スゲェ独り言
「壁に向かって言えよ」と言われそうな、でもまぁほとんど読まれてないので気にせずに書く。
今し方インスタで、「独身社長」がフィギュアの棚を公開してた。何万何十万もするフィギュアが、文字通り所狭しと並ぶガラスケース。全部でいくらくらい掛かったのかと思うと同時に、
ああそう言えば自分も、、、
そう。僕も高価なフィギュアではないけど、
ガシャポンHGを棚いっぱいにディスプレイしてたな、と。
倒れやすいので、足下に「すのこ」を切って両面テープを貼り、手前から奥へ高さを変えてディスプレイ。ガンダム、ウルトラ、ライダー、ダンバインもあったかな。ガメラやゴジラ、思い出せないけど相当集めた。
※今はほとんど価値がないけど
「なんで?」
なんで集めたのか。なんでこの社長は集めているのか。
僕が集め始めたきっかけは、単純にかっこよかったから。でも実際は「かっこよくなくても」コンプのために買ってた物も相当あったし、今思えば、
MSセレクション1の中華パチモン
なんて、「一応コンプ」の為以外の意味なんて全くなかったと思う。実際全くかっこよくなかったし、品質もあんま良くなかったし。
※ただ、シリーズ1作目なので、もしこれが本物であってもクオリティは低かった可能性はある
結局引っ越しの際に「普通の棚」に戻しつつ、プラスチックケースの中に乱雑に押し込んでしまった。
あの社長のフィギュアとか、、、まぁ「愛でる」ことで得られる楽しさがあるのはわからなくもないけど、、、
価値観が以前とはスライドしたってことなのか、、、。
現在僕のPCの上の棚には、KMさんに作ってもらったリントヴルムが飾ってある。ただ、「なぜ飾っているのか」と言えば、
バラして箱に収めるのが面倒だからだ。
一度は完成品を自分の目で見たかったのは事実だし、カズヒコさんが来たときに「凄いね~」と話のタネとして楽しませて貰ったのもホント。でも、そこから先、一体何回愛でたか。
でもそれは「最初からわかっていたこと」。KMさんが「送り返すね」と言って下さった言葉に、素直に「やった!」とか思えない自分が居た。
結局のところ、僕のところに居ても「もったいない」と思ってしまう。
でも人間というのはおかしなもので、同じような経緯で作ってもらったカズヒコさんのPGザクは、カズヒコさんに事実上のプレゼントという形で持って行って貰った。現在は大和珈琲さんの新店にディスプレイされている。
さっきの話なら、「そこで多くの人の目を楽しませる方がもったいなくない」と言う理屈なハズなのに、なんだろ、
手元にない物寂しさをたまに感じたりする。
人間の感情というのは、なかなか思い通りにならないものだなぁと思う。
あれほどニヤニヤしながら見返していたガシャが、プラケースの中で変形したりパーツ紛失したりしていても気にならない。いくら使ったかわからないレゴのことを考える日も極端に減っている。
ドライに優先順位を付けていったとき、デジラマのデータは結構上の方にある。でもそれは「今は」ってだけで、それが未来永劫大事というわけでは絶対ない。
まぁ僕の未来がいつまで続くのかって話は別としても。
・・・
昔作ったプラモが、実家でタバコのヤニまみれになっていたときに、結構愕然とした。あれほどかっこよかったのに、もはやゴミのように汚れてしまった落胆。でも、それを見なければ、知らなければ、落胆もなく、記憶の中でずっと生き続けたかも知れない。
昔買ったプラモやアニメのムック。今でも実家にあるのか、それとも僕のあずかり知らぬ間に捨てられてしまったのか。探しに行って見つからなくて、ガッカリしたものもあるけど、「記憶が呼び覚まされないまま死んでしまう」ものも凄くたくさんある。そう言う意味では、今思い出しただけでもガシャポンは意味があったのかも知れないけど、、、。
