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2023年9月 4日 (月)

ポケモンカードつれづれに

あまりにも記憶が曖昧なので、果たしてこれが僕が持っていたカードの全てだったのか、とも思うけど、世間では結構ザワついてるみたいなので、この目の前のカードに、何か価値があるものが混ざってないかなぁと夢を見たりする。

結論から言えば、そこまで価値があるカードはたぶん無い。特に初版のポケカがあればいいな、と思っていたのだけど、特にそれっぽいものは無く、
※もしあっても大してニーズの無いカード
※僕が始めたのは、たぶん第三弾が発売された頃なので、自力で購入した物に初版はありえない。ただ、ネットを通じて頻繁に交換していたので、そこでもしかしたら混じったかも、って程度

プロモーションカードも、ぶっちゃけそこまでレア度が高いものも無さそう。てか、例えば手持ちの中では比較的新しい「わるい」シリーズでも、リザードンに1万円近い価値が付くのは、「カードの状態を査定してくれる会社」で、「最高の状態」と判断された場合。結局、スリーブに入れていてもカードは「反る」し、トップローダー※透明なプラスチックケースは、経年劣化でボロボロに変色していたりした。もしカードが入っていたら、その状態も推して知るべしというところだろう。

カードをいくつか見ていると、結構いろんなことが去来する。長男と遊んでいたこととか、金属製のレックウザコインを手に入れたとき嬉しかったな~とか。
※ヤフオクで買ったと思うけど、金額は全く思い出せない

メルカリでは「売れた」というカードにかなりの値段が付いていたりもするけど、果たしてそれがいつ売れたのかはわからない。3年前に「価格のピーク」が来ていたとしたら、今その値段はまぼろしでしかない。今年は2023年だけど、2022年の査定ページや情報は何の意味も成さない。夢を見ることは出来るかもだけど。

逆にヤフオクでは、「旬な価値」がわかる。出品されているのは新しいシリーズのカードが主体で、時折「ポケモンカード引退」というキーワードで、1000枚とか2000枚出品されていた旧裏のがあったけど、それらでも3000円から5000円程度の落札価格。
※出品時からは伸びてたけど

結局今は昔じゃない。カードを買うのにコンビニ巡りをしたりしないし、見つけたら好きなだけ買えるわけでもない。レア度はキラが均等ってわけでもないし、そもそも買って出るカードじゃないカードを「資産」として「売買」してる気配がする。

 強いカードが人気があるわけじゃない。みんなが欲しがるのは、「高いカード」で、それは、たぶん僕が持ってるカードにはない。

なんか世知辛いと思ったわ。

キラキラしたカードはそれだけでワクワクしたし、その中でもカッコイイリザードンが人気が出たのはよくわかる。でも、プレイヤーとして向き合った側面からは、別にオムスターでも価値はあったし、同じカードをデッキに4枚入れられるなら、4枚欲しくなったりもした。

 たぶん今はそんなじゃないんでしょ?

果たしてどれだけの人がルールを理解して「プレイしたことがあるのか」もわからない。僕が知らないだけで、今でも大会とか行われているんだろうか。

・・・そんな過去と現在の乖離にため息を付くことは簡単だけど、僕はため息をほぼ付かない男なのだ。

カードはやっぱりワクワクする。さすがにエネルギーカードとかはどうでもいいけど、キラだけじゃなく、「なみのりピカチュウ」とか、懐かしいな~とシミジミ思えるし、

 ポケモンそのものが大好きだった頃のカードに気持ちが飛ぶ。

遊ぶのでも売るのでもなく、カードの絵柄を見てニヤニヤする。かわいさとか懐かしさとかに気持ちが昂まる。

辛うじてルールは覚えているつもりだけど、昔作ったデッキでそのまま遊ぶことはたぶんもう無いだろうと思う。だったら、一旦全部属性別にして、整頓してもいいかな、とも思う。当時は明確な意思を持って「そう整理していた」はずだけど、今見ると全然根拠がわからない。ただ、

 スゲェeカードリーダーのカードが多かった。

これもよくわからない。そんなにこのシリーズにハマってた記憶はないのだけど。

あと確か残ってたはずの、「剥がしてない次世代ホビーフェアのジャンボカード」もあったはずだけど、全く見つけられなかった。

 もしかしたらもう一箱ある可能性もあるし、

 カビにまみれてる可能性も少なからずある。

スリーブに入れていてもカビはするのだ。どうしても高温多湿の押し入れとかに入れてると。

別にレア度が高いカードじゃなきゃ遊べないわけじゃない。僕が一番最初にポケモンカードを買ったときは、友達と10パックずつくらい買って、二人で「これは強そう?」と絵柄で一喜一憂しながら開封したのを覚えてる。ゼロからの知識でルールを読みながらの初のバトル。

 たぶんいろいろ間違ってたと思う。

 でも楽しかった。

ちなみにそいつももちろん今はポケカをやってないはずだけど、最盛期は自身で交換サイトを作って、かなり手広くカードを集めていたと記憶している。

 まぁ僕もインターネット前夜、ニフティサーブで交換をガンガンしてたけど。

その頃はネットもない=ヤフオクも無いし、カードは知り合いと交換するか、「知らない人と交換するか」しかなかったから、

 いくらの価値があるとか全然無かった。それがよかったとも思う。

ただ、本当に欲しいカードは「ハイレート」で交換したりもしたけど!
※お好きなレア5枚+未開封3パックとか!笑

・・・

たぶん今の子供も、そんなに遊んだりはしないんだろうな、と思う。ネットが身近な世界では、「買ったカードが5000円で売れるかも」という、ある意味宝くじのようなスタンスで楽しんでるのではないかと思う。だから、業者も価格には凄くシビアで、状態に関しての知識や眼力が鍛えられ、求められてるだろうし、お互いの利害が一致しさえすれば、

 そのカードが「見た目にも強さにも一切の魅力がないカード」であっても、たぶん問題はないんだろうと思う。

 そう言うのがおじさんにはちと寂しく感じてしまう。

ポケモンカードは、ある意味面倒なゲームだ。その為の準備も必要だし、何度も何度も連戦するようなゲーム性でもなかったと思う。でも、

 コンピュータゲームにはない「確かな手ざわり」と「魅力」があった。

もっとも、強さを訴求するあまりカードの「存在」「絵のかっこよさ」みたいな部分が「全く見えなくなっていった」のも事実なんだよね。ステータスだけが価値だった頃もあったから。
※その頃からレア度だけに着目してカードを収集してたら、、、って今は未開封のパックに何万円もの価値が付いてる時代。なかなかそんな未来が来るなんて、想像するのも難しかったわな

・・・

もしポケモンカードが発売された直後の過去の自分に声を掛けることが出来たなら、

 未開封パックを大量に、それも湿度や温度に気を付けて厳重に保管しておけ!

と言ったかも。それだけで相当な財産だったと思うし、初版の発売に運良く間に合って、買うことが出来たなら、

 10万円が1000万円に化けたかもだ。

※それ言ったらビットコインとかのが凄いんだろうけどさ

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