー自身。

車道は階段状に深くなるわけじゃない。緩やかに水深は増していく。「ヤバイ」と思った時にはもう遅い、そう言うこともあるだろうし、逆に「すんなり行けた」というケースもあるだろう。実際僕自身過去の雨で、「これはマフラーに水が入るレベルの深さだなぁ」と思いながら車を走らせ、結果無事だったことがある。

 良くない成功体験だったかも知れない。

逃げ道が一切無いわけじゃない。きっと「どこかは浅い」。例えば、車の中で一晩立ち往生することになったとしても、

 マイカーを廃車にするよりはマシだろう。

どんな高級車だろうと、水の中を走る機能は付いてない。昨日納車したばかりの新車だろうと、赤ちゃんを乗せている軽自動車だろうと、ドライバー(もしくは所有者)は居る。

娘の友人が3台おしゃかにしてしまったと聞いて、「判断を過ったのは人」と思う一方で、僕は外の雨音を聞きながらゼルダをやっていた。

 僕は運が良かっただけなのだ(断言)。

もしかしたら家の土台が崩れて、もろともに死んでいたかも知れない。警報が鳴り響く。レベル5の緊急避難措置だとスマホに表示される。

 逃げる途中で水に浸かって動けなくなるかも知れないし、足元のアスファルトが崩れて生き埋めになるかも知れない。

 全ては判断。全ては決断。全ては、、、神のみぞ知る。

今日は救急車のサイレンがそこかしこで鳴り響いていた。止まってしまった車に突っ込んでしまったケース、それを処理する最中にさらに二次的な事故もあったという。どこまでが天災でどこからが人災かはわからない。

 気を付ける。

当たり前のことを改めてする。そして、

 神に祈る。

※家族と職場が無事でありますように

これはオススメじゃない。自分自信の為にすることだ。

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