今度KMさんにプラモを送る約束をしている。送るのは1万円とか2万円とかのパーフェクトグレード。もう僕が死ぬまでにこれを作ることは無いと思ったから。
てか他のプラモも、正直作る可能性は凄く低い。「作る」と言っても、シナンジュのように塗らずに組むだけでは、
作らない方が良かった
と思うことすらあるくらいだ。「作る」なら、せめて目立つ合わせ目だけでも消して、足の裏もちゃんと塗って作りたい。
そうして作ればそれなりの満足が得られるはずなのだ。
が、同時に「作るためには時間も奪われる」。それもかなりの時間が。さらに塗料や道具でもそれなりにお金を使う。もっともそれに見合う満足が待っていれば何も問題はないし、作ってる時間そのものを楽しめるなら、むしろ「幸せ」なのだけど。
社長のガラスケースに並ぶフィギュア。一番手前のキャラだけじゃなく、たぶん一番奥にひっそり隠れているキャラ一体一体全て「知っていて」「それなりに思い入れがある」に違いない。ただ「買う」だけで、それなりの「満足」や「幸せ」をもたらしてくれたと言う意味では、あの子たちは報われているとも思う。まぁずっとそうなのかはわからないけども。
彼は40歳未婚バツゼロだが、今後結婚して子供を持たないとは言い切れない。顔もいいし、収入もあるし、彼のトークが好きだという女子も居るだろう。もし子供が出来たとき、
あのフィギュア達の輝きは、きっと一気に失われてしまう。それもたぶん未来永劫に。
刹那的な幸せ、娯楽、、、。ある意味ギャンブルに似てるのかも知れない。実像がある違いはあるし、やりようによっては今後多少なりお金に変わる可能性もゼロではないけど。
・・・
僕は自己肯定感が高い。ハゲでデブでブサイクで低収入で清潔感がないけど、それでも他の誰かに強い引け目を感じることは少ない。まぁ相手次第ではあるけど。
そして承認欲求が結構高い。チラシの挨拶文を褒めて貰えると嬉しいし、インスタのフォロワーやいいねを増やすのに躍起になったりもした。だが同時に、
無駄な努力はしたくない。
時間を有効に使いたい。
「有効な使い方」とは何か。たぶん僕の中に「棚のフィギュアを眺める」はない。でも、
コラボしたデジラマを送って、褒めて貰えるコメントを読み返すのは楽しい。
コラボしてくれたフォロワーさんの「上手いプラモ」があってこそ僕のデジラマを褒めて貰える。それは百も承知なのに、やっぱり「凄い」とか「かっこいい!」と言われると、素直に喜んでいる自分が居る。「オマエは漁夫の利だろ」と俯瞰する自分が居る一方で。
ひとりでも楽しめる人間だとは思う。でもどこかで「他の誰かを想定している」。文章を褒められて、デジラマを褒められて、いい気になってる自分。褒めてくれる人が居なかったら、褒められることはない。当たり前。
別にひとりで居るときに「寂しいなぁ」と口に出すことも思うこともない。てか、最後に「寂しい」という気持ちになったのは、
たぶん高校3年のクリスマスイブの日くらいだ。
約束していた友達と連絡が取れなくなって、正直相当絶望した。
※電気を消した部屋で体操座りをしてポエムを詠みたくなるほど
でも逆に言えばそれくらいしかない。19歳でひとり暮らしを始めてからも、特段寂しいと言う気持ちになった記憶がない。まぁ割とゲーセンで友達を見つけたり、「ひとりでも楽しめること」を楽しんでいたからだろうけど。
たぶん僕は、「環境適応能力」「順応能力」が高いのだと思う。
※胃や腸は弱いので、あくまで精神的にだけど
楽しもうと思えば大抵の環境や状況を楽しむことが出来るし、「楽しい部分」を大きく拡大して受け入れることが出来る。それを自己肯定感が高いというのだとも思うけど、その裏には、
楽しくないことを徹底的に軽視する自分が居ることを忘れがちだ。
