要らないよな~と思う物
インスタでもテレビでも、たまに高級住宅系のマンションとかホテルとかで、
天井が高くて開放感がスゲェ!
とか、
全室オーシャンビューで海がすぐソコ!
とか、
(文字ではないけど)自然の中に作られたウッドデッキで優雅にお酒でも嗜んだり
とかあるけど、
どれも全く羨ましくない!
と言うか、(順を追っていくけど)
どれも快適なのか!?
仮に天井が5、6mある部屋の場合、
・蛍光灯がトラブった際に業者に頼む必要がある。さらにその業者がすぐに来てくれない可能性もある。大金持ちならそれ専門の業者を「維持」することも不可能じゃないだろうけど、日本では現実的とは到底思えない
・蜘蛛の巣ひとつ作られたらどうやって取ってイイかわからない
・蜘蛛やゴキブリが天井に居座った場合の対処法も見えない
・エアコン、夏は上の方に冷気が溜まるだろうから、ライフスペースを適温にするには、大がかりなサーキュレーターが不可欠だろうし、さらに天井が高い=容積が大きいから、それだけの空間を冷やすには、「電気代が掛かるだけでなく、地球にも全く優しくない」。暖房はまだ床暖とかで対処できるだろうけど、、、。
・当たり前だけど、天井が高い部屋=面積も相応に広い。何をするにも立って移動だろうし、畳部屋の可能性もほぼないから、座椅子じゃない。僕は座椅子が大好きなのだ
今の日本で海が近いことは、リスクが高いこととほぼ同義ではないか。台風一つでヒヤヒヤする。全面ガラス張りの窓全てに雨戸を用意するのか?
閉めるのも開けるのも大変そう
ガラスの面積に応じて「大型で非常に強い台風」が来た時の不安は、極端に大きくなっていく気がする。そもそも、
永遠に飽きない景色とかねぇし。
自然の中のデッキなんて、
・虫&は虫類&害獣
・枯れ葉
・空調
全てウザい。いかにも快適そうにワイングラスを傾けてる美人が居ても、
撮影が終わったらすぐさまそこから撤退してるのではないか
そう思わずには居られない。
あと、
・高級スポーツカーも要らない
運転技術や駐車場の管理、キズとかのセキュリティ面、維持費、さらに今の日本で運転するには、路面のデコボコが不安過ぎる。
車高が高いジープの高級車とかなら、少なくとも路面の心配は不要だろう。でも大型だから駐車場ひとつとってもなかなか見つからないだろうし、
シンプルに乗り降りも大変そう。
友人知人に見せびらかして優越感を得るにしても、
水面下ではどれだけ本気で羨んでるか、甚だ怪しいところだ
僕は今日産のNV200?まぁ小さめなバンに乗ってるのだけど、希望があるとしたら、
・燃費が今より良くて
・荷室が今より広い
そんな車なら、「換えてもいいかも」くらい。でも実際はこの二つの希望を両立するのは難しいと思うし、当然そんなにお高い車が欲しいわけでもない。3ナンバーとかまっぴらだ。
今まで生きてきて、「この車いいな~」と思った車は何台かある。でも、それはルックス「のみ」だったり、「乗る前提」「所持する前提」を考慮しない場合だ。
・・・
結局のところ僕は、自分が貧乏であることから目を背けてるだけなのかも知れない。欲しい物のランクを下げることで自己肯定感を高め、結果精神的安寧を得ているだけなのかも。
でも、例えば働く時間をガッツリ増やして、自分が使えるお金を今の倍、3倍にしたところで、その使い道は時間という枷によってさらに減少してしまう。
秋元康は、美味しい物を食べる為だけに海外旅行に行くと言っていたけど、僕にはそれが全く羨ましいとは思えない。
高級車を何十台と持っていたり、映画館やバスケットコート、プールも当然あるような大邸宅に住むニコラス・ケイジやトム・クルーズも、
彼らにはそうであって欲しいとは思うけど、
自分がそんな環境で「今より幸せになれるか」と言ったら、答えは間違いなくNOだ。プライベートシアターで見るスクリーンより、今自宅で目の前にある50インチのテレビで観る方が、「たぶん相対的な大きさは大きく見えると思う」し、スポーツ関連は全く興味もない。大邸宅なら玄関まで移動するにも歩く距離が長いだろうし、「今日乗りたい車」があっても、その車までの移動距離もあるだろう。
