ランボーとスカイライン
休日にUNEXTで映画を2本視聴。
もちろんタルいところは飛ばしながら。
そのあとサマータイムレンダを25話一気に視聴。
そう言う休日の使い方は果たしてどうなのか。
●ランボー ラストブラッド
※ネタバレ有りだけど、大した映画じゃないので気にせず読んでいいと思います。どのみちみんな見ないと思うし
初代は映画館に見に行ったけど、それ以降はビデオを借りたりテレビで観たり。ラストブラッドはビックリするほど最近で、2020年公開。その12年ほど前の2008年に「最後の戦場」があったらしいけど、これは見てない。さらに20年遡って1988年に「怒りのアフガン」。その3年前1985年に「怒りの脱出」、さらに3年前の1982年が一作目。
つまり、最初の3作は一気に作られ、そこから大きくインターバルを空けて4作目。さらに12年越しに、今回見た5作目が公開された経緯。なので、
スタローンも超おじいちゃん。
一応エクスペンダブル3や大脱出も見ているけど、それらより年式が新しい、即ち「さらに歳を取っていて」、
寄る年波には勝てない
ことを切なくも如実に感じてしまった。
言い換えれば、「肉体派であった彼」をこの映画で観ることは叶わない。ランボーらしさを出すのに、様々なワナの設置や、弓による攻撃、ナイフも多少扱うものの、特にそれで格闘するわけでもなく、
これ以上はムリ
と言う感じだった。ある意味こないだのインディのハリソンを見るような感じ。ふと思えば、ここまで老いる前に引退したコネリーは、見苦しいところを見せずに一線を退いたんだなぁとも思った。
あらすじとしては、牧場に隠居して姪っ子と一緒に暮らしていたランボーだったが、その姪が父親にどうしても会いたいとメキシコに行き、父親は最低のまま。さらに信じてた友人にまんまと裏切られ、売春宿に売り飛ばされる。
ランボーに「父親も友人も全く変わってない、信用できないぞ!」と口を酸っぱくして言われまくっていたのに。
この辺りは、ちょっと上手いと思った。「あれほど言われたのに」と思うと同時に、「ほらね」「やっぱり」「言わんこっちゃ無い」と溜飲を下げる展開。
ただ、殺すことは無かったとも思うけど。
とりあえずこれが「最終作」という感じを出すために、「後腐れ無くしておく」=「思い残すことは何も無い状態」にするために殺されちゃったんだろうなって感じ。
少なくとも話の流れで「殺されるほど痛めつけられる理由が無かった」ので、むしろその点で違和感がスゲェあった。あとシンプルに、
全くかわいくないのに、「上玉」として扱われる違和感も凄かった。
まぁ並んでる女の子も五十歩百歩だったので、「特別悪い」わけでもなかったけど。
ともかく、そんな魅力のない姪っ子の復讐を誓うランボーなのだけど、何が気に入らないって、
その張本人をコロスシーンがサクッとカットされていること!
そんな手抜きはねぇだろ常考。最終的な相手は、その張本人の兄貴なのだけど、実質兄貴は「元締め」的な立ち位置であって、直接姪っ子に何かをしたわけでもなく、見ているこちらとして、「怒りの矛先を向けにくい」感じだった。
まぁ順番としては、確かに「弟→兄」の順番で成敗した方が自然ではあるけど。
最後大量の悪者達を殺しまくるのだけど、そのほとんどが事前に設置したワナを絡めたもので、
正直滑稽ですらある。
ランボーが掘ったと言う設定の地下道は「特に外部への逃げ道があるわけでもなく」、ワナだらけなのは、ひとりふたり死んだ時点でわかりそうなもの。「やりよう」はいくらでもありそうな中で、どんどん、
まるでレミングスのように
死んでいくのは、ランボーの身体的老化を鑑みてもなお物足りなさが残った。
最終的に「死んでるように見えなくもない」くらいの終わりだったのは、念のため次回作への可能性の芽を摘まないだけの話。そもそも前作が「最後の戦場」というタイトルだったわけで、
このあと続きが公開されても何にも驚きはしないけどね。
クリス評価は★☆ってところ。まぁこの歳ともなれば、パンチひとつ打つのも体に悪影響があるってことなんだろうなぁ。
●スカイライン-逆襲ー
スカイラインシリーズは「征服」「奪還」と来て、これで三作目。一応完結編らしいけど、ぶっちゃけ、
三作のテイストがどれも全然違いすぎて、シリーズ作であり、ストーリーは繋がっているのだけど、「前作を期待して見る」のは全くオススメ出来ない珍しいシリーズ物に。
一作目は、宇宙からのエイリアンが地球に去来し、次々と人間達をさらっていく。怪しい光で吸い寄せられるように屋外に出て行ったり、日中のエイリアン&破壊描写が丁寧で出し惜しみしなかったりと、僕の中ではなかなか評価が高い映画だった。
※つっても当時何点付けたか思い出せないけど
→調べて見たら3点だった。もっと高くてもよかったかな、と今は思う
とにかく、一作目は「クリーチャーホラー」テイストが強く、エイリアンに襲われる映画。最後、「スゲェ続く」終わり方をするものの、ホントに続きが出るかは未知数って感じだった。
二作目は、エイリアンたちに脳を移植され、「見た目エイリアン」みたいな状態になってしまった人間を何とか救おうと「エイリアンの超兵器」とか「超能力」みたいなのを使って戦闘する「アクション物」。舞台は遺跡っぽいところだったり、敵船の中だったり。この時点で随分一作目とは違う温度だなぁと思ったのだけど、
三作目はそこからさらに変化。
僕の見た感想は、「スペースバトルシップヤマト」みたいな感じ。「見た目エイリアン」になってしまった人間たちが、一時は取り戻していた理性を再び失い掛け、攻撃してきた。こうなったら本拠地を叩くしかない!と、
敵の宇宙船を使って敵惑星へ!
途中不時着だとか謎の生物との戦闘だとかもありつつ、最後は「お決まりの悪いヤツが本性を現すパターン」。
ありがち過ぎて失笑してしまう。
SFX関連はそれなりに実績のあるチームの仕事ではあったので、特筆して悪いわけではなかったけど、展開やキャストの魅力という点では、「相当微妙」で、
クリス評価は★かなぁ
って感じに。これと比べると一作目は十分良かったって気になる。つか、一瞬だけ光に吸い寄せられるシーンがあったのだけど、
ソレが無かったら同じシリーズ作品だとは思えないくらい別の映画だったわ。
※エイリアンとアベンジャーズを比べるようなレベル
まぁお金は掛かってるっぽい演出なので、そう言う映画が好きなら見てもいいとは思う。でも無料有料を抜きにしたら、
NOPEのが全然オススメ度は高いな。
※もしくはスカイラインの一作目「征服」
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