傷つく生き方を好んでしたい人は少ないだろう。でも、多くの人はそれを避けられず、受け止めながら生きてしまう。
僕は割と違う。
僕はたぶん相当強いのだと思う。そして相当冷たいとも、、、。
プラモをKMさんに送るには、たぶん3000円くらい掛かる。相当大きなダンボールだからだ。でもそこに躊躇いはないし、
入るだけ入れて送るつもりだ。
もしそれをKMさんが作らなくても、たぶん僕は平気。「そう言うこともある」と思うだけで、別に送料を返してくれとも思わない。
先日PS5のSSDを買った。「まぁ大丈夫だろう」とタカをくくってヒートシンク無し版を買ってしまった。でもとりあえず取り付けてみたら、認識しない。17500円くらいしたのに、これで使えないとか、、、
全く凹んでない自分に驚く。
僕は基本貧乏で、月のお小遣いは3万円だ。17500円は決して安くないし、ゲーム2、3本は買える。でも、
その2本がほとんど僕に楽しさを提供してくれなかった事案が直近にある。
※FF16とディアブロ4
SSDを認識しないと言うことは、PS5のストレージが今のまま900GBのままと言うことであり、何か新しいゲームを入れようとするたびに何かを消さなければならない。
がしかし、
僕は今PS5を遊んでない。
ではなぜ「SSDを買ったのか」という話になるのだけど、そこそこ安いなと思ったことと、以前「消すの面倒だな」と思ったことがトリガーで、サイフにそれなりにお金が入っていたことで決断した。
そして認識しなかった。
どうしても遊びたいゲームにストレージを1テラバイト要するから買ったと言うわけじゃない。そのゲームの発売が近々に迫っているわけでもない。
相変わらずPSプラスには再加入してない。
もし初期不良等の理由で返品しなければならないのに、しっかりチェック出来ないことを理由にそれが出来なくなったら嫌だなぁと思い、ヒートシンクを購入。1000円未満だったと思う。
※前述のSSDにはヒートシンク付もあって、それは19500円くらいだったと記憶しているので、実質的な出費は抑えられた。が、取り付けの手間は増えた
そしてそれが届き、そこそこ四苦八苦しながら取り付け。ちなみにスイッチのレバー交換と比べたら全然楽だった。
で、普通に認識した。
※2TBのSSDを増設して、2TBの空き領域が出来たのにはスゲェ違和感があったけど。HDDだと2TBでも実際使えるのは1.7TBくらいじゃない?
そしてPS5の電源を落とし、あまつさえ、ピクミン4をポチった。
念のため言うが、ピクミン4はPS5ではないし、買ったのはパッケージなのでストレージを圧迫したりもしない。まぁスイッチのソフトがPS5のストレージを圧迫するわけもないのだが。
全て無駄遣いなのかも知れない。
SSDもヒートシンクも、ピクミンもFFもディアブロも。
※独身社長のフィギュアが無駄遣いかどうかは本人に訊いてみないとだけど
それだけのお金があれば、たぶん超美味しい焼き肉を食べることも出来るし、相当「いい桃」を買うことも出来るだろう。刹那的ではあるけど、満足感という意味では、そっちのが有意義かも知れない。
が、面倒なのも事実。
結局デジラマを作ってるのは、「面倒じゃないから」なんだろうと思う。スマホで背景を漁り、フォロワーさんの写真をスクショして、PCの前に座ったまま、スマホで「お隣の天使様」の動画を流しつつ、デジラマを作る。
体を起こしてキーボードを叩くことすら面倒でほとんどしない。
座椅子に身を埋めたまま作業の大半は終わる。そして、、、
褒められる。
結構究極のところまで僕は来ているのかも知れない。わかんないけど。
てか長い独り言だなぁ。
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