アイスロード
リーアム・ニーソンのサスペンスアクション。雰囲気的にはディザスターっぽいかなって思ったけど、
残念ガッツリサスペンスアクションだった。
あらすじとしては、
スゲェ寒いところで、炭鉱の崩落事故が発生。30時間以内にその事故現場までパイプを通す?掘削する?「25トンもある機械」を届けなければ、中に閉じこめられた26人は死んでしまう。そして、その機械を届けるには、空路は重すぎてダメ、船は当然間に合わない、と言うことで陸路のトラック輸送に決まるが、季節は4月。真冬の間は厚い氷で安定利用される「アイスロード」は、使用出来ないタイミングだった、、、
的な。
ぶっちゃけリーアム欧は嫌いじゃないけど、正直表情や演技が上手いわけじゃない。むしろ感情に乏しい演技が上手く、長身から繰り出すパンチに説得力がある感じ。てか長身そのものに価値があると言う方がしっくりかも。
※リーアムの身長は193cm
ただ逆光の中に立ってるだけで絵になる
見知った顔では他にローレンス・フィッシュバーンが出て来たくらい?ヒロイン的な立ち位置は、見たことがあるような無いような、、、調べたら無かったって程度。
予告を見た時は結構面白そうだと思ってメモしておいたのだけど、実際見てみたら、、、
まぁヒドイ映画だった。
てかクリス評価は★☆で、モンハンより少し落ちるくらいなのだけど、ツッコミどころが多すぎて、、、
特に、「重複輸送」として3台でどれか1台でも目的地に着けばいい、というプランなのに、
なぜ1台目が水没しようとしてるのを助けようとするのか。そもそも、なんでこんなに3台が連なって走るのか。
「止まっていたら30トンで割れる」と言われる氷の上を、25トンの機械を積んで走る。さらに速すぎると氷に圧が掛かって波打つから、速すぎてもダメ。
ルール的にはちょっと「スピード」みたいで面白いのに、
3台連なってたらそれだけで75トンだろ!
一台を助けるために2台が止まってても許されるんだこのルール、、、
ベキベキと亀裂が走り、割れていく氷、、、に落ちたトラックを引き上げるのに、「その際の氷」は割れないんだ、、
横転したトラックを結構簡単に引き起こせるのもビックリだし、
30時間不眠不休でトラックを走らせるプランがそもそもどうかしてる。
トラックには助手席の他にも人が入るスペースはあるし、「ドライバーを1台に1人にする」意味がわからない。ドライバー候補がひとりしか居ないならいざ知らず、「3人で同じクソ重たい物をそれぞれ運ぶ」計画の不自然さに誰も突っ込まなかったのか。
リーアムのトラックには「ひとりは技術者として」弟が同行するのだけど、他の2台は、責任者的なローレンス・フィッシュバーンがひとりで1台。ヒロインと保険屋が1台。
なぜ保険屋が!?
なぜフィッシュバーンはひとりで?
技術者を連れて行くのはわかる。でも、フィッシュバーンとリーアム翁が交代で運転した方がずっと安全だろ。集中力が無くなるとか体力とかそう言うの考えないでいいんだ、、、。
考えないでいいらしい。なぜなら、プロットではその3台がどうしても必要になっちゃったから。
トレーラー部分とトラック部分を付けたり離したりと言うエピソードがどうしても入れたかったのだろうし、見せるところは、
実は保険屋と掘削会社がグルで仕込んだ悪事
ってところなので、序盤のアイスロード走るとことか、
宣材なだけだから、みたいな。
なんか、ディザスターっぽい映画を期待して見たら、全然違うサスペンスだったクリフハンガーを思い出したり。てかそんな派手な映画でもないけど。
まぁ言っても「不眠不休で30時間走り続ける計画」を3人が普通に実行しようとしてる時点で「お察し」だったのかも知れないけど、
予告だけじゃそれはわからないからな。
とりあえずハッピーエンドにはなるし、それほど飛ばしたいと思ったシーンは無かったし、
悪役であるところの保険屋の演技も悪くなかった。
途中から、こいつをどうやって殺してくれるのかワクワクしてたくらい。
※期待に添えるほどの殺され方じゃなかったけど
まぁ3点を期待して(0点ではないわけだし)、サスペンス濃度が強めのC級アクション映画が観たいなら、借りてきてもいいかも知れない。
※UNEXTにはない
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