SteamとかPSプラスとかを見ながら
知らないタイトルがまぁ多いこと。でもって面白そうなタイトルがまぁ少ないこと。
自分の嗜好がゲームから乖離しつつあることは間違いないので、そうして「離れていく日」が僕にもようやっと来たのかと思いつつ、
今でもみんなゲームを買いまくっているんだろうか。
もちろんゲームの市場はピーク時からはきっと下がってると思う。任天堂のハードソフトはしっかり売れている印象があるけど、本当に開発費を、クリーンかつしっかりと回収して、給料が支払われているゲームがどれほどあるんだろう、とも。
以前のように第一線でゲームハードを含め「抑えていた」頃とは全然違う。3DSやDSを子供の分まで買ったりしないし、早朝3時から並びに行ったりもしない。ピーク時、月に20冊くらい買っていたゲーム雑誌は一冊も買ってないし、
※ファミ通4、ファミマガ4、ヒッポン2、ログイン、コンプティーク、ポプコム、テクノポリス、ベーマガ、ゲーメスト、Beep、○勝PCエンジン2、他にも買ってそう
実働しているゲームハードもスイッチ、PS5のふたつだけ。それも平気で半年くらい放置してたりする。次世代ハードの話も全然知らないし、興味もほぼない。もし出るならスイッチの後継機は欲しいけど、
ゼルダが出るとも思えない。
ゼルダは、概ね「1ハード1作品」のリリースだった。
※例外も多いけど
しかし、先日ティアーズオブザキングダムがリリースされたばかりで、「次世代ハード用のゼルダの新作」がおいそれと作れるとは思えないし、ゼルダが出ないのなら、ロンチでニューハードを買う理由も極めて薄くなる。
まぁ最初が一番買いやすい可能性もあるけど。
※テンションが高いのでどん欲に情報を集めるから
PSPのような携帯ゲームに関しても、今の僕にはほぼ魅力が無くなった。
・老眼が進んでいる
・泊まりで仕入れに行くことが無くなった
・マルチプレイをする相手も居なくなった
まぁ携帯ゲームなんてものは、テレビが使えない時間や場所でもゲームをやりたいという欲求に応えるハードだったわけで、ゲームそのもののプレイ時間が激減している現状、必要性が希薄になるのも自明の理というところ。
あと、シンプルに「スペックの向上」に魅力を感じなくなってきているというのも大きい。
グラフィックだけで言えば、現状スマホのアプリでも相当綺麗だし、逆に言えば「グラフィックじゃない部分」で遊びたいゲームもほとんど無くなった。本音を言えば、「ファミコンレベルのグラフィックのドラクエやゼルダの新作」も十分遊びたかったりはするのだけど、まぁ出ることはあるまい。
・PCエンジンの256色同時表示
・アーケードのスペースハリヤー32000色とムービングシート
・スーファミの32000色と回転拡大縮小
・アーケードのバーチャファイター
・3DSの立体視
・PSVRの仮想空間
家庭用ハードにおけるビジュアルの衝撃を並べてしまえば、ぶっちゃけ以上だ。そしてそれらは全て存在感として現状色あせてしまっている。
また、ゲームハード以外のプレイに影響する「モニターのサイズ」に関しても、現状の「至近距離で50インチ」以上を望む気にもなれてない。昨日少しキャットクエストIIをやったのだけど、「ちょっと画面が大きいかな」とさえ感じたほどだ。
※キャットクエストは特に画面の大きさに対するメリットが少ないタイトルだけど
あと、コントローラに関しても、ファミコン全盛期、スーファミ全盛期と比べ、「ジョイスティックで遊ぶことが最もプレイアビリティを向上させるタイプのゲーム」が減って、同時にその手のゲームを今遊ぼうとすると、「凄く遊びづらい」と感じてしまう。具体的には、シューティングゲームや対戦格闘がそれに当たる。
モニターがCRTから液晶になったことで、応答速度の低下もあるし、
※幾分慣れてしまってはきたけど
その昔アーケード系スティックで遊んだネオジオのパルスターやストII、PCエンジンのR-TYPEのような「一体感」「ストレスの無さ」は、たぶん今はもう味わえなくなっていると思う。てか、
XBOX360用に買ったスティックが、僕が最後に買ったジョイスティック
なのだけど、初期不良を交換して貰ってから結局一度も箱から出してない。
※もしかしたらまた不良の可能性すらある
あれは、一応USB接続だから、SteamやPS5でも「使える可能性がある」と思うのだけど、
結局スティックを置いて遊べるスペースや、ある程度固定出来る台座を準備するのが億劫になっている。
特にR-TYPEファイナル2を遊んだ時、「パッドじゃ全く楽しめないな」って思ったんだよな。
※そもそもこれがデジタルスティックに対応してるのかわからないけど
→アナログ操舵専用かも
・・・
昔のゲームが良かったと言うほど、今遊んでも昔のゲームは楽しめないものが多い。それは、前述のようなインターフェイスや応答速度もあるし、プレイヤー、つまり僕自身の経年劣化による反応速度や持続力、忍耐力の低下もある。あと学習能力の低下も凄くある。
それでも「当時のままで遊べない」のに、「思ったよりつまらない」と言うのも何か悔しい気もする。テレビとハードとソフトとコントローラ。全て当時のものを揃えて遊ぶことは、ハードルは高いけど不可能ではない。
※大きいテレビは不可能だろうけど
そこまでして遊びたいわけでもないのが「終わってる」ということなのかなぁ。
・・・
余談だけど、今って日本の物価が世界に比べて凄く安いって話があるじゃん?タバコはオーストラリアだと1箱5000円とか、ビッグマックがスイスだと1000円以上とか、ハワイ旅行の動画とか見たけど、「マジムリ」ってくらい全てが高かったり。
でも、Steamみたいに海外と日本の価格がある程度均されているサイトを見ると、相対的に「海外勢からはゲームの値段が安く見える」んじゃないかな、と思ったり。ゼルダとか6000円前後だけど、それって結構前からそんなもんだったと思うし、
※実売価格。ファミコン初期が定価3900円~4900円。スーファミピーク時で12000円とか。プレステ初期が5800円。今はそこそこのビッグタイトルで8000-9000円くらい
大して上がってない。
マクドでバーガー2個にナゲット、ポテト、ドリンクで2000円以上と思えば、ゼルダの6000円はメチャクチャ安い気がする。比べる物じゃないかも知れないけど。
※アメリカの場合。幾分想像
日本の給料が安いって言うけど、それ以上に物価が安ければ何にも問題はない。「安くないから問題なんだよ」と言う人の何人が「本当に理解して言ってるか」甚だ怪しいもんだ。まぁ僕も含めてだけど。
配信での販売がメインになって、パッケージや流通コストが実質無くなった。だからメーカーへの利益率は激増していると思える一方で、販売数そのものが激減していたら、実質行って来い。いや、そもそも本当に行って来いなら、
FF16はあんな内容にはならなかったはずだ。
つまり、ゲーム制作に掛けられるコストは、現状かなり減ってきているのは間違いない。流通コストが無くなっても、売れるソフトが「限られるどころかほとんど無くなってる」のでは、今後の見通しは暗いと言わざるを得ない。
それと僕が楽しめないソフトばかりなのとは、無関係じゃないかも知れない。
知らんけど。
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