機動戦士ガンダムの話
概ねウィキペを読んでのことなのだけど、改めて掘り下げてみると、知らない事がいっぱい出てきて相当愉快だった。でもその話の前に少しだけ、、、
●機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙
先日ククルスドアンを見て、いくら安彦監督でも、今の時代今の氏の仕事量で作るのは、ぶっちゃけ難しかったのだなぁと痛感する出来だった。
キャラ作画、色指定、モビルスーツの動きや作画、もちろん良い面もあるのだけど、同時に感じたのは、
ホントにドアンがダメなのか?僕の感覚が古くなっていて、そもそも昔のガンダムもダメだったんじゃないのか?
と言う疑問。今改めて見直してみたら、ドアンの方がむしろ優れていると感じるかも知れない、、、と言う事で、
とりあえず後半30分くらいを見返してみた。
ちなみに、ドアンに関しては「数分に一回は飛ばしたくなる」し、キャラ作画では不満9割満足1割。MSシーンは肯定7割否定2割(肯定でも否定でもない1割)、BGMはほぼ受け入れられず、脚本も展開も不満が大半を占めた。特に、
展開の遅さ≒尺の水増しによるテンポの悪さに辟易したのだけど、、、
・・・めぐりあい宇宙、、、、
スゲェ良かった!
まず、
・アムロの顔がいい。色指定と作画に命が宿っていて、震える
・カツレツキッカの作画がいい。情報量が多い3人+フラウボウ、ハロのカットは、作画の大変さがにじみ出る。それなのに凄く丁寧で活き活きと描かれていて、子供特有の動きの派手さや、セリフ、破綻しないデッサンに、思わず笑みがこぼれた
※劇場版IIIは、テレビ放送時、安彦先生が病気で降板していた分、氏が原画をガッツリ描き直していて、それによるクオリティ向上が著しかった側面もある
・音楽もイイ。当たり前だけど初代には初代のBGMが刷り込まれているし、劇場版用の挿入歌も、「接触頻度の上昇に伴う好感度アップ」の法則もあって、凄くしっくり来る
・テンポが素晴らしい。「これ以上長いと飛ばしたくなる」と思ったのは、唯一ホワイトベースが沈む爆発シーンだけ。そこは各員の思い入れ、作品に対する監督の思い入れもあったのか、かなり長めの尺が取られていて、テンポの悪さを感じてしまった。
ただ、昔のアニメや映画は、おしなべてテンポが悪いモノが実は多い。銀河鉄道999や、インディジョーンズと言った大作でさえ、「あ、ここ要らない」と思うことが少なくないのだ。
しかし、ガンダムはもともと長尺のテレビシリーズを劇場版3作に詰め込んだだけあって、無駄なシーン、冗長なカットはほとんどなく、見ていて凄くテンポが良かった。ともすれば「もう少しゆっくりでもいいかも」と思えたほどだったのだけど、
ホントにゆっくりだったら、きっとストレスを感じただろうなとも思う。
※シャアとアムロが生身で戦う辺りとか
・ラストシーンが素晴らしすぎる!素直に感動してしまう。素直に盛り上がってしまう。カツレツキッカの誘導を心待ちにしている自分が居るし、爆風からコアファイターが飛び出し、アムロがランチに向かう時間に「この物語の終わり」をしっかり感じられた。
ドアンの終わりも、物語の終わりとしてはアリだとは思う。でもやはりテレビの1話の終わり以上の重みはなく、全43話のラストは比較対象としてズルいとも思うけど、言ってもドアンだって劇場版だったわけで、主題歌を含めて、
めぐりあい宇宙の方が遙かに素晴らしかったなぁと思った。
余談だけど、直前にセイラさんと井上瑤さんのことを調べていた分だけ、そのセリフや所作に思い入れが増して、いつも以上に楽しめた。特にセイラとアムロの絡みを「実は恋仲」だと思って見ると、
これがなかなかしっくりする。
「僕の好きなフラウ」という言葉が、LOVEではなくLIKEなんだなぁと思ったり、常にセイラの頭にはアムロが居ることを感じたり。
※もちろん兄貴のこともだけど
少し見ただけだけど、めぐりあい宇宙は、今でも★★★★くらいある傑作だったわ。
ただ、同時にもうブライトも、セイラも、スレッガー(見たパートでは既に他界してたけど)も、永井一郎さんも居ないんだなぁとも思った。
それはきっと声優だけじゃなく、俳優だって歌手だって、芸人にだって言えることだと思うけど、
いつかはみんな居なくなる。
でも、それを嘆き悲しむのが正解とは思わない。生きていた証が、こうしてまだ残っていて、
それを見て、ジーンとして、ワクワクして、楽しむことが出来ることを、強く大きく受け止めようと思った。
てか、僕は自分が思っていた以上に、井上セイラさん、鈴置ブライトさんが好きだったんだなぁ。
・・・ちょうどいい長さなので、一旦区切る。続きは明日。
、、、の前に少しだけ蛇足。
さっきセイラとアムロの話を書いたけど、
セイラさんはアムロのどこを好きになったんだろう
一見するとアムロはカンシャク持ちだし、甘ったれに見える。でも、つぶさに見続けていたセイラには、そんなアムロがどんどん成長していく「変化の大きさ」が眩しかったのではないか。
いつまでも過去を引きずる兄と対照的に、アムロはどんどん大人になっていく。最初は年下の子供だったのが、成長し、自分を支えてくれる人になっていく。
ちっとも成長しないキャスバル兄さんとは雲泥の差だわ。
ある意味あの兄に対する負の感情が、アムロへの好感に変換されたのかなと思った。あと単純に、いつも冷静で居続けなければならない縛られた自分や兄とは全然違う、自由に感情を露わにするアムロが魅力的に見えたのかも知れないな。
やはりガンダムは、「アムロの物語」だったと思う。
印象だけで時々「シャアが主役になってる」と勘違いしかねないけど。
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