それよりはむしろ、O澤氏やカズヒコさん、KMさんらモデラーの環境の方がまだ羨ましい。全てが手の届くところにある「コの字型」の作業スペース。ホントは外気温や湿度に依存しない塗装スペースとかもあればなおいいだろうけど、
趣味に没頭出来る空間
は、たぶん広くも(天井が)高くもない。まぁお金はそれなりに掛かるだろうけど。
もしお金があるなら、かなり心の底の方から羨ましいと思ったのは、
※以前も書いたかもだけど
宇宙船のコックピットのようなゲーム空間
インチで言えば100インチの曲面モニターと、両サイドに80インチクラスのモニター。下世話な話をするなら、サイドモニターは全録可能になっていて、正面でゲームをやりつつ横にテレビを映しておけるなら最高。
サラウンドスピーカーなどそれなりの音響設備も欲しいけど、それより欲しいのは、ボタン一発で自分の持ってるゲーム機がスッと切り替えられる環境。もちろんコンセントを抜き差したりしないし、コントローラも「出しやすくて片付けやすくてベタベタしてない」。
座席は倒せばそのまま眠れるようなタイプで、さらにクッション性がよく、座椅子にありがちな「鉄のフレームが飛び出す」ようなことがないタイプ。僕は寝相が悪くないので、そこまで大きく無くていい。
空間的には8帖とかで十分。なんなら6帖でもいいけど、それだとモニターが置けなさそう。出来たら冷蔵庫が手の届くところにあって欲しいし、常備されるお菓子もそれなりに欲しい。
「コックピットのような空間」とは言っても、ゲームをする上でメモを取るための机やら、デジラマ作り用のタブレットも、「スッと取り出して使える」環境であることは必須。非常に準備が煩わしいVR関連のタイトルも楽しめる環境なら言う事無しだけど、たぶんそれはどんなお金持ちでも不可能だと思う。
※ボタンひとつで天井が開いて、VRゴーグルが降りてくるような
さらに言えば空調も、「0.2度刻み」で適温に出来るような空調が欲しい。はっきり言って、「0.5度刻み」では物足りない。もちろんアリやクモやゴキブリは出てこないで欲しいし、愛猫がゲロ吐いたときでも掃除しやすい床材であって欲しい。
何なら、ちょっとした手間で「プラモデル製作用」の環境にシフト出来るような仕掛けがあったら最高。
てか、
本当の大金持ちなら、そう言う部屋を作ることもたぶん不可能じゃない。
ただ、同時にそう言う部屋を「一発で作る」のはかなり難しいとも思う。一回作ったけど不満がこぼれることは容易に想像出来るからだ。
しかし、大金持ちならば、「ここをこう変えて」と、まるでカルピスの濃度を薄めるが如く容易に変更出来るだろう。
建物ごと作り替えることになろうとも。
てか、、、
今の環境は結構近いのだ。ぶっちゃけ。
3モニターではないし、曲面でも100インチでもないけど、大抵のものは手が届くところにあるし、映画を観るか、デジラマを作るか、ゲームをするかは、一切立ち上がらなくても選択出来る。お菓子やジュースも多少は常備しているし。
つまり、
僕はやはりそれほど「欲しい物がない」と言うことになってしまう。
高性能のヘッドフォンやサラウンドスピーカーがあれば、ゲームや映画の臨場感は上がる。でも、そのためのケーブルや充電の手間と、例えばデジラマ用タブレットやらマウススペースやらメモ用のノートやらの使い勝手が犠牲になっては本末転倒。
不満がないところを強化して、新たな不満を生み出す意味はない。
強いて言えば、自分が楽しめるコンテンツや疑問を、常に提案し、応えてくれるアドバイザーとかが居れば最強だ。
(ゼルダで)コログの里のヒントをスゲェ緩く教えて!
その答えを、過不足無くベストに返してくれるような。
| 固定リンク
